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升本 順夫*; 宮澤 康正*; 津旨 大輔*; 坪野 孝樹*; 小林 卓也; 川村 英之; Estournel, C.*; Marsaleix, P.*; Lanerolle, L.*; Mehra, A.*; et al.
Elements, 8(3), p.207 - 212, 2012/06
被引用回数:82 パーセンタイル:92.24(Geochemistry & Geophysics)福島第一原子力発電所から放出されたCsの2011年3月から4月における海洋拡散について、5つのシミュレーション結果とほかの利用可能な情報を用いたレヴューを実施した。シミュレーション結果に関する類似点と相違点について述べた。施設から海洋へ直接放出されたCsの量は1から27PBqの幅があったが、5つのモデルでは2から4PBqの範囲であった。今回比較した5つのシミュレーション結果による表層の濃度分布は、いずれも観測による分布をおおむね再現していた。3月末における福島沿岸域の弱い南下流は初期のCsの南への移行に支配的であった。一方4月末はCsは中規模渦のような構造によって沖合へ輸送された。
宮澤 大輔*; 真田 祐幸; 木山 保*; 杉田 裕; 石島 洋二*
Journal of MMIJ, 127(3), p.132 - 138, 2011/03
間隙弾性論は、岩盤中の空隙が水で飽和された状態において、水の流入・流出が生じた際の岩盤の変形や応力変化を説明する理論であり、岩盤と水の連成現象を表現できる。現在、北海道幌延町で進めている幌延深地層研究所に分布する新第三紀堆積岩は、多孔質・低透水性であり高い飽和度を示す。国内の他の地域に分布する新第三紀堆積岩においても似たような特性を持つ岩盤は少なくない。このような性質を持つ岩盤に構造物を設けると、岩盤内部に存在する多量の水が消散しにくくなるため、岩盤と水の連成現象が生じる可能性があり、間隙弾性論に基づいた評価が構造物の合理的な設計・施工に有効と考えられる。本論文では、間隙弾性パラメータを決定するための室内試験方法の構築と幌延地域に分布する珪質岩の間隙弾性パラメータの決定を行った。1回の三軸圧縮試験で複数の間隙弾性パラメータを効率的に取得できるように試験フローを工夫した。その試験に基づき取得されたパラメータは、既存研究で得られた泥岩等の間隙弾性パラメータと比較的近くおおむね妥当な値が得られたと判断した。
宮澤 忠士*; 浅利 勇紀*; 三好 和義*; 梅野 太輔*; 斎藤 恭一*; 永谷 剛*; 吉川 直人*; 元川 竜平; 小泉 智*
日本海水学会誌, 64(6), p.360 - 365, 2010/12
Cation-exchange membranes containing a sulfonic acid group were prepared by electron-beam-induced graft polymerization of sodiumstyrene sulfonate (SSS) onto a nylon-6 film with a thickness of 25 m. The lamella sizes and lamella-to-lamella intervals of theresultant cation-exchange membranes (SSS membranes) were evaluated by X-ray diffraction (XRD) analysis and small-angle neutron scattering (SANS), respectively. With increasing degrees of grafting, the lamella size decreased, whereas the lamella-to-lamella intervalincreased. This can be explained by that the poly-SSS chain grafted to the periphery of the lamella of nylon 6 partially destroys the lamellaand invades the amorphous domain among the lamella. The SSS membrane with a degree of grafting of 150% exhibited a similarperformance in the electrodialysis of 0.5 M sodium chloride as a current cation-exchange membrane and possessed the lamella sizesand lamella-to-lamella intervals of 7.6 and 13 nm, respectively.
宮澤 大輔*; 木山 保*; 石島 洋二*; 杉田 裕; 真田 祐幸
no journal, ,
日本原子力研究開発機構は、高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発として地下研究施設の建設を伴う調査研究(幌延深地層研究計画)を進めている。地下研究施設周辺に分布する珪質岩は高い間隙率と低い透水性を示すことから、坑道周辺岩盤の水理・力学挙動を検討するうえで、空洞周辺の応力再配分による水-応力連成挙動を表現できる間隙弾性論に基づく検討が有効であると考えられる。そこで、本研究では間隙弾性パラメータを精度よく把握するための室内試験法の確立とパラメータの同定を目的に、幌延地域に分布する珪質岩(声問層・稚内層・稚内層浅部の遷移帯)を用い間隙弾性論に基づいた室内試験を実施した。周変位を拘束させるK圧密試験と段階昇圧を併用させる室内試験により、間隙弾性パラメータを算出する方法を例示した。そして、その室内試験手法を用い、声問層・稚内層・稚内層浅部の遷移帯の特性の異なる3種の岩石の間隙弾性パラメータを同定した。今後、同岩種を用いた室内試験を継続し、データの蓄積を進めていく。
宮澤 大輔*; 木山 保*; 石島 洋二*; 熊倉 聡*; 杉田 裕; 真田 祐幸
no journal, ,
原子力機構は、幌延地圏環境研究所との共同研究として幌延深地層研究センターの地下施設の250m換気側調査坑道において、孔底変形法による初期地圧の計測手法の適用性の確認を行った。本手法を地下のボーリング孔を利用して行うのは初めてであったが、計測のための手順,ボーリング孔の加工,装置の脱着などは順調に行えることを確認できた。一方で、軟弱な声問層と比較して比較的強度のある、また、亀裂の多い特徴を持つ稚内層を対象とした今回の試験では、計測のためのピンを岩盤に適切に設置できないなど、初期地圧を精度よく求めるうえでの課題が明らかとなった。この課題に対しては、解決の方向性を見いだすなど課題解決に向けた検討に着手することができた。