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石井 克典; 瀬川 智臣; 川口 浩一; 仁科 匡弘; 牧野 崇義; 名取 ゆり*
no journal, ,
原子力機構は簡素化MOXペレット製造法の開発を実施している。本プロセスでは、水をバインダに用いた攪拌造粒法によりMOX粉末の流動性の改良を行っている。高速攪拌造粒法は、湿式臨界管理が適用されるため製造能力が低いという課題がある。核融合炉のトリチウム増殖LiOブランケット球のための新しい造粒法として、シンプルな添加剤フリーの乾式造粒法が最近提案されている。本研究では、この新しい造粒手法のMOX粉末への適用性を検討するための試験結果について報告する。
瀬川 智臣; 川口 浩一; 石井 克典; 仁科 匡弘; 牧野 崇義; 名取 ゆり*; 池本 憲弘*; 米原 和男*; 蓼沼 克嘉*
no journal, ,
原子力機構では簡素化MOXペレット製造法の研究開発を進めている。本プロセスでは、水をバインダに用いた転動造粒法によりMOX粉末の流動性の改良を行っている。しかしながら、転動造粒法では、湿式臨界管理下における製造能力の向上が課題となる。近年、核融合炉のトリチウム増殖LiOブランケット球の製造のための新規の造粒法として、添加剤フリー乾式造粒法が提案されている。本研究では、本手法のMOX燃料製造工程への適用性を確認するため、機械化に向けた基礎試験として、外力付加が造粒性に及ぼす影響についてMOX粉末の模擬物質としてCeO粉末を用いて確認・評価を行った。試験の結果、垂直振動の外力を付加することにより、良好な造粒性が得られることが確認でき、乾式造粒プロセスの機械化の見通しを得ることができた。
瀬川 智臣; 川口 浩一; 石井 克典; 仁科 匡弘; 牧野 崇義; 飯村 健次*; 佐藤根 大士*; 鈴木 道隆*; 名取 ゆり*
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原子力機構では、簡素化ペレット法燃料製造技術開発を進めている。本工程では、MOX原料粉末の流動性を転動造粒法により改善し、ダイ潤滑成型法によりMOX造粒粉末を直接グリーンペレットに成型する。高密度のグリーンペレットを製造するためには、均一圧縮が重要であるが、直接圧縮挙動を観察することは困難であるため、X線コンピュータ断層撮影法とX線透過性の高いアルミナ粉末を用いて圧縮挙動を評価した。本試験の結果、ダイ潤滑成型は、無潤滑成型に比べて粒子の破壊が底部まで拡大することが確認でき、ダイ潤滑成型法は造粒粉末の均一圧縮に有効であることが明らかになった。
青木 涼太; 佐藤 哲也; 内馬場 優太; 宮地 優太*; Gong, G.; 名取 日菜*; 伊藤 由太; 浅井 雅人; 塚田 和明; 永目 諭一郎*
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原子番号が100を超える超重元素のイオンビームを物理・化学研究に応用するため、短寿命単一原子に適用可能な新しいイオン源としてEBGP(Electron Beam Generated Plasma)イオン源を構築した。本EBGPイオン源を、オンライン同位体分離器(Isotope Separator On-Line: ISOL)用に装着し、各種貴ガスを用いて、イオンビーム生成条件の探索を行った結果、イオン源が安定して動作することを確認するとともに、イオンビームが生成できることを確かめた。
内馬場 優太; 伊藤 由太; 佐藤 哲也; 青木 涼太; 浅井 雅人; Gong, G.; 宮地 優太*; 永目 諭一郎*; 名取 日菜*; 塚田 和明
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原子番号が104以上である超重核の精密質量測定を見据え、崩壊分光による測定対象イオンの事前同定や崩壊情報との相関による質量決定の確度向上を目的としたイオントラップの開発を進めている。トラップされた不安定核イオンからの放射線を大立体角で捉えるために、一般的な円形電極とは異なり薄い板状のベーン電極を用いたベーン電極型イオントラップを開発した。性能の指標として、トラップ寿命や蓄積電荷量について円形電極型イオントラップと比較し評価を行った。
佐藤 哲也; 青木 涼太; 宮地 優太*; 浅井 雅人; 伊藤 由太; 内馬場 優太; Gong, G.; 名取 日菜*; 塚田 和明; 永目 諭一郎*
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極限重元素核科学研究グループでは、迅速化学実験への超重元素イオンビームの応用を目的に、ガスジェット結合型EBGP(Electron Beam Generated Plasma)イオン源の開発を進めている。EBGPイオン源では、電子衝撃によって対象原子・分子のイオン化をおこなうため、多様な元素のイオンビーム生成が期待できる。種々の希ガス安定同位体を用いてイオンビーム強度を調べたところ、原子番号の増加に伴ってビーム強度が増大することを確認した。得られたイオン源安定動作条件下で、Cf自発核分裂生成核種を用いて様々な短寿命核種のイオン化を試みたので報告する。
浅井 雅人; 塚田 和明; 佐藤 哲也; 伊藤 由太; 西尾 勝久; 牧井 宏之; 廣瀬 健太郎; Orlandi, R.; 洲嵜 ふみ; 青木 涼太; et al.
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中性子過剰重アクチノイド核の核分裂では、核分裂片の質量分布が通常のアクチノイド核とは大きく異なる極めて特異な分布を示す。本研究ではこれらの中性子過剰重アクチノイド核を、短半減期かつ稀少な同位体であるEsにJAEAタンデム加速器からの重イオンビームを照射して多核子移行反応によって合成し、オンライン同位体分離装置ISOLを用いて同位体分離することに成功した。同位体分離したFm, Fm, Md, Lrの自発核分裂片の質量分布と全運動エネルギー分布を精度良く測定することで、この領域で見られる特異な核分裂機構の解明に重要な貴重なデータを得ることができた。
内馬場 優太; 伊藤 由太; 佐藤 哲也; 青木 涼太; 浅井 雅人; Gong, G.; 塚田 和明; 名取 日菜; 宮地 優太; 永目 諭一郎*
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イオントラップされたRIイオンの崩壊分光による核種同定や崩壊相関を組み合わせた精密質量測定を目的として、大立体角での放射線及び崩壊反跳イオン検出が可能な特殊な電極構造を持つポールトラップを開発した。トラップ内に保持した不安定核イオンの崩壊に伴う放射線と反跳イオンの相関測定に向け、高周波電極至近における半導体検出器の動作試験とRaイオンを用いたin-trap崩壊測定の実証を行った。
内馬場 優太; 伊藤 由太; 佐藤 哲也; 青木 涼太; 浅井 雅人; Gong, G.; 塚田 和明; 名取 日菜; 宮地 優太; 永目 諭一郎*
no journal, ,
イオントラップされたRIイオンの崩壊分光による核種同定や崩壊相関を組み合わせた精密質量測定を目的として、大立体角での放射線及び崩壊反跳イオン検出が可能な特殊な電極構造を持つポールトラップを開発した。トラップ内に保持した不安定核イオンの崩壊に伴う放射線と反跳イオンの相関測定に向け、高周波電極至近における半導体検出器の動作試験とRaイオンを用いたin-trap崩壊測定の実証を行った。
名取 日菜; 佐藤 哲也; 浅井 雅人; 伊藤 由太; 内馬場 優太; Gong, G.; 塚田 和明; 宮地 優太; 永目 諭一郎*
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106番元素シーボーギウム(Sg)の化学的性質の解明を目的に、オフライン等温ガスクロマトグラフ装置を構築した。Sgのモデル実験として、本装置を用いてCfの自発核分裂で生成する短寿命Mo同位体を対象に揮発性オキシ塩化物の気相化学実験をおこない、Sg同族元素Moの吸着エンタルピーを測定した。得られた値は対象となる揮発性化合物の昇華エンタルピーからの推定値と一致した。