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論文

高耐熱性ハイエントロピー合金の特異な力学特性の起源

都留 智仁; Han, S.*; Chen, Z.*; Lobzenko I.; 乾 晴行*

まてりあ, 63(10), p.695 - 702, 2024/10

BCC相の代表的なハイエントロピー合金であるVNbMoTaWは、第5、第6周期の高融点金属で構成されており、それらの合金系の融点も高いことから高耐熱性(Refractory)ハイエントロピー合金と呼ばれている。VNbMoTaWとともにBCC相の代表的なハイエントロピー合金として知られているTiZrNbTaHfは同じく単相であり、VNbMoTaWに比べて融点は500$$^{circ}$$C低いものの、他のBCC合金に見られない室温以下の低温における優れた延性を示すことが知られている。VNbMoTaWとTiZrNbTaHfの二つの高耐熱性ハイエントロピー合金は、強度以外にもすべり挙動などの異なる特性を示すことが報告されているが、どのような特性が力学特性を支配しているかを理解することが、高温強度に優れかつ低温の延性を持つような高耐熱性合金などの優れた合金設計のためには不可欠である。VNbMoTaWとTiZrNbTaHfはいずれも単相合金であることを考えると、構成元素と転位などの変形の基礎となる特性の関係にその鍵があるはずである。本稿では、この二つの高耐熱性ハイエントロピー合金の力学特性の違いについて、実験、理論、計算機シミュレーションを駆使して、延性と強度を制御する重要な因子について検討した結果を紹介する。

論文

Intrinsic factors responsible for brittle versus ductile nature of refractory high-entropy alloys

都留 智仁; Han, S.*; 松浦 周太郎*; Chen, Z.*; 岸田 恭輔*; Lobzenko, I.; Rao, S.*; Woodward, C.*; George, E.*; 乾 晴行*

Nature Communications (Internet), 15, p.1706_1 - 1706_10, 2024/02

 被引用回数:13 パーセンタイル:98.36(Multidisciplinary Sciences)

耐火ハイエントロピー合金(RHEA)は、超高温用途への応用の可能性から注目されている。しかし、体心立方結晶をもつため面心立方HEAよりも脆く、さらに、主要なNi基超合金やFCC合金系の材料よりも著しく低いクリープ強度を示す。これらの欠点を克服し、RHEAを実用的な構造材料に発展させるためには、強度と延性を制御する要因の基礎的な理解を深める必要がある。本研究では、TiZrHfNbTaとVNbMoTaWという2つのモデルRHEAを調査し、前者は77Kまで塑性圧縮可能であるのに対し、後者は298K以下では圧縮不可能であることを示した。TiZrHfNbTaの六方最密充填(HCP)元素は、すべての構成元素がBCCであるVNbMoTaWと比較して、転位芯エネルギーを下げ、格子歪みを大きくし、せん断弾性率を下げることで、高い延性と相対的に高い降伏強度につながることがわかった。転位芯構造はVNbTaMoWではコンパクトで、TiZrHfNbTaでは拡張しており、2つのRHEAで異なる滑り面が活性化していることがわかった。これらは、いずれもHCP元素の濃度に起因していることが第一原理計算により明らかになった。この結果は、HCP元素とBCC元素の比率に関連した電子構造の変化を利用して、強度、延性、すべり挙動を制御し、より効率的な発電所や輸送のための次世代高温材料を開発できることを実証している。

論文

FCC metal-like deformation behaviour of Ir$$_3$$Nb with the L1$$_2$$ structure

岡本 範彦*; 竹本 昌平*; Chen, Z. M. T.*; 山口 正剛; 乾 晴行*

International Journal of Plasticity, 97, p.145 - 158, 2017/10

 被引用回数:13 パーセンタイル:46.22(Engineering, Mechanical)

The deformation behaviour of Ir$$_3$$Nb with stoichiometric and off-stoichiometric compositions has been investigated as functions of crystal orientation and deformation temperature. The critical resolved shear stress (CRSS) for (111)[$$overline{1}$$01] slip in stoichiometric Ir$$_3$$Nb exhibits a marginal temperature dependence at all temperatures with neither strong negative temperature dependence at low temperatures nor positive (anomalous) temperature dependence at high temperatures. The CRSS for (111)[$$overline{1}$$01] slip exhibits orientation dependence, neither. The [$$overline{1}$$01] dislocation dissociates into the anti-phase boundary (APB)-type scheme and is observed to be smoothly curved on the (111) slip plane at all temperatures, indicating the planar core structure. This is exactly what is known for the perfect dislocation in many pure FCC metals and is the reason for the observed FCC metal-like deformation behaviour of Ir$$_3$$Nb. The absence of yield stress anomaly in Ir$$_3$$Nb is discussed in terms of anisotropy in planar fault energies and elastic constants calculated by first principles calculations and experimentally determined in the present study.

口頭

BCC-MEAモデル合金を用いた第4族元素の力学特性への影響

都留 智仁; Lobzenko, I.; Han, S.*; Chen, Z.*; 岸田 恭輔*; 乾 晴行*

no journal, , 

ハイエントロピー合金(HEA)やゴムメタルなどの高濃度合金系において、強度と延性・靭性を両立した優れた力学機能が発見されており、高濃度の合金元素による優れた特性が注目を集めている。ただし、BCC構造を持つHEAでは、第5$$sim$$6族元素から成るMoNbTaVW合金が延びずに界面で破壊するのに対して、第4$$sim$$5族元素によるTiNbTaZrHf合金は巨大な延びを発現する。このように、合金系によって特性が全く異なるため、高濃度であることに加えて構成元素の役割が重要になる。本研究では、3元系のBCCミディアムエントロピー合金(MEA)モデルに対して、構成元素の力学特性に及ぼす効果を第一原理計算によって検討した。

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