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今泉 浩文; 伴 康俊; 朝倉 俊英; 森田 泰治
JAEA-Technology 2006-043, 45 Pages, 2006/09
PUREX法による使用済燃料の再処理において、溶解,分離・抽出後に発生した劣化溶媒中のリン酸ジブチル(DBP)・金属イオンを洗浄する手法として、無塩で焼却処分,電気分解が可能なシュウ酸ブチルアミンによる洗浄法の研究を実施してきた。これまで洗浄後の有機相・水相中のリン酸ジブチル(DBP)濃度を、イオンクロマトグラフィにより分析してきたが、DBP分析ピークが小さく、波形へのノイズの悪影響,分析精度・再現性の悪さから、分析作業の信頼性低下をきたしていた。この問題を解決するべく、ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC-MS分析装置と称す)を用いた分析法を検討し、TMS誘導体化処理(シリル化)を施すことによって、高精度でDBPの分析を実施できることを確認した。また、GC-MS分析装置による分析検討の過程で、リン酸トリブチル(TBP)を含む実劣化溶媒中にDBPとともに生成するリン酸モノブチル(MBP)についても、分析中の同一時間軸上に分析に耐えうるピークとして検出されたことから、1サンプルでのTBP中のDBP, MBPの同時分析も可能である見通しを得た。
今泉 浩文; 伴 康俊; 佐藤 真人; 朝倉 俊英; 森田 泰治
JAERI-Research 2005-025, 94 Pages, 2005/09
使用済燃料の再処理において、溶解,分離・抽出後にて発生した劣化溶媒中のリン酸ジブチル(DBP)・金属イオンを洗浄する手法として、無塩で焼却処分,電気分解が可能なシュウ酸ブチルアミンを用いた洗浄試験を実施しその特性を把握した。試験では、模擬劣化溶媒を用いたコールド試験にて、洗浄特性及び洗浄挙動の把握を行い最適洗浄条件を摘出し、その洗浄条件をもとに、実劣化溶媒を用いた連続洗浄試験を実施した。コールド試験では、模擬劣化溶媒として30%TBP/70%nDDに約2000ppmのDBPと金属イオンとしてZrイオンを添加した溶媒を、同容積のpH,濃度を変えたシュウ酸ブチルアミン溶液と混合し、その洗浄効果を確認した。その結果、0.25M濃度でのシュウ酸ブチルアミン(pH2)で金属イオンを、0.25Mシュウ酸ブチルアミン(pH4)でDBPを洗浄する方法がもっとも効果的でありDBP, Zrイオン共約95%の洗浄効果を得られた。この洗浄条件をもとに、実劣化溶媒を使い小型ミキサーセトラを用いた連続洗浄試験を実施し、洗浄特性データを取得した。なお、本研究は、核燃料サイクル開発機構と原研との融合研究「高度化湿式再処理要素技術開発研究」の一環として実施したものである。
朝倉 俊英; 今泉 浩文; 佐々木 祐二; 北辻 章浩; 森田 泰治; 木村 貴海
no journal, ,
ジグリコールアミド溶媒抽出による全TRU分離技術を開発しており、この技術について、使用済FBR燃料再処理等におけるMA回収プロセスへの適用可能性を検討している。Am, Cm, Ln等3価カチオン全体の代表であるNdとSr, Zr, Pdが共存し、HO
及びEDTAを含む1M(mol dm
)硝酸溶液をフィード液とし、0.1Mのtetradodecyl diglycolamide(TDdDGA)/ドデカンを抽出溶媒としてミキサセトラによる多段分離試験を行った。その結果、Ndについては高い抽出率が得られ、また、Srについては高い効率でNdと分離することができた。Zr, Pdは、ほぼ全量が抽出残液に移行したものの、Zrの3%、Pdの0.4%がNd製品へ移行した。