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池添 博; 鹿園 直基; 永目 諭一郎; 杉山 康治; 冨田 芳明; 井出野 一実; 西中 一郎*; B.J.Qi*; H.J.Kim*; 岩本 昭; et al.
Physical Review C, 46(5), p.1922 - 1933, 1992/11
被引用回数:43 パーセンタイル:89.14(Physics, Nuclear)Pre-scissionとPost-scission陽子・粒子多重度をO+Au,F+Ta,Au,PbそれにSi+Au,Pb反応の核分裂過程に対して測定した。粒子と核分裂片間の角度相関実験の結果は、pre-scission粒子は主に球形複合核から放出されている事を示している。又Pre-scission陽子と粒子の多重度は、統計モデル計算結果と矛盾せず、核分裂過程の時間スケールに関して、pre-scission中性子多重度データ結果からの推論と合わせると、分裂過程でサドル-シッション間に予想以上、時間がかかっているという結論になった。
池添 博; 鹿園 直基; 永目 諭一郎; 大槻 勤*; 杉山 康治; 冨田 芳明; 井出野 一実; 神野 郁夫; H.J.Kim*; B.J.Qi*; et al.
Nuclear Physics A, 538, p.299C - 306C, 1992/00
核分裂の機構について、最近中性子データから、核分裂が、ゆっくりしたプロセスであり、分裂核の励起エネルギーのかなりの部分は核分裂する前の段階で中性子放出の形で行われる事が報告されている。この講演では、核分裂過程から放出される荷電粒子(陽子とアルファ粒子)の測定データを報告する。荷電粒子の場合、核分裂以前に放出される部分は、統計モデルでほぼ再現でき、中性子データで示されている程のゆっくりした核分裂プロセスという仮定は必要でなくなる。又、分裂核から放出される荷電粒子データは、複合核の励起エネルギーと共に分裂核の励起エネルギーも増大しているように見える。この事実は、scissionでの励起エネルギーがほぼ一定で複合核の励起エネルギーに依らないとする中性子データの結論と矛盾する。これら荷電粒子データの示すところを報告する。
永目 諭一郎; 池添 博; 鹿園 直基; 大槻 勤*; 中原 弘道*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 56-57, p.511 - 515, 1991/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Instruments & Instrumentation)原研タンデム加速器を用いた核分裂の研究を、核分裂核の質量数100近辺からアクチニド核領域にわたって行なった。軽い反応系では、高角運動量下での対称質量分割生成物の特徴をCl+Zn及びO+Y系で調べた。重い反応系では、O+Au及びF+Au系において、He粒子と核分裂生成物との同時測定から、核分裂に至る原子核の動的変形過程を調べている。又、アクチニド領域では、p+Th系で、核分裂生成物の質量数と運動エネルギーの相関を詳細に調べた。
池添 博; 鹿園 直基; 永目 諭一郎; 杉山 康治; 冨田 芳明; 井出野 一実; 岩本 昭; 大槻 勤*
Physical Review C, 42(4), p.1187 - 1190, 1990/10
被引用回数:16 パーセンタイル:61.45(Physics, Nuclear)O+Au反応で複合核が核分裂する以前に複合核より放出される陽子とHe粒子を、核分裂片との同時計測により測定した。陽子とHe粒子のエネルギースペクトルにより、それら放出粒子の放出障壁が測定された。その結果、放出障壁は、逆過程である融合障壁にくらべHe粒子で2MeV、陽子で1MeV下がっていた。これは熱い原子核からの粒子放出メカニズムが、その逆過程の融合過程ではシミュレートできない事を示している。又、放出された粒子の多重度を、入射エネルギーの関数として測定した。統計モデルに基づく計算と比較する事によって、放出メカニズムを議論した。
池添 博; 鹿園 直基; 永目 諭一郎; 杉山 康治; 冨田 芳明; 井出野 一実; 岩本 昭; 大槻 勉*
Physical Review C, 42(1), p.342 - 353, 1990/07
被引用回数:34 パーセンタイル:85.9(Physics, Nuclear)F+Au反応において、プリシッションHeとポストシッションHeの多重度を励起エネルギー43から90MeVの範囲で、核分裂片との同時計測により測定した。後方で測定されたHeは複合核と、核分裂片から蒸発している事が判明した。エネルギースペクトルの中心値は、球形の複合核から蒸発した場合にくらべ2MeV程低エネルギー側にシフトしていた。測定されたプリフィッションHe多重度を、核分裂の遅れた開始の効果を取り入れた統計モデル計算と比較した。その結果、この多重度は、もし2MeVだけ下げたHeに対する蒸気障壁を使うならば、核分裂の遅れた開始を考慮しなくとも統計モデル計算で再現できた。このことは、中性子放出の場合とは異なってHeの場合、崩壊巾に時間依存性があり、しかも核分裂と同じようなタイムスケールで変化する事を暗示している。
鹿園 直基; 立川 圓造; 竹田 辰興
JAERI-M 89-132, 40 Pages, 1989/09
平成元年5月15日、「低温核融合に関する討論会」が日本原子力研究所によって開催された。討論会では、10名の講師によって講演とコメントが為され、これに続いて活発な討論が行われた。本討論会の特徴は、主として、低温核融合の機構の解明に重点をおいた理論的側面からの討論を行うことにあった。本報告書は、討論会当日配布された要旨を、各講演者が必要に応じて改訂したものを討論会の記録として纒めたものである。
鹿園 直基
原子力工業, 35(3), p.53 - 58, 1989/03
加速器の出現によって、人類は初めて原子核を人工的に変換する手段を得た。それ以来加速器は発展を続け、現在では米国やソ連のような超大国でも一国では持ちきれないような巨大な装置も出現してきている。利用分野も、核物理や素粒子物理などの学術的利用から、医療や工業への応用へとその適用範囲を広げてきた。このような加速器について、本稿では加速器が過去から現在にいたるまでどのように利用されてきたか、また将来、特に原子力の分野でどのように利用されるかについて述べた。
杉山 康治; 冨田 芳明; 池添 博; 竹腰 英子*; 井出野 一実; 鹿園 直基
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 281, p.512 - 516, 1989/00
被引用回数:12 パーセンタイル:78.09(Instruments & Instrumentation)重イオン磁気分析器「閻魔」はこれまで、タンデム加速器を用いた重イオン核反応実験ですばらしい成果を上げてきた。閻魔は2つの偏向電磁石、1つの4極電磁石、3つの多極電磁石の組合せからできている。運動学によるエネルギーの広がりは多極電磁石の働きで補正できる。この論文は、運動学パラメーターkの-0.4≦k≦1.15の範囲の補正に対して、得られたエネルギー分解能の結果をまとめたものである。
大久保 牧夫; 河原崎 雄紀; 鹿園 直基; 益子 勝夫; 峰原 英介; 杉本 昌義; 沢村 勝; 高部 正幸*; 佐々部 順*
Proceedings of the 7th Symposium on Accelerator Science and Technology, p.190 - 191, 1989/00
自由電子レーザーは、可変波長で強力な光源として、期待されている。その可能性を確認するため、原研では赤外領域の自由電子レーザーの開発を進めている。電子銃からの250KVのパルスド・ビーム(4ns,10MHz)を、サブ・ハーモニック・バンチャ及びバンチャによりバンチした後、超電導前段加速空胴および主加速空胴により20MeV付近に加速する。このビームをアンジュレータ磁石に通し、赤外光発振を得る予定である。計画の概要と製作完了した入射系の一部につき報告する。
池添 博; 鹿園 直基; 冨田 芳明; 杉山 康治; 井出野 一実; 横田 渉; 永目 諭一郎; 季 相茂*; 荻原 光彦*; S.C.Jeong*; et al.
Z. Phys., A, 330, p.289 - 293, 1988/00
F+Au反応で放出される核分裂片の質量分布を、飛行時間法によって精密に測定した。
河原崎 雄紀; 大久保 牧夫; 鹿園 直基; 益子 勝夫
Proceedings of 12th Linear Accelerator Meeting in Japan, p.159 - 161, 1987/00
自由電子レーザー開発第1段階における専用リニアックの仕様について述べ、ついで入射系予備設計の過程を説明する。