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廣内 淳; 高原 省五; 駒ヶ峯 弘志*; 加藤 伸之*; 松井 康人*; 米田 稔*
Journal of Radiological Protection, 41(3), p.S139 - S149, 2021/09
被引用回数:2 パーセンタイル:32.89(Environmental Sciences)屋内退避は原子力事故時の放射線被ばくに対する防護対策の一つである。屋内退避の効果は低減係数によって表される。本研究では、低減係数を屋内外の積算放射能濃度比または線量比で定義した。屋内濃度は主に空気交換率,浸透率及び室内沈着率によって支配される。浸透率と室内沈着率は表面材質と隙間材質に依存する。Iと粒子のこれらのパラメータについて実験的に調査した。実験は2軒のアパート及び3軒の戸建て住宅に加えて、実験室のチャンバーで実施した。浸透率は、0.31mの粒子で0.31、Iで0.150.7であり、いずれも空気交換率に依存していた。室内沈着率は、0.31mの粒子で0.0070.2h、Iで0.21.5hであり、いずれも床面材質に依存していた。
廣内 淳; 高原 省五; 駒ヶ峯 弘志*; 宗像 雅広
Proceedings of Asian Symposium on Risk Assessment and Management 2019 (ASRAM 2019) (USB Flash Drive), 7 Pages, 2019/09
屋内退避による内部被ばくの低減効果を高めるための手段の一つとして空気清浄機の稼動が挙げられる。低減効果を最も効果的に高める空気清浄機の稼動方法を検討するために、本研究では、空気清浄機の除去効率を実験的に調査し、その実験結果を用いて低減効果を計算した。その結果、空気清浄機の風量が大きいほど低減効果がより高まることが示された。
廣内 淳; 高原 省五; 駒ヶ峯 弘志*; 宗像 雅広
Proceedings of Asian Symposium on Risk Assessment and Management 2018 (ASRAM 2018) (USB Flash Drive), 8 Pages, 2018/10
屋内退避による内部被ばくの低減効果は多くの因子(自然換気率,沈着率,浸透率)に影響される。それら因子は材質等によって異なるため、国によって屋内退避による低減効果が異なり、欧米で提案された低減効果を他の国に適用できない。そこで本研究では、日本における各因子の値を実験的に求め、その実験的に求めた値を用いて、日本での屋内退避による内部被ばくの低減効果を導出した。
廣内 淳; 高原 省五; 駒ヶ峯 弘志*; 渡邊 正敏*; 宗像 雅広
Proceedings of Asian Symposium on Risk Assessment and Management 2017 (ASRAM 2017) (USB Flash Drive), 11 Pages, 2017/11
屋内退避による内部被ばくの低減効果は多くの因子に影響される。これら因子が低減効果にどの程度の影響を与えるかを把握することは、屋内退避の実効性を効率的に向上させるために特に注目すべき変動因子を明らかにする上で重要である。本研究では、屋内外の放射性物質の交換を模擬したコンパートメントモデルと文献調査によって得られた変動因子の変動幅を用いて低減効果の感度解析を行った。その結果、粒子状物質に対しては浸透率が、ガス状物質に対しては屋内退避時間と自然換気率が大きな感度を持つことが示された。
廣内 淳; 高原 省五; 駒ヶ峯 弘志*; 渡邊 正敏*; 宗像 雅広
no journal, ,
屋内退避による内部被ばくの低減効果は多くの因子に影響される。家屋内への放射性物質の侵入割合(浸透率)は被ばく低減係数に大きな影響を与えるものの、低減効果を評価する目的で日本の代表的な家屋で浸透率を実測した例はない。本研究では、実家屋で室内外のエアロゾル濃度を連続測定し、粒子状物質の家屋内への浸透率を導出した。
廣内 淳; 高原 省五; 駒ヶ峯 弘志*; 宗像 雅広; 木本 成*; 米田 稔*; 松井 康人*
no journal, ,
屋内退避による内部被ばくの低減効果は多くの因子に影響される。家屋内での沈着率は被ばく低減効果に影響を与える因子の一つである。本研究では、環境因子をコントロールできるチャンバーを作成し、被ばく低減効果に影響を与える浸透率、沈着率を導出するとともに、チャンバー内での実験値を実家屋に適用する際の留意点を調査するために実家屋での実験も行っている。本発表では、実家屋で室内外のエアロゾル濃度を連続測定し、家屋内での粒子状物質の沈着率を導出した。導出した沈着率は体積補正をしたチャンバー内での実験値と同様の値であり、チャンバーを用いた実験値を実家屋に適用する際には体積補正をする必要性を示した。
廣内 淳; 駒ヶ峯 弘志*; 高原 省五; 宗像 雅広
no journal, ,
自動車を用いた避難は原子力事故後に実施される防護措置の一つである。自動車を用いた避難時の吸入被ばく低減効果に係るパラメータは屋内退避による吸入被ばく低減効果に係るパラメータと同様である。しかしながら、材質の違いにより沈着率と浸透率が異なる可能性があり、さらに車走行によって換気率が異なる可能性がある。本研究では、実車を用いて吸入被ばくの低減効果評価に必要な換気率、粒子状物質に対する車内での沈着率及び車内への浸透率を実験的に求めた。換気率に関して、外気モードかつエアコンを稼動させた状態では、他の条件(例えば、内気モードかつエアコン稼動)に比べて10倍以上換気率が高くなることが示された。沈着率に関して、0.3mの粒子では0.51.5h程度の値をとることが示された。浸透率は概ね1の値をとることが示された。
廣内 淳; 駒ヶ峯 弘志*; 高原 省五; 宗像 雅広
no journal, ,
マスク等の保護具を着用することにより、放射性物質の吸入による内部被ばくを低減できる。保護具着用による低減効果は、保護具のフィルターによる捕集効率の他に、保護具を通らず直接吸入する割合を表す漏れ率によって決定される。漏れ率は、保護具及びその着用方法によって大きく異なり、一般的なマスクを普段通りに着用した場合、漏れ率が高く低減効果が低いことが報告されている。本研究では、4種のマスクに対して普段通り着用した場合と漏れ率が低くなると予想される着用方法(指定方法)の漏れ率を調査した。その結果、指定方法をとることにより、漏れ率は平均で2040%低くなった。
廣内 淳; 高原 省五; 駒ヶ峯 弘志*; 加藤 伸之*; 松井 康人*; 米田 稔*
no journal, ,
屋内退避は原子力事故時の放射線被ばくに対する防護対策の一つである。屋内退避の効果は低減係数によって表される。本研究では、低減係数を屋内外の積算放射能濃度比または線量比で定義した。屋内濃度は主に空気交換率、浸透率及び室内沈着率によって支配される。浸透率と室内沈着率は表面材質と隙間材質に依存する。Iと粒子のこれらのパラメータについて実験的に調査した。実験は2軒のアパート及び3軒の戸建て住宅に加えて、実験室のチャンバーで実施した。浸透率は、0.31mの粒子で0.31、Iで0.10.6であり、いずれも空気交換率に依存していた。室内沈着率は、0.31mの粒子で0.0070.2h、Iで0.21.5hであり、いずれも床面材質に依存していた。