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報告書

深度500m研究アクセス北坑道における先行ボーリング調査報告書(12MI27号孔, 12MI33号孔)

露口 耕治; 黒岩 弘; 川本 康司; 山田 信人; 大貫 賢二; 岩月 輝希; 竹内 竜史; 尾方 伸久; 須藤 正大; 見掛 信一郎

JAEA-Technology 2013-044, 89 Pages, 2014/02

JAEA-Technology-2013-044.pdf:11.09MB
JAEA-Technology-2013-044-appendix(CD-ROM).zip:316.8MB

本報告書は、深度500m研究アクセス北坑道における先行ボーリング(12MI27号孔, 12MI33号孔)の調査結果を取りまとめたものである。調査では、地質学的,水理学的,地球化学的データを取得するとともに、12MI33号孔では第3段階の再冠水試験のための地下水の水圧・水質モニタリング装置を設置した。調査の結果、割れ目の少ない中粒から粗粒の等粒状組織を示す黒雲母花崗岩が分布し、岩級はCH$$sim$$B級である。また、12MI33号孔では当初モデルで推定していなかった断層ガウジを伴う小規模断層が認められた。主立坑断層に近い12MI27号孔での割れ目密度は、12MI33号孔に比べ大きくなる傾向がある。孔内湧水は両孔ともに少ない。透水係数は、非変質帯で湧水量が少ない区間で4.8E-10$$sim$$6.1E-09m/sec、非変質帯で湧水量が多い区間で1.1E-07$$sim$$2.7E-07m/secの範囲であった。地下水の水質は、Na, Clに富む水質であった。

論文

Development of Melt Refining Decontamination Technology for Low Level Radioactive Metal Waste Contaminated with Uranium

須藤 誠; 宮本 泰明; 福本 雅弘; 須藤 収

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 66(2-4), p.608 - 611, 2005/00

 被引用回数:6 パーセンタイル:29.43(Chemistry, Multidisciplinary)

核燃料サイクル施設で発生するウラン系低レベル金属廃棄物へのスラグ溶融除染技術の適用性を評価した。金属廃棄物にはアルミニウムを含むモータ等の機器が含まれているが、このアルミニウムは除染性能を低下させるといわれている。そこで、除染性能のアルミニウムの濃度、スラグ組成についての依存性を検討した。これらの結果から、アルミニウムが含まれる場合でも、高い除染性能が得られることが確認された。

論文

Steam Reforming: Alternative Pyrolytic Technology to Incineration for Volume Reduction and Stabilization of Low-Level Radioactive Organic Liquid Wastes

高井 正和; 須藤 誠; 中澤 修; 福本 雅弘; 須藤 収

Journal of Physics and Chemistry of Solids, 66, p.694 - 696, 2004/00

 被引用回数:9 パーセンタイル:36.48(Chemistry, Multidisciplinary)

スチームリフォーム法(SR法)による低レベル放射性有機液体廃棄物処理の適用性研究を行った。SR法は、有機物をH2OやCO2等に完全分解し安定化する技術であり、「ハロゲン系の廃棄物の処理が可能」、「小型の装置であるために建設コストが安い」の特徴がある。実験室規模の装置を用いてフッ素油のガス化試験を行った結果、600$$^{circ}C$$でガス化して完全分解することが分かった。また、1kg/hの工学規模の装置と3kg/hの実証試験装置を用いてフッ素油の処理を行った結果、処理することに成功した。これらの結果から、SR法が核燃料サイ

口頭

瑞浪超深地層研究所の建設状況

須藤 正大; 見掛 信一郎; 池田 幸喜; 山本 勝

no journal, , 

瑞浪超深地層研究所では研究坑道の掘削を進めている。研究坑道は2011年10月現在、深度500mまで到達している。本報告では、研究坑道掘削工事の概要と現状について示す。

口頭

瑞浪超深地層研究所の建設状況

須藤 正大; 見掛 信一郎; 池田 幸喜; 山本 勝

no journal, , 

瑞浪超深地層研究所では研究坑道の掘削を進めており、2012年10月現在、深度500m水平坑道の掘削を行っている。本報告では、研究坑道掘削工事の概要と現状について示す。

口頭

瑞浪超深地層研究所の建設状況

須藤 正大; 見掛 信一郎; 池田 幸喜; 山脇 弘幸

no journal, , 

瑞浪超深地層研究所では研究坑道の掘削を進め、2013年10月現在、深度500m水平坑道の掘削を行っている。本報告では、研究坑道掘削工事の概要と現状について示す。

口頭

放射線計測・防護に関する研究開発

内田 真弘; 土子 泰弘*; 須藤 雄大*; 星 勝也

no journal, , 

放射線計測及び防護に関する研究開発として以下の3研究を実施した。(1)立方体ファントムに用いる放射線入射方向の識別方法の検討実環境において、個人線量計の指示精度を考えるとき、放射線のエネルギーのみならず、入射方向も重要になる。本研究では、ファントムと個人線量計を用いて入射方向を簡易に特定できる方法を検討した。(2)3.7MBq $$^{252}$$Cf線源の周りの線量率分布測定校正用$$^{252}$$Cfは、等方的に中性子を放出する点線源として一般に認識される。一方、ISOにて線源の非等方的放出にかかる換算係数が定義されている。本研究では、校正用線源において適用可能か、また、非等方的放射の要因となりうる自発核分裂による$$gamma$$線の影響を考慮し、校正用線源の線量率分布を精密に測定した。(3)全面マスクによる$$beta$$線遮蔽性能実環境において、全面マスクを装着して作業を実施するとき、マスクの放射線遮蔽性能を知っておくことは重要である。本研究では、種々の全面マスクの$$beta$$線遮蔽性能を比較するとともに、プラスチックシンチレータから得られたスペクトルから、70$$mu$$m線量当量を評価する。

口頭

超深地層研究所計画; 深度500mにおける再冠水試験計画

岩月 輝希; 佐藤 稔紀; 竹内 竜史; 尾上 博則; 大貫 賢二; 三枝 博光; 長谷川 隆; 黒岩 弘; 露口 耕治; 池田 幸喜; et al.

no journal, , 

瑞浪超深地層研究所において、坑道の閉鎖(埋戻し)後までの地質環境特性を理解するための調査解析技術の構築を目的として、研究坑道の再冠水試験を計画した。計画では、深度500m研究アクセス北坑道の一部に地下水湧水による冠水が可能な冠水坑道および周辺の観測用ボーリング孔を設け、地下水の水圧回復およびそれに伴う水質変化、埋戻し材、セメント材料と地下水の反応による水質変化、坑道周辺岩盤の応力再配分や損傷領域の変化を把握する予定である。また、予測解析により、坑道再冠水時の周辺の水圧応答、水質変化を推測しており、今後、再冠水試験で得られる知見に基づき解析手法の妥当性の確認、改良を行っていく。

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