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J.E.Lovett*; 猪川 浩次; 堤 正順*; 沢畑 稔雄*
JAERI-M 83-160, 84 Pages, 1983/10
TASTEXプロジェクトで開発してきたNear-Real-Time計量管理を基本とする改良保障措置アプローチを開発した。このアプローチの基本的考え方は、使用済燃料受け入れ区域(MBA-1)に対してはクレーン・モニタリング・システムを、プロセス区域(MBA-2)と製品貯蔵区域(MBA-3)に対してはNear-Real-Time計量管理システムを主要手段とする保障措置アプローチを採り、補完的手段としてMBA-2および3に対してはプロセス・モニタリングを採用するというものである。このアプローチは各MBAにおける転用の可能性を検討して、これに対抗するものとして考察された。本研究は、1978年のTASTEXプロジェクト以来続けてきた東海再処理工場の改良保障措置研究の一環であり、本報告書はその成果の一部(第2部は有効性評価 Draft-1)をまとめたものであると共に、改良実施に対する具体的提案となっているものである。
猪川 浩次; 井原 均; 西村 秀夫; 平田 実穂; 桜木 広隆*; 井戸 勝*; 沢畑 稔雄*; 堤 正順*; 岩永 雅之*; 陶山 尚宏*; et al.
JAERI-M 83-158, 263 Pages, 1983/09
TASTEX Task-Fの基本的目的は、near-real-time核物質計量の考え方が小規模ないし中規模の再処理施設に対して適用出来るかどうかを、東海再処理施設をモデル施設として使いながら検討するということであった。1978年から1979年の間は、PNC東海工場のシミュレーション用数学モデルの作成、およびそれを用いた計量管理シミュレーションによる有効性評価研究を実施し、さらに1980年4月からは提唱したNear-Real-Time核物質計量管理モデルの現場試験を実施して、N.R.T.核物質計量が再処理施設に有効に適用しうることを示した。
J.E.Lovett*; 平田 実穂; 猪川 浩次; R.H.Augustson*
JAERI-M 9186, 46 Pages, 1980/11
TASTEXプロジェクトの下に東海再処理施設の保障措置の改善を目指した研究がなされている。本研究はその一環として実施されたもので、動的計量管理の適用の可否、有効性の有無を検討したものである。動的計量管理モデルとしては、転用検知時間の10日に対応して毎週動的実在庫測定を行なうという「10-day-detection-time model」を提案したが、既設のプラントに適用可能なモデルとして施設者側も受け入れられるものとなっている。このモデルを採用した場合、保障措置能力が如何に改善されるか、どれだけ有効かを評価するため、大規模なコンピューター・シミュレーション・システムを開発し、施設におけるプラント運転と計量管理を模擬した。その結果、現在議論されているIAEAクライテリアをほぼ満足することが判った。