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市村 真*; 檜垣 浩之*; 柿本 真吾*; 山口 裕資*; 根本 健樹*; 片野 誠*; 小澤 功*; 室 大志*; 石川 正男; 森山 伸一; et al.
Fusion Science and Technology, 51(2T), p.150 - 153, 2007/02
被引用回数:1 パーセンタイル:11.31(Nuclear Science & Technology)磁場によって閉じ込められたプラズマ中では、非熱的エネルギーを持ったイオンの存在により、イオンサイクロトロン周波数帯の揺動が自発的に励起される。GAMMA10においては、磁力線方向と垂直に加熱されたプラズマの温度非等方性に起因するアルベンイオンサイクロトロン(AIC)波動が観測されている。一方、核燃焼プラズマにおいては、局所的なミラー磁場配位に捕捉される高温イオンの存在に起因すると考えられる静電波動の励起やイオンサイクロトロン放射(ICE)が観測されている。これらの不安定揺動を総合的に理解することを目的として実験的観測と波動励起の計算を行った。実験では、JT-60Uに設置されているICRFアンテナをピックアップループとして用い、ICRF領域の揺動の計測とその空間構造の測定を行った。垂直NBIに起因する揺動と核融合反応生成イオンに起因する揺動を観測し、その磁力線方向の波数測定から揺動の分散関係を明らかとした。AIC波動との関連を議論する。
市村 真*; 檜垣 浩之*; 山口 裕資*; 根本 健樹*; 片野 誠*; 茂木 ゆき美*; 小澤 功*; 室 大志*; 石川 正男; 森山 伸一; et al.
no journal, ,
境界条件に強く依存するプラズマ中の固有モード励起に着目して、イオンサイクロトロン周波数帯(ICRF)の波動を用いたプラズマ診断法の確立を目的としている。GAMMA10装置においては、低電力ICRF波動を外部から入射し、プラズマ応答を磁気プローブを用いて観測する能動的診断法の初期的実験結果を報告する。また、JT-60U装置においては、中性粒子入射に起因する高エネルギーイオン、及び、核融合反応イオンに起因するイオンサイクロトロン放射からプラズマパラメタ等を推定する受動的診断法について議論する。
武内 伴照; 澤 隆雄*; 柴垣 太郎*; 小澤 佑介*; 後藤 慎平*
no journal, ,
2次元アレイLEDとカメラを用いたイメージセンサ通信を実施し、原子炉格納容器内の冷却水温度等を監視カメラからリアルタイムに確認するシステムの基本構成を既に確立している。この技術を踏まえ、より一般的な水中環境における適用可能性を求めて、同システムの改良等を進めてきた。まず水の濁り等の影響の理論的な検証を行うため、2次元アレイLEDのカメラ撮影画像を写真処理ソフトを用いて色調を変更、一部を欠損、ボカすなど、意図的に劣化させ、元画像とのパターン認識比較を実施し、素子配置における充填効率と識別精度の関連を検証する等を実施した。結果を踏まえ認識に有利なLED素子の配置をいくつか選択し、RGB混光型白色LED素子を用いたアレイ形式の水中LED照明を複数台製作して水槽や海中で点灯させ、防水処理を施したハイスピードカメラで撮影しながら、その後に撮影動画を処理して情報を取り出し、通信が可能であることを示した。現在、平面マトリックス状に並べた発光素子を、主・補符号のペアで発光輝度を変化させ、素子の輝度を大きさとして画像認識することができる無線伝送システムの試作をしており、カメラ受信側で白飛びしても情報を得ることを可能としており、カメラの露出アンダー・オーバーに強いイメージセンサ通信が実現できる見通しである。