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本田 文弥; 磯崎 航平; 生天目 聖
no journal, ,
管理区域内での作業において空気汚染が発生し、複数人の身体汚染が発生した場合、内部被ばく防止の観点から迅速な除染が必要である。本研究では、従来よりも迅速な新しい除染方法および汚染拡大防止方法として吸引除染等を検討した。
本田 文弥; 磯崎 航平; 生天目 聖
no journal, ,
管理区域内での作業において、粉末状の放射性物質により複数人の身体汚染が発生した場合、従来のテープ固定や水を染みこませた紙製ウエス等での拭き取りによる除染では多大な時間を要するため、内部被ばくのリスクが高まる。特に凹凸がある顔周辺の狭隘部(マスク面体顔部,耳介等)や頭髪は、拭き取りしづらく、放射性物質の付着時間が長いと内部被ばくのリスクが高まるため迅速に除染することが必要である。本研究では、従来よりも迅速かつ効果的な除染のためクリーンルーム用掃除機を用いて吸引除染を試みた。吸引除染では、効果的な除染のために吸引部(ノズル)を除染対象の部位ごとに使い分けた。試験の結果、吸引除染は拭き取り除染よりも効果的であり、除染効果(除去率)は70%以上あることが分かった。
高田 千恵; 渡邊 裕貴; 横山 裕也; 山際 彩織; 奥山 駿; 生天目 聖; 西村 周作
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一般に、外部被ばくも内部被ばくも被ばく線量が同じであれば人体への影響は同等と考えることができるが、線量を低減させるための措置は両者で大きく異なり、内部被ばくには医療措置により将来の被ばく量を低減させる(本発表ではこれを「医療介入」とよぶ)ことができうるという特徴がある。この医療介入には、薬剤(放射性ヨウ素に対する安定ヨウ素剤、放射性セシウム・タリウムに対するプルシアンブルー、プルトニウム等に対するキレート剤等)の投与、肺等の臓器や創傷皮膚の洗浄(除染)等があるが、方法の選択、実施の可否・是非は、対象者の容態、摂取された放射性同位元素の種類・量等を総合的に勘案して決定・判断される必要がある。しかし、内部被ばくは発生頻度が極めて低いこともあり、医療従事者のなかで共通に認識された判断めやす等はない。また被ばくに関する情報は事業者側から提供される必要があるが、内部被ばくの評価は非常に難易度が高く、情報提供のタイミングや情報の精度に係る実態は、必ずしも医療側のニーズ・認識どおりではない。原子力施設やRI施設では、線源の閉じ込め及び防護衣・呼吸保護具等の装備により、作業者の内部被ばくの防止を図っているが、特に施設の廃止措置においては「閉じ込め」を開放しながら進める必要があり、発生リスクが高まることは明白である。さらに事故後の福島第一原子力発電所では、取り扱う放射性物質の核種組成や濃度、管理対象となる作業の状況・従事者数等が国内外の既存施設とは大きく異なっており、複雑かつ高難度の対応が求められる事象が発生する可能性は高い。われわれはこのような状況を受け、内部被ばく事象が発生した際、事業者(現場監督者や放射線管理要員を含む)・医療従事者がそれぞれの立場で適切に対応するために共通的に使用する管理システムの開発に着手した。本発表では、この検討のモチベーション,体制,目指すゴールを紹介する。(「廃炉・汚染水対策事業費補助金(安全システムの開発(被ばく線量評価のための分析手法の技術開発))」に係る補助事業にて実施)
藤澤 真; 沼田 佑介; 生天目 聖; 塩谷 聡; 吉田 忠義
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身体汚染が発生した際、一般的にアルコールティッシュによる拭き取りや市販洗浄剤などを用いた除染方法が経験的に組み合わされてきたが、洗浄分野の技術進歩を取り入れた体系的検討は十分でない。これまで市販洗浄剤やナノバブル技術を用いたシャワーについて、模擬汚染試験や豚皮を用いた試験により適用性を評価してきたが、実際の汚染現場との相違や試料表面状態の個体差による除染率のばらつきなどが課題として明らかとなった。本研究では、汚染性状に適した除染方法および除染剤の選定を可能とする効果検証方法の確立を目的とし、東京電力福島第一発電所(1F)現場における汚染性状の聞取調査や除染メカニズムに関する文献調査を実施した。調査の結果、汚染性状に応じた除染方法を整理し、さらに1FのALPS設備における身体汚染発生に着目して、Cs-137およびSr-90/Y-90に対する汚染性状ごとの除染方法を整理することができた。
沼田 佑介; 藤澤 真; 生天目 聖; 塩谷 聡; 吉田 忠義
no journal, ,
現代の除染技術の進歩を踏まえると、将来的に高い除染効果が得られる洗浄剤が開発される可能性も考えられるが、それらの除染効果を適宜選定していくための試験方法は確立されていない。本研究では、文献調査より得られた除染技術に関する知見を基に、除染率評価における試験方法の課題について整理し、微粒子可視化システムやRI溶液等を用いた実験的検証により、洗浄剤選定に係る試験方法の標準化並びに除染メカニズムを踏まえた除染方法、洗浄剤の検討を行った。その結果、標準化に係る試験や文献調査に基づいた身体汚染における効果的な除染試験等を通して、身体汚染における汚染性状に適した除染方法及び洗浄剤を選定するための効果検証方法を整理した。