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町 末男
JAERI-M 90-194, 154 Pages, 1990/11
原研は、マレーシア原子力庁、インドネシア原子力庁及び日本原子力産業会議の協力のもとに、電子線の応用に関するワークショップをマレーシア(平成2年7月17日)とインドネシア(平成2年7月20日)とで開催した。本論文集は、これらのワークショップで発表された11の論文を収録したものである。日本における電子加速器の工業利用の動向、高エネルギー電子加速器の最近の進歩の紹介で始まり、マレーシア及びインドネシアにおける電子加速器の応用の可能性が述べられている。日本における電子線応用の実例としては、電線・ケーブルの橋かけとゴムの電子線加工が紹介されている。さらに、シンドネシアにおける低エネルギー電子加速器による放射線硬化に関する現状と問題点が述べられている。また、医療材料の滅菌と食品照射及び農業資源への電子線の応用も紹介されている。
町 末男
JAERI-M 89-228, 412 Pages, 1990/01
平成元年7月に開催された標記シンポジウムで発表された論文をまとめた。主催者及び来賓祝辞、成果総括も掲載されている。主な内容は次のとおりである。1)放射線科硫天然ゴムラテックス(RVNRL)は、柔らかで透明性にすぐれており、細胞毒性が低く、発ガン性物質であるニトロソアミンを含まない。医療用ゴム製品の原料に適している。2)また、硫黄と酸化亜鉛を含まないため、燃焼時に亜硫酸ガスが発生せず、灰も残らない。これを利用して、放射性汚染防護用ゴム手袋が日本で実用化された。3)西独で電子線加硫ラテックスのさまざまな用途が開発されつつある。4)マレイシアでRVNRL専用照射施設の建設が検討されている。5)天然ゴムラテックスを10kGy程度の低い線量で加硫する促進剤が開発された。
宮田 定次郎; 近藤 正樹*; 峰村 隆司*; 新井 英彦; 細野 雅一; 中尾 彰夫*; 清家 康彦*; 徳永 興公; 町 末男
Radiation Physics and Chemistry, 35(113), p.440 - 444, 1990/00
下水放流水の塩素殺菌処理の代替法としての電子線照射法の実用性を評価する目的で、公共下水処理場から入手した放流水を用いて、容量100mlのシャーレによる回分式実験ねおよび小型試験装置による流通式実験を行った。その結果、電子線照射により大腸菌は効果的に殺菌されその効果は放流水のpH、ss、COD、DO及び温度に影響されないことが明らかになった。しかし、殺菌効率は液深の影響を顕著に受け、大腸菌群を99.9%殺菌するのに5.6、及び7mmの液深でそれぞれ0.39、0.40、及び0.44kGyの照射が必要であることがわかった。
日馬 康雄; 岡田 漱平; 伊藤 政幸; 八木 敏明; 吉川 正人; 吉田 健三; 町 末男; 田村 直幸; 川上 和市郎
Radiation Damage to Organic Materials in Nuclear Reactors and Radiation Environments, p.1 - 30, 1989/00
原子力発電所用ケーブルに使用される5種類の絶縁・被覆材料を種々の同時法ならびに遂次法LOCA模擬環境に暴露し、劣化に及ぼすLOCA模擬環境における酸素の影響を検討した。その結果、LOCA模擬環境における酸素は高分子物質の劣化を促進し、架橋より切断を優先させるとともに絶縁抵抗を低下させる原因となる極性物質の生成を促す。実験事実から、LOCA模擬環境に於て劣化に影響を与えると考えられる環境因子は酸素との関連に於て考慮しなければならないことがわかった。
橋本 昭司; 町 末男
日新電機技報, 33(4), p.37 - 42, 1988/10
日本原子力研究所では放射線利用の一環として、下水処理への電子線の利用に関する研究を進めてきている。このレポートは下水2次処理水の殺菌、汚泥脱離液中のCOD低減化、脱水汚泥の殺菌と殺菌された汚泥のコンポスト化による有効利用技術の研究の概要を紹介した。
日馬 康雄; 岡田 漱平; 八木 敏明; 伊藤 政幸; 中瀬 吉昭; 吉川 正人; 田中 進; 川上 和市郎; 吉田 健三; 町 末男; et al.
JAERI-M 88-178, 383 Pages, 1988/09
現行試験法(推奨案)の妥当性の評価に資することを目的として、原子炉用電線に用いられる代表的に被覆・絶縁材のシート状試験並びにケーブルについて、原子炉用電線材料健全性試験装置(SEAMATE-II)を用いて、同時法並びに逐次法LOCA模擬環境下における試験条件が劣化に与える影響を調べた。同時法LOCA模擬環境では空気が存在すると線量率、環境温度が材料の機械的、電気的性質の劣化や吸水膨潤に大きな影響を与え、逐次法の劣化に比べて劣化が大きいこと、過渡温度条件、スプレイ事前劣化条件などは劣化に大きな影響を与えないことを明らかにした。
町 末男; 新井 英彦
ファインケミカル, 7(1), p.14 - 21, 1988/01
電子照射による水処理、特に各種産業廃水処理への適用を念願において、原研における研究の現状と展望について概要をまとめた。即ち、電子照射単独による処理法は、染色廃液の処理に適すること、界面活性剤等の水溶性有機物を含む廃水の処理には照射後に凝集沈澱処理を行う方法が有効なこと、エチレングリコール類のように、活性汚泥法が適用しにくい廃水の処理には、照射後に活性汚泥処理を行う方法が効果があること、また、極低濃まで有機物を除去しようとする場合は、オゾンと照射を併用する方法が有効である。また、電子照射は、殺菌作用をもつので、下水放流水等の殺菌処理に有望である。
町 末男; 橋本 昭司
汚泥研究年報, p.60 - 66, 1988/00
電子線照射時における下水汚泥中の殺菌数ならびに大腸菌群の変化、照射汚泥の最適コンポスト化条件、連続殺菌ならびに連続コンポスト化技術など、これまでに原研で得られている研究成果ならびに今後の課題を要約したものである。
町 末男; 新井 英彦
用水と廃水, 30(10), p.991 - 996, 1988/00
電子ビームによる水処理は、ビームによって水中に生じる反応性の高い活性種を利用して汚濁物を分解除去する方法で、従来の水処理法では処理できない核種の廃水処理への適用が検討されている。この報告は、電子ビームによるこれらの研究の概要をまとめたものである。
荒川 和夫; 中西 博*; 森下 憲雄; 曽田 孝雄*; 早川 直宏; 八木 徹也*; 町 末男
JAERI-M 87-141, 112 Pages, 1987/09
この報告書は庁販潤滑油の耐放射性に関するデータ集である。
徳永 興公; 町 末男
原子力工業, 33(8), p.22 - 26, 1987/00
放射線を用いて環境を浄化する技術の開発は、排煙・廃水の浄化、汚泥の殺菌・コンポスト化など広い範囲にわたって行われており、他の方法にない特長を有する方法が提案されている。
町 末男
日本原子力学会誌, 29(7), p.614 - 620, 1987/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Nuclear Science & Technology)放射線照射の工業利用は約30年前に始まりその後着実に進展し、電線、タイヤ、発砲体、表面加工、熱収縮材料複合材、分離機能膜、医療用具の減菌などの分野では不可欠な技術として定着している。
橋本 昭司; 町 末男
水道公論, 23(9), p.73 - 75, 1987/00
下水汚泥の電子線殺菌とコンポスト化法の概要と特徴、コンポストの肥料効果、実用プラントの概念設計と経済性の予備的評価など、これまで原研で行ってきた汚泥処理に関する研究成果の概要を紹介すると共に今後の課題と計画に述べた。
町 末男; 武久 正昭
原子力工業, 32(11), p.1 - 5, 1986/00
昨年中国の原子力研究所、大学を訪問し、調査した。中国の放射線利用開発の現状について紹介する。主要項目は下記の通り。1.主な研究機関での開発研究と研究施設。2.中国における放射線照射工業利用の進展。(1)高分子材料(2)医療器具滅菌(3)食品照射(4)照射施設
橋本 昭司; 町 末男
水, 29(1), p.25 - 28, 1986/00
原研における汚泥の照射殺菌ならびに照射汚泥のコンポスト化に関するこれまでの研究成果、および、照射・コンポスト化プラントの概念設計結果を要約した。
町 末男
日本原子力学会誌, 28(8), p.731 - 735, 1986/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Nuclear Science & Technology)わが国が行なっている原子力分野でのアジア諸国への協力の現状を紹介する。主要項目は下記の通り。1.開発途上国協力の政策。2.IAEA/RCAに基づく協力。RCAとは。RCA活動とわが国の役割。今後の計画。3.二国間協力。インドネシアとの協力。中国との協力。韓国との協力。マレーシアとの協力。原子力研究交流制度。
中西 博*; 荒川 和夫; 早川 直宏; 町 末男; 八木 徹也*
日本原子力学会誌, 26(8), p.718 - 724, 1984/00
被引用回数:1 パーセンタイル:18.98(Nuclear Science & Technology)市販の芳香族系潤滑油7種(アルキルジフェニルエーテル4種、フェニルシリコーン、およびポリフェニルエーテル2種)について、真空中および酸素中においてCo-r線を照射した。各試料油は線量率1
10
rad/hで室温で3000Mradまで照射した。照射後、潤滑油の一般性状(動粘度、全酸価、引火点、比重、および色)変化を調べた。また、各試料油の照射の初期に生成するラジカルをESRを用いて77°Kで測定した。その結果、%Caが増加すると粘度変化、全酸価、およびラジカルのG値は減少した。芳香族系潤滑油は鉱油系潤滑油にくらべて耐放射線性に優れており、特にm-フェノキシフェノキシジフェニルが最も耐放射線性に優れている。
町 末男
原子力工業, 29(12), p.31 - 37, 1983/00
放射線照射の工業利用の現状と将来について解説した。内容の項目は下記の通りである。1.放射線工業利用の成長、2.見直される放射線プロセスの利点、3.進歩する照射装置、4.伸びている照射製品、5.新しい照射製品、6.環境保全対策への放射線利用、7.食品照射の進展、8.研究開発の状況、9.開発途上国における放射線照射利用の進展
荒川 和夫; 瀬口 忠男; 早川 直宏; 町 末男
Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 21, p.1173 - 1181, 1983/00
ポリエチレンおよびエチレン-プロピレンゴムを用い、放射線酸化反応におよぼす添加剤の効果について、酸素の吸収と発生ガスから調べた。使用した添加剤は酸化防止剤(NBC,Irganox 10 10,およびDPPD)と耐放射線性助剤である。0.5phr程度の酸化防止剤を添加することにより、酸素の吸収量は1/2~1/3に減少した。酸化防止剤は過酸化ラジカルの連鎖反応を抑えている。一方、耐放射線性助剤も効率よく酸化反応を抑えており、ポリマーマトリックスで線のエネルギー移動剤の役割を果している。その結果、ラジカルの生成量を減少させ、酸化反応が抑えられていることを明らかにした。