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鈴木 恵理子; 中島 邦久; 逢坂 正彦; 大石 佑治*; 牟田 浩明*; 黒崎 健*
Journal of Nuclear Science and Technology, 57(7), p.852 - 857, 2020/07
被引用回数:1 パーセンタイル:17.77(Nuclear Science & Technology)軽水炉シビアアクシデント時の原子炉構造材へのセシウム(Cs)化学吸着・再蒸発挙動評価に資する熱力学特性データを得るため、化学吸着生成物であるCsSi
O
単体を調製し、1.9-302Kにおける熱容量の測定を行うことで、初めての実測値を得た。また、これより、室温における熱容量
(298.15K)及び標準エントロピー
(298.15K)の実測値を取得し、それぞれ249.4
1.1 J K
mol
、322.1
1.3 J K
mol
であった。さらに、本研究で得られた標準エントロピーと、既往研究で報告されている標準生成エンタルピー
(298.15K)及び高温でのエンタルピー増加
(
)-
(298.15K)を用い、Cs
Si
O
の高温での標準生成ギブスエネルギーを実測値に基づき再評価し、既往文献値の妥当性を確認した。
Mohamad, A.*; 中島 邦久; 鈴木 恵理子; 三輪 周平; 逢坂 正彦; 大石 佑治*; 牟田 浩明*; 黒崎 健*
Proceedings of International Topical Workshop on Fukushima Decommissioning Research (FDR 2019) (Internet), 4 Pages, 2019/05
福島原子力発電所事故では、炉心への海水注入により揮発性のSrClが生成し、不揮発性グループに分類されていたSrが、燃料から放出され、ステンレス鋼やジルカロイ(Zry)のような原子炉構造材と化学反応を引き起こした可能性がある。そして、このような反応は、炉内のSr分布に変化をもたらすと考えられたため、SrとZryとの化学反応に関する実験を行った。その結果、燃料からの放出直後にSr蒸気が化学的にジルカロイ被覆管にトラップされ、デブリの酸化物相中に優先的に保持される可能性のあることが分かった。
高松 佑気*; 石井 大翔*; 大石 佑治*; 牟田 浩明*; 山中 伸介*; 鈴木 恵理子; 中島 邦久; 三輪 周平; 逢坂 正彦; 黒崎 健*
日本原子力学会和文論文誌, 17(3/4), p.106 - 110, 2018/12
揮発性核分裂生成物(FP)であるセシウム(Cs)の燃料中の物理化学状態や燃料からの放出挙動を評価するために必要なCs含有模擬燃料の調製技術を確立することを目的として、放電プラズマ焼結(SPS)法を用いてウランの模擬物質であるセリウム化合物(CeO)にヨウ化セシウム(CsI)を含有させた模擬燃料の作製試験を実施した。SPSの条件を最適化することで、CsIが直径数マイクロメートルの球状析出物としてCeO
母相内に分散する焼結体が得られ、Cs及びIを含有する模擬燃料の調製に成功した。
牟田 浩明*; 西金 遼二*; 安藤 祐介*; 松永 純治*; 坂本 寛*; Harjo, S.; 川崎 卓郎; 大石 佑治*; 黒崎 健*; 山中 伸介*
Journal of Nuclear Materials, 500, p.145 - 152, 2018/03
被引用回数:10 パーセンタイル:74.16(Materials Science, Multidisciplinary)Precipitation of brittle zirconium hydrides deteriorate the fracture toughness of the fuel cladding tubes of light water reactor. In the present study, to elucidate relationship between mechanical properties and microstructure, two -phase zirconium hydrides and one
-phase zirconium hydride were carefully fabricated considering volume changes at the metal-to-hydride transformation. The
-hydride that was fabricated from
-zirconium exhibits numerous inner cracks due to the large volume change. Analyses of the neutron diffraction pattern and electron backscatter diffraction (EBSD) data show that the sample displays significant stacking faults in the
plane and in the pseudo-layered microstructure. On the other hand, the
-hydride sample fabricated from
-zirconium at a higher temperature displays equiaxed grains and no cracks.
田中 康介; 佐藤 勇; 廣沢 孝志; 黒崎 健*; 牟田 浩明*; 山中 伸介*
Journal of Nuclear Science and Technology, 52(10), p.1285 - 1289, 2015/10
被引用回数:2 パーセンタイル:19.3(Nuclear Science & Technology)BaPuAm
)O
を調製し、ペロブスカイト型結晶構造を確認するとともに、音速測定により弾性率及びデバイ温度を求めた。また、熱伝導率を評価し、マトリクスと比較してきわめて小さい値を示すことがわかった。熱伝導率とデバイ温度の関係から、Ba系ペロブスカイト化合物の熱伝導率は原子間結合力の大きさで説明できることを明らかにした。
田中 康介; 徳島 ニ之*; 黒崎 健*; 大石 佑治*; 牟田 浩明*; 山中 伸介*
Journal of Nuclear Materials, 443(1-3), p.218 - 221, 2013/11
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Materials Science, Multidisciplinary)BaUOの単相試料を調製し、熱膨張係数,弾性定数,熱伝導率,デバイ温度を評価した。
田中 康介; 佐藤 勇; 廣沢 孝志; 黒崎 健*; 牟田 浩明*; 山中 伸介*
Journal of Nuclear Materials, 422(1-3), p.163 - 166, 2012/03
被引用回数:8 パーセンタイル:54.86(Materials Science, Multidisciplinary)SrPuOを調製し、結晶構造を確認するとともに、音速測定により弾性率及びデバイ温度を求めた。また、熱伝導率を評価し、マトリクスと比較してきわめて小さい値を示すことがわかった。
田中 康介; 逢坂 正彦; 三輪 周平; 廣沢 孝志; 黒崎 健*; 牟田 浩明*; 宇埜 正美*; 山中 伸介*
Journal of Nuclear Materials, 420(1-3), p.207 - 212, 2012/01
被引用回数:6 パーセンタイル:45.51(Materials Science, Multidisciplinary)模擬低除染酸化物燃料を調製し、相状態評価及び弾性率,融点測定を実施し、低除染酸化物燃料の高燃焼度領域での特性を評価した。
逢坂 正彦; 小無 健司*; 林 博和; Li, D.*; 本間 佳哉*; 山村 朝雄*; 佐藤 勇; 三輪 周平; 関本 俊*; 窪田 卓見*; et al.
Proceedings of International Conference on Toward and Over the Fukushima Daiichi Accident (GLOBAL 2011) (CD-ROM), 5 Pages, 2011/12
将来アクチノイド研究・技術に従事することが期待される若手に向けたJ-ACTINET主催のサマースクールが成功裏に開催された。第1回のサマースクールは2009年8月茨城地区で開催され、2010年8月関西地区での開催が続いた。アクチノイド研究の入門コースとして、大学・大学院学生並びに若手研究者・エンジニアを対象として、実際のアクチノイド体験を主眼とした。34日の短期間のスクールでアクチノイドの体験を行い、アクチノイドへの興味を引き出すために多くの努力が払われた。茨城地区でのサマースクールにおいてはアクチノイド取扱いの模擬体験が、また、関西地区でのサマースクールにおいては実際のアクチノイドを用いた実験が好評を博した。今後J-ACTINETサマースクールを毎年開催していく予定である。
田中 康介; 佐藤 勇; 廣沢 孝志; 黒崎 健*; 牟田 浩明*; 山中 伸介*
Journal of Nuclear Materials, 414(2), p.316 - 319, 2011/07
被引用回数:21 パーセンタイル:83.12(Materials Science, Multidisciplinary)粉末冶金手法によりBaPuOを調製し、熱伝導率を測定した。その結果、これまでに報告されているBaUO
とほぼ同じレベルの熱伝導率を有し、その温度依存性も類似傾向を示すことがわかった。
逢坂 正彦; 三輪 周平; 黒崎 健*; 宇埜 正美*; 山中 伸介*
Journal of Nuclear Materials, 408(3), p.285 - 288, 2011/01
被引用回数:3 パーセンタイル:26.98(Materials Science, Multidisciplinary)Ceの還元挙動の観点から(ThCe
)O
の酸素不定比を調べた。酸素ポテンシャルの関数として、1173, 1273及び1373Kにおいて、熱重量法により酸素不定比を実験的に決定した。(Th
Ce
)O
の等温曲線はアクチノイド/ランタノイド二酸化物のそれと同様の傾向を示した。(Th
Ce
)O
の酸素不定比のCeO
及び(U
Ce
)O
との比較評価等を通じて、Ceの還元挙動は欠陥構造及びその変化との関係性があることがわかった。
田中 康介; 逢坂 正彦; 黒崎 健*; 牟田 浩明*; 宇埜 正美*; 山中 伸介*
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.1215, p.95 - 100, 2010/10
MOX燃料にAm及びFPを添加した模擬低除染MOX試料を従来の粉末冶金技術を用いて調製し、TG-DTAにより酸素ポテンシャルを測定した。その結果、低除染MOX燃料はFPを含まない燃料よりもわずかに酸素ポテンシャルが上昇することがわかった。また、燃焼度の進展とともに酸素ポテンシャルが上昇することを確認した。
徳島 ニ之*; 田中 康介; 黒崎 健*; 儀間 大充*; 牟田 浩明*; 宇埜 正美*; 山中 伸介*
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.1215, p.151 - 156, 2010/10
ホットプレス及び放電プラズマ焼結(SPS)により製造したCsMoO
及びCs
UO
の熱伝導率を測定した。その結果、これらの熱伝導率はUO
及びMOX燃料に比べ低い値となることがわかった。
逢坂 正彦; 田中 康介; 三輪 周平; 黒崎 健*; 宇埜 正美*; 山中 伸介*
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.1215, p.199 - 203, 2010/10
熱重量分析法により1173及び1273Kにおける(ThCe
)O
の酸素ポテンシャルをO/M比の関数として実験的に決定した。(Th
Ce
)O
の酸素ポテンシャルはO/M比が増加するにつれて増大し、O/M=2付近で急激な上昇が見られた。これらの特徴は蛍石構造を有する酸素不定比アクチニド二酸化物に典型的に見られるものであった。(Th
Ce
)O
の酸素ポテンシャルは、Ceの平均価数に対してプロットした場合、同等な値であった。
黒崎 健*; 田中 康介; 逢坂 正彦; 大石 佑治*; 牟田 浩明*; 宇埜 正美*; 山中 伸介*
Proceedings of Joint International Conference of 7th Supercomputing in Nuclear Application and 3rd Monte Carlo (SNA + MC 2010) (USB Flash Drive), 4 Pages, 2010/10
照射中の燃料挙動に重要となる燃料の化学形を熱力学計算と照射後試験により評価した。
安達 淳*; 黒崎 健*; 宇埜 正美*; 山中 伸介*; 高野 公秀; 赤堀 光雄; 湊 和生
Journal of Nuclear Materials, 384(1), p.6 - 11, 2009/01
被引用回数:8 パーセンタイル:50.97(Materials Science, Multidisciplinary)サブマイクロ及びマクロスケールにおける多結晶体ウラン窒化物(UN)のインデンテーション硬度,ビッカース硬度,破壊靭性、及びヤング率をインデンテーション試験,ビッカース硬度試験、及び超音波パルスエコー法により測定した。ヤング率及びビッカース硬度は文献値と良い一致を示した。UNの破壊靭性はUOの約3倍となることがわかった。さらに、UNのインデンテーション硬度に及ぼすインデンテーションサイズの影響を明らかにした。
片山 将仁*; 安達 淳*; 黒崎 健*; 宇埜 正美*; 三輪 周平; 逢坂 正彦; 田中 健哉; 山中 伸介*
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.1043, p.190 - 195, 2008/00
マイナーアクチニド(MA)を0-15%含有する混合酸化物(MOX)燃料(UPu
MA
)O
(x=0, 0.016, 0.03, 0.05, 0.1, 0.15)の分子動力学計算を実施し、格子定数,熱容量及び熱伝導度を評価した。熱伝導度の計算値は、計算した温度・MA組成範囲においてほぼ一定であったことから、15%までのMA添加においてはMOX燃料の熱伝導度はその影響をほとんど受けないことが示された。本研究により、本手法はMA含有MOX燃料の熱物性予測評価に有効であることがわかった。
逢坂 正彦; 安達 淳*; 黒崎 健*; 宇埜 正美*; 山中 伸介*
Journal of Nuclear Science and Technology, 44(12), p.1543 - 1549, 2007/12
被引用回数:10 パーセンタイル:59.52(Nuclear Science & Technology)ガドリニアをドープしたトリアの欠陥構造に関して、分子動力学法を用いて評価を行った。Th, Gd及びOイオンに部分イオン性二体ポテンシャルを用い、パラメータは経験的に決定した。欠陥構造を仮定し、格子定数へ与える影響を評価した。Gd濃度が045%、温度が1200Kまでの分子動力学計算により格子定数の変化を求めた。また1273Kにおける酸素の拡散係数を計算した。計算結果を実験と比較・検討することにより、Gd-酸素空孔-Gd型のクラスターが欠陥構造として最も確からしいことがわかった。
三輪 周平; 逢坂 正彦; 吉持 宏; 田中 健哉; 黒崎 健*; 宇埜 正美*; 山中 伸介*
Journal of Alloys and Compounds, 444-445, p.610 - 613, 2007/10
被引用回数:14 パーセンタイル:62.35(Chemistry, Physical)低除染燃料及びターゲットホスト相の相状態評価に資する基礎的データの取得として、(PuAm
)O
を調製し、O/M比を調整した(Pu
Am
)O
について、XRD及びDTAを用いた熱分析により相状態の実験的評価を行った。
逢坂 正彦; 黒崎 健*; 山中 伸介*
Journal of Nuclear Materials, 362(2-3), p.374 - 382, 2007/05
被引用回数:5 パーセンタイル:38.12(Materials Science, Multidisciplinary)高速炉用高性能核変換形態としてのAm含有ターゲットの新しい概念を提案する。本ターゲットは、高い照射性能を達成するべく設計されている。また、同時に環境負荷低減と資源有効利用の要求をも満たす。ターゲットの形態は(Th, Am)O固溶体と金属Moマトリクスのコンポジットである。高速炉用核変換形態としてさまざまな利点が期待される。とりわけ、Am酸化物添加による高酸素ポテンシャルに起因する問題の克服に焦点があてられた。酸素ポテンシャルは、照射挙動の観点から重要な特性であるが、III価のAmを安定化させるためThO
に固溶させ(Th, Am)O
を形成することにより適当なレベルに抑制されることが期待される。この(Th, Am)O
固溶体形成により、構造的安定性及び熱的特性の向上もまた可能となる。さらに、サポート材Moは、熱伝導度の向上とともに、照射中の酸素ポテンシャル向上に対しての緩衝効果を与える。酸素ポテンシャルは化学熱力学法により評価した。Amの模擬として非放射性物質を使用し、一般的な粉末冶金法を用いた作製試験を実施した。加えて、本ターゲットの注目すべき特徴として、使用済燃料からの回収Moの使用が試みられている。ターゲット装荷高速炉炉心の炉心特性は、回収Moが中性子吸収材であるため本質的な問題であるが、これらもまたAm核変換率等のマスバランス等とともに評価された。