安定同位体分析による姉川せき止め湖堆積物のヒ素の起源推定

Origin of arsenic in paleo-dammed lake sediments of Ane River, central Japan, inferred from the stable isotope compositions

益木 悠馬*; 勝田 長貴*; 丹羽 正和   ; 内藤 さゆり*; 由水 千景*; 陀安 一郎*

Masuki, Yuma*; Katsuta, Nagayoshi*; Niwa, Masakazu; Naito, Sayuri*; Yoshimizu, Chikage*; Tayasu, Ichiro*

本研究では、気候・環境変動に関する研究対象としている滋賀県東部姉川上流域の湖成層において見出されたヒ素の濃集の原因を探るため、堆積物の安定炭素・窒素・硫黄同位体比分析と化学組成分析を行った。その結果、ヒ素濃集は伊吹山の山体崩壊に伴う美濃帯堆積岩類からの流出によって生じたと推察されることが分かった。

In this presentation, we report origin of high arsenic concentration in paleo-dammed lake sediments in Ane River, central Japan.