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久保田 正人; 櫻井 岳暁*; 宮寺 哲彦*; 中尾 裕則*; 杉田 武*; 吉田 郵司*
Journal of Applied Physics, 120(16), p.165501_1 - 165501_5, 2016/10
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Applied)有機薄膜太陽電池を高効率化するためには、適切なドメイン構造形成、並びにその物性評価が重要である。2成分有機分子凝集系の有機太陽電池薄膜で見られる構造や電子状態の特徴を捉えるために、成膜過程に用いる溶媒を変えた試料の放射光実験を行った。ドメインが成長し、分子自体の配向度が高い方が機能性が高いという特徴があることを明らかにした。
中野 隆史*; 荒川 和夫; 桜井 英幸*; 長谷川 正俊*; 湯浅 和久*; 斎藤 悦子*; 高木 均*; 長嶺 竹明*; 草壁 孝彦*; 高田 久嗣*; et al.
International Journal of PIXE, 16(1&2), p.69 - 76, 2006/00
高度な加速器及びイオンビーム技術を利用して放射線腫瘍学,核薬学の新しい医学の科学の一分野を創出する新しい研究プログラムが開始され、その中の重要なテーマの一つである大気マイクロPIXE分析システムでは、マイクロビーム走査の範囲で厚みに変動のあるサンプルの元素マッピングの精度を向上するための高度化を行った。他方、本プログラムでは、癌に関する重要な生物医学課題にアプローチするため、本システムを使用して病気の発展に伴う微量元素の細胞内挙動を調べた。この論文では、このプログラムについて概説し、システム高度化の内容、及び課題に関する予備的な研究結果を示す。
久保田 正人; 櫻井 岳暁*; 宮寺 哲彦*; 吉田 郵司*; 中尾 裕則*
no journal, ,
次世代低コスト太陽電池として注目される有機薄膜太陽電池は、ドメイン構造を形成していて、太陽電池特性と深い相関を持つ可能性がある。本研究では、ドメインサイズが異なる試料の物性を捉えるために、P3HTとPCBMの混合した有機太陽電池薄膜試料を用いて、軟X線共鳴散乱実験を実施した。軟X線共鳴散乱測定は、軽元素の吸収端エネルギーを用いるので、有機薄膜材料の物性を捉える上で有用な測定手段である。本発表では、製膜条件の変化によるドメイン状態の相違点・類似点について議論を行う。
久保田 正人; 櫻井 岳暁*; 宮寺 哲彦*; 吉田 郵司*
no journal, ,
Organic solar cells are attracting much attention as next generation low-cost solar cells. We studied the domain structure in the blend P3HT:PCBM thin films by soft X-ray resonant scattering technique. We revealed that the domain growth is much more developed in the 1,2-dichlorobenzene sample than the chloroform sample.
久保田 正人; 宮寺 哲彦*; 櫻井 岳暁*; 吉田 郵司*
no journal, ,
有機太陽電池材料のpoly(3-hexylthiophene) (P3HT)と[6,6]-Phenyl-C61-Butyric Acid Methyl Este (PCBM)の混合膜の成膜において、用いる溶媒の種類により結晶性が大きく異なることを放射光実験により、明らかにした。
久保田 正人; 櫻井 岳暁*; 宮寺 哲彦*; 中尾 裕則*; 杉田 武*; 吉田 郵司*
no journal, ,
有機太陽電池薄膜試料に用いるP3HTは、c軸方向に連なるチオフェン環(main chain)を有し、a軸方向にside chainが伸びている。有機太陽電池薄膜試料の局所的な構造が機能性に及ぼす影響を明らかにするために、太陽電池性能が異なる2つのサンプルのスキャンプロファイルに関して比較を行った。作製過程に用いた溶媒の種類は、クロロホルム(Aサンプル)とジクロロベンゼン(Bサンプル)である。A,Bサンプルの(H 0 0)スキャンプロファイルを比較すると、Bの方がピーク位置が高角側に出現し、線幅が狭いことが明らかになった。このことは、Bサンプルの構造は、a軸の長さが短く(main chainどうしの距離が短い)、しかも格子定数の大きさの分布も小さいことを意味する。
久保田 正人; 櫻井 岳暁*; 宮寺 哲彦*; 中尾 裕則*; 杉田 武*; 吉田 郵司*
no journal, ,
軟X線共鳴散乱測定では、軽元素の吸収端エネルギーを用いるので、有機薄膜材料の電子状態を捉える上で有用な測定手段である。変換効率が異なる有機太陽電池試料の電子状態を捉えるために、poly(3-hexylthiophene) (P3HT)と[6,6]-Phenyl-C 61-Butyric Acid Methyl Este (PCBM)の混合膜の成膜時に溶媒の種類を変え、スピンコート法によりガラス基板上に有機太陽電池薄膜試料を作成した。両サンプルでは、非共鳴エネルギー位置と共鳴エネルギー位置のスペクトル強度差が大きく異なり、局所的な硫黄サイト周辺の電子状態が異なっていることが示唆された。UV-VISスペクトルとも比較しながら、作製溶媒が電子状態へ与える影響について、議論を行う。