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論文

Irradiation history of Itokawa regolith material deduced from noble gases in the Hayabusa samples

長尾 敬介*; 岡崎 隆司*; 中村 智樹*; 三浦 弥生*; 大澤 崇人; 馬上 謙一*; 松田 伸太郎*; 海老原 充*; Ireland, T.*; 北島 富美雄*; et al.

Science, 333(6046), p.1128 - 1131, 2011/08

 被引用回数:131 パーセンタイル:94.74(Multidisciplinary Sciences)

はやぶさが回収した小惑星イトカワの岩石粒子中の希ガス同位体組成を測定した結果、月試料に匹敵する高い濃度の太陽風起源He, Ne, Arを確認した。これらの希ガス組成は繰り返されたインプランテーションと、イトカワ上のレゴリス粒子同士の摩擦によってHeに富んだリムの除去による選択的Heの損失によって説明可能である。イトカワ上のレゴリスの照射時間はわずか1000万年未満であり、小さな小惑星上の物質が容易に宇宙空間に散逸してしまうことを反映している。

口頭

耐熱FBGによる高温構造物のモニタリングシステムの実装検討

島田 幸洋; 西村 昭彦; 鈴木 宏和*; 石橋 久義*; 川原 啓孝; 伊藤 主税; 青山 卓史

no journal, , 

原子炉の伝熱配管等の高温構造物における経年劣化評価・耐震保全のため、高温耐性のあるfiber Bragg grating(FBG)センサシステムの基盤技術を開発した。今回は高速炉の伝熱配管での使用を想定し、冷却配管材料を試験体として、炭素繊維強化FBGセンサによる接着試験と荷重変形試験を行った。その結果、常陽2次系コールドレグでの使用を想定した400$$^{circ}$$C以下では強化FBGセンサは、昇温速度10$$^{circ}$$C/分という実際の60倍以上の速度においても良好な接着性能が得られた。加えて高温環境下において試験体の荷重変形試験を実施し、強化FBGセンサにより変形量の計測が可能なことを確認した。

口頭

高速炉におけるFBGセンサシステムの実装試験のための性能指針

島田 幸洋; 西村 昭彦; 鈴木 宏和*; 石橋 久義*

no journal, , 

原子炉の冷却系配管における耐震保全・経年劣化診断のため、高温耐性のあるFBGセンサシステムの開発を行っている。これまで超短パルスレーザー微細加工によるFBGセンサの製作と、高速実験炉「常陽」の2次冷却系配管材料のバックアップ試料を用いたセンサシステムの性能評価試験を行ってきた。今回は実際のプラントでの実装試験のために、接着実装に適した形状である炭化ケイ素繊維と光ファイバの複合型センサの製作と性能評価を行った。また、機器の地震動の検出を目標として、加振器による模擬振動試験を行い、感度と周波数応答の評価を行った。

口頭

高速炉での実装を想定した光ファイバセンサシステムの高温耐性試験

島田 幸洋; 西村 昭彦; 鈴木 宏和*; 石橋 久義*; 伊藤 敬輔; 伊藤 主税; 吉田 昌宏

no journal, , 

原子力発電所等の大型プラント機器の耐震保全、経年劣化診断を目的として、超短パルスレーザーを用いた微細加工を基盤とした高温耐性のある光ファイバーブラッググレーティング(FBG)センサシステムの開発を行ってきた。今回は高速炉の2次系冷却配管への実装を想定した、高温での性能評価と配管への実装方法の検討を行った。FBGセンサは高温耐性と設置作業におけるセンサの取扱性を向上させるため、紐状の炭化ケイ素繊維等によってセンサの保護強化を行った。試験材料であるSTPA24鋼は高速炉「常陽」の2次冷却配管と同ロットの試験用試料を使用した。その結果、400度において微小振動と歪の計測に成功した。

口頭

高速炉伝熱管材料を使用した耐熱FBGセンサの実装試験

島田 幸洋; 西村 昭彦; 鈴木 宏和*; 石橋 久義*; 川原 啓孝; 伊藤 主税; 青山 卓史

no journal, , 

原子炉の冷却系配管における耐震保全・経年劣化診断のため、高温耐性のあるFBGセンサシステムの開発を行っている。これまで超短パルスレーザーを用いた微細加工によるFBGセンサの製作と性能評価について報告を行ってきた。今回は原子炉への実装を想定し、リボン形状炭素繊維とFBGセンサの複合化と性能評価について発表を行う。測定対象は高速実験炉「常陽」の2次冷却系配管材料のバックアップ試料を用いた。常温から600$$^{circ}$$Cまでの温度領域において4点曲げ法によるFBGセンサの静的歪測定と振動検出のための高速信号検出ソフトウェアの開発、FBGセンサの接着試験を行った結果、以下の事項を確認した。(1)600$$^{circ}$$Cまでの領域において熱履歴なく温度測定がなされた。(2)600$$^{circ}$$Cまでの領域において、300$$mu$$$$varepsilon$$までの履歴ない歪測定がなされた。(3)地震動を想定した10Hzまでの振動が測定された。(4)FBGセンサ装着のためのアルミナ性接着剤は600$$^{circ}$$Cまで強固な接着耐性が得られたものの施工性には課題を残す。(5)FBGセンサを保護する炭素繊維に関しては高温試験の後では強度低下が発生するこうした結果から耐熱FBGセンサの原子炉での実用化のための今後の課題を明らかにした。

口頭

高速炉の2次冷却系配管材料を使用した耐熱FBGセンサの性能評価と実装試験

島田 幸洋; 米本 幸弘; 西村 昭彦; 鈴木 宏和*; 石橋 久義*; 川原 啓孝; 伊藤 主税; 吉田 昌宏

no journal, , 

われわれは原子炉の冷却系配管における耐震保全・経年劣化診断のため、高温耐性のあるFBGセンサシステムの開発を行っている。これまで超短パルスレーザー微細加工によるFBGセンサの製作と高速実験炉「常陽」の2次冷却系配管材料のバックアップ試料を用いたFBGセンサの性能試験を行ってきた。その結果、室温から600$$^{circ}$$Cにおける温度と歪測定に成功したが、センサと保護材料の長期間の耐性には課題を残した。今回は高温での長期間耐性を向上すべく、炭化ケイ素繊維リボンによる強化FBGセンサの製作を行った。講演では機械特性と高温耐性の評価試験、及び実用のための装着方法について報告する。

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