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田村 和久; 大古 善久*; 河村 博行; 吉川 英樹*; 立間 徹*; 藤嶋 昭*; 水木 純一郎
Electrochimica Acta, 52(24), p.6938 - 6942, 2007/08
被引用回数:26 パーセンタイル:48.64(Electrochemistry)バンドギャップエネルギーよりも数桁大きなエネルギーを持つX線をTiO及びSrTiOに照射した場合でもUV照射と同じ光電気化学反応が起きるかどうかについて検討した。その結果、TiO, SrTiOどちらの場合でもX線照射時に、UV照射時と同じく光電流・光電位・電気化学的酸化反応が確認された。また、X線照射時のIPCEが非常に高いことも明らかにした。
田村 和久; 大古 善久*; 立間 徹*; 水木 純一郎
no journal, ,
X線照射下におけるTiOの光電気化学測定を行った。その結果、X線照射下で光電流と光電位が観測され、X線照射により光触媒反応が起きていることが明らかになった。アクションスペクトルについても測定し、光電流及び光電位のプロファイルがXANESスペクトルと一致した。さらに量子効率も400%と非常に高いことがわかった。これらの結果から、X線照射下での光触媒反応には内殻励起過程がかかわっていることが明らかになった。
田村 和久; 大古 善久*; 松沢 貞夫*; 水木 純一郎
no journal, ,
原子力発電から排出される高レベル放射性廃棄物は、地層処分される前、冷却のため3050年間程度貯蔵施設で保管される。高レベル放射性廃棄物からは、大量の熱と放射線が放出されるが、これらの大量の光・熱エネルギーを電気(化学)エネルギーに変換することができれば、高レベル放射性廃棄物を新たなエネルギー資源として再利用することが可能になる。われわれは、光エネルギーを電気(化学)エネルギーに変換可能なデバイスである半導体に着目し、高レベル放射性廃棄物の再資源化について検討してきた。特に、取り出すことができるエネルギーが大きくかつ、化学的に非常に安定である酸化チタンに注目し、光触媒を利用した放射線の電気(化学)エネルギーへの変換の可能性を探求してきた。本研究では、酸化チタン及びチタン酸ストロンチウムにX線を照射したときの光電気化学特性について報告する。