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勝田 長貴*; 梅村 綾子*; 内藤 さゆり*; 益木 悠馬*; 板山 由依*; 丹羽 正和; 城野 信一*; 吉田 英一*; 川上 紳一*
Spectrochimica Acta, Part B, 210, p.106817_1 - 106817_11, 2023/12
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Spectroscopy)湖成堆積物から過去の気候変動を読み取る上で、蛍光X線分析による化学組成マッピングは非常に有効な分析手法の一つとなっている。ただしその際、粒子径や鉱物組成がX線強度に及ぼす影響、すなわち「不均一効果」の評価が課題となっていた。本研究では、組成既知のいくつかの2種混合粉末試料、およびバイカル湖の湖成堆積物を対象とした走査型X線顕微鏡による分析を行い、X線強度や粒子径などとの関係を検証した。その結果、粒子径が小さい場合において、不均一効果の影響が大きくなることが分かった。
益木 悠馬*; 勝田 長貴*; 丹羽 正和; 由水 千景*; 陀安 一郎*
no journal, ,
本研究では、滋賀県東部姉川上流の河岸段丘のうち、伊吹山の山体崩壊に伴う堰止湖起源の湖成層の堆積環境の検討を行った。安定炭素・窒素・硫黄同位体分析結果から、湖成層の年縞に記録された季節変動に関する情報を得ることができた。
益木 悠馬*; 勝田 長貴*; 丹羽 正和; 内藤 さゆり*; 由水 千景*; 陀安 一郎*
no journal, ,
本研究では、気候・環境変動に関する研究対象としている滋賀県東部姉川上流域の湖成層において見出されたヒ素の濃集の原因を探るため、堆積物の安定炭素・窒素・硫黄同位体比分析と化学組成分析を行った。その結果、ヒ素濃集は伊吹山の山体崩壊に伴う美濃帯堆積岩類からの流出によって生じたと推察されることが分かった。