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加美山 隆*; 関 直樹*; 岩佐 浩克*; 内田 努*; 海老沼 孝郎*; 成田 英夫*; 井川 直樹; 石井 慶信; Bennington, S. M.*; 鬼柳 善明*
Physica B; Condensed Matter, 385-386(1), p.202 - 204, 2006/11
被引用回数:7 パーセンタイル:35.12(Physics, Condensed Matter)メタンハイドレートの中性子非弾性散乱実験を行い、メタンハイドレートホストネットワーク中に内包されるメタン分子の挙動を解析した。その結果、メタンハイドレートに内包されているメタンは自由回転運動をしてるが、そのほかに10meV以下のエネルギー範囲に自由回転運動以外に起因する散乱ピークが観察された。これらのピークはメタンハイドレートの2種類のカゴ中でのメタンの局所的並進運動によるものであることを明らかにした。
浅見 哲夫; 成田 孟
JAERI-M 84-052, 236 Pages, 1984/03
JENDL-2に収納されている89核種の中性子断面積の評価データのグラフを集録してある。各核種毎に、全断面積、弾性散乱・中性子捕獲・核分裂・非弾性散乱・しきい核反応断面積の評価データがそれぞれ1枚のプロント図に示してある。
五十嵐 信一; 浅見 哲夫; 菊池 康之; 中川 庸雄; 成田 孟; 柴田 恵一
日本原子力学会誌, 26(3), p.191 - 198, 1984/00
被引用回数:3 パーセンタイル:38.16(Nuclear Science & Technology)日本の評価ずみ核データライブラリーの第2版、JENDL-2が完成し、昭和57年末に公開した。JENDL-2は高速炉、熱中性子炉、遮蔽、核融合炉等への適用を目的とし、シグマ研究委員会及び原子核データセンターのメンバーが協力して作りあげたわが国独自の評価ずみ核データライブラリーである。この解説では、核データ評価の例と、JENDL-2を用いて行った種々のベンチマークテストについて紹介すると共に、JENDL-2利用の際に注意すべき点を記し、利用者への便を図る。
柴田 恵一; 成田 孟; 五十嵐 信一
JAERI-M 83-006, 45 Pages, 1983/02
Hの中性子核データを10eVから20MeVの中性子エネルギーにわたって評価した。評価した量は全断面積、弾性散乱断面積、中性子捕獲断面積、(n、2n)反応断面積、弾性散乱角度分布および(n、2n)反応二重微分断面積である。弾性散乱角度分布および(n、2n)反応からの放出中性子スペクトルはFaddeev方程式にもとづいて計算された。評価すみデータはENDF/Bフォーマットでファイル化されており、日本の評価ずみ核データライブラリーの第2版、JENDL-2に格納される。
長谷川 明; 成田 孟
JAERI-M 82-128, 46 Pages, 1982/09
現在、核データのコミュニティーで広く使用されているエネルギー依存断面積計算コード、RESEND,RESENDD,RECENTの相互比較を行った。共通入力データ・ファイルとしては、ENDF/B-Vのドジメトリーー・ファイル(Vol531)が選ばれた。0Kの温度に対してPoint-Wise断面積が計算され、相互比較をやりやすくする為に620群のSAND-II群構造に縮約された。その結果RESEND、RESENDD、RECENT各コードの問題点が明らかにされた。本作業は、IAEAのDr.Cullenによって組織されたエネルギー依存断面積計算コードのベンチマークテストの一環として行なわれた。
菊池 康之; 成田 孟; 高野 秀機
Journal of Nuclear Science and Technology, 17(7), p.567 - 570, 1980/00
被引用回数:15 パーセンタイル:93.7(Nuclear Science & Technology)JENDL-2の編集作業は現在も進行中であるが、動燃事業団におけるJUPITER計画の解析に使用するため、特に優先度の高い8核種の評価は1979年11月に完了した。それを用いて炉定数を作成し、高速炉体系に対してベンチマークテストを行った。その結果、keff、中心反応率比、中心反応度価値、ドップラー係数に対して満足すべき予測精度を得た。しいて問題点を挙げるならBの反応度価値をやや過小評価する事であろう。このテストの結果JENDL-2は限定公開され、現在JUPITER解析に用いられている。そこでこのテストの結果を早期に公表する事が望まれ、ここにショートノートとして投稿する。
五十嵐 信一; 中川 庸雄; 菊池 康之; 浅見 哲夫; 成田 孟
JAERI 1261, 206 Pages, 1979/03
シグマ委員会および核データセンターの最重要成果の1つとして、日本の評価ずみ核データライブラリーの第1版、JENDL-1を編集した。JENDL-1には高速炉の研究に必要な核種を主体として、72核種の評価ずみ核データが収納されている。この報告書には核分裂生成物核種のデータを除き、JENDL-1収納されている、核種のデータについての記録が述べられてある。JENDL-1にはシグマ委員会ワーキンググループの仕事や国内で行われた核データ評価の結果が採用されているが、編集に際しては更に適切な評価ずみデータがないかどうか、データの選択、評価方法、結果の一貫性などが検討され、必要な場合には再評価、再計算が行われた。JENDL-1積分を確かめたうえ、1977年秋に完全公開した。
成田 孟; 金森 善彦; 中川 庸雄; 山越 寿夫*
JAERI-M 5769, 24 Pages, 1974/07
このコードは、特定の核種の特定の核データ(各種の中性子断面積および中性子散乱角度分布など)について異なる実験データおよび評価ずみデータを相互比較するために、実験データライブラリーNESTORと3種の評価ずみデータライブラリーENDF/B、UKNDLおよびKEDAKのデータを同軸座標上に同一スケールでプロットすることを目的として作成した。より一般的に言えば、上記4種のライブラリーの、いずれかのフォーマットで書かれた、任意のデータの作図に、このコードを利用することが出来る。このコードは、シグマ研究委員会、核データ専門部会の核データ検索システム・ワーキンググループの作業の一環として、作成したものである。
関 直樹*; 加美山 隆*; 鬼柳 善明*; 岩佐 浩克*; 平賀 富士夫*; 内田 努*; 井川 直樹; 山内 宏樹; 石井 慶信; 海老沼 孝郎*; et al.
no journal, ,
メタンハイドレートの中性子非弾性散乱実験を行い、メタンハイドレート内原子・分子の動的構造を解析した。その結果、メタンハイドレートに内包されているメタン分子の自由回転運動モードのほかに4.0meV, 5.2meV及び7.8meVのエネルギーにピークを持ち、これらは各々、メタンの分子のラージケージ内でのx,y方向,z方向、及びスモールケージ内でのx,y,z方向の並進運動モードであることを明らかにした。