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山中 高光*; Rahman, S.*; 中本 有紀*; 服部 高典; Jang, B. G.*; Kim, D. Y.*; Mao, H.-K.*
Journal of Physics and Chemistry of Solids, 167, p.110721_1 - 110721_10, 2022/08
被引用回数:1 パーセンタイル:22.57(Chemistry, Multidisciplinary)高圧下中性子回折実験により、立方晶MnFeO
スピネルと正方晶Mn
FeO
はそれぞれ18GPaと14GPa以上でCaMn
O
型の構造に変化することが分かった。Mn
Fe
O
固溶体の転移圧力はMn含有量の増加とともに低下することがわかった。放射光X線M
ssbauer実験により、スピネル構造の四面体サイト(A)と八面体サイト(B)におけるFe
とFe
分布が圧力によって変化することを明らかにした。MnFe
O
とMn
FeO
は常温ではフェリ磁性体である。CaMn
O
型相は常磁性であった。電気抵抗の温度依存性から、このスピネルはA,Bサイトのカチオン間の電子ホッピングによって電気伝導を起こす半導体であることが示唆された。圧力によってB-B間距離が短くなると、隣接するBカチオン間の電子移動度が大きくなり、伝導が促進される。MnFe
O
のBサイトにおけるFe
とFe
の占有率はMn
FeO
のそれよりもずっと大きいことが明らかになった。CaMn
O
型は金属相である。理論計算の結果、金属的な性質が確認され、Feのd軌道がMnのd軌道に比べて強く適合されていることがわかった。