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西田 直樹; 諏訪 登志雄; 田中 直樹; 稲田 聡; 久野 剛彦
日本保全学会第11回学術講演会要旨集, p.121 - 126, 2014/07
東海再処理施設の分析廃液を排水する放射性溶液配管の漏えいの原因の調査のため切取った配管部について、新規に準備したSUS配管を溶接し復旧した。復旧工事においては、配管の周囲をグリーンハウスで覆い、放射線防護措置を施した状態で、配管切断部の除染、開先加工、バックシールガスを流しながらの溶接を実施した。これらの一連の工事について、放射性物質を内包する配管を溶接する際の作業について報告する。
田中 直樹; 諏訪 登志雄; 西田 直樹; 久野 剛彦; 伊波 慎一
日本保全学会第11回学術講演会要旨集, p.127 - 131, 2014/07
東海再処理施設の分析廃液を排水する放射性溶液配管の腐食部から漏えいが発生した。この腐食の原因の調査として当該配管を切出し、腐食部について分析・観察を行った。その結果、過去に使用した塩素系分析試薬の塩化物イオンが原因となり、局部腐食を起こしたことが考えられる。そのため、塩素系分析試薬の使用履歴のある配管についてフェーズドアレーによる配管の点検を行ったので結果について報告する。
鈴木 一之; 畑中 聡; 佐本 寛孝; 諏訪 登志雄; 田中 康介; 田中 志好
Proceedings of International Conference on Toward and Over the Fukushima Daiichi Accident (GLOBAL 2011) (CD-ROM), 6 Pages, 2011/12
使用済燃料の溶解工程では、白金族等のFP,燃料被覆管せん断片,溶解液からの再沈殿物などによる不溶性の残渣(以後、「スラッジ」という)が生じ、配管閉塞等の問題を引き起こす原因となる。軽水炉燃料の高燃焼度化及びMOX燃料の利用に伴いFP発生量は増加することから、スラッジの特性把握は円滑な再処理運転を行ううえで重要である。東海再処理工場(TRP)では工学規模でスラッジ性状の調査に取り組んでおり、本報告では、溶解槽から採取したATR-MOX燃料(ATR:Advanced Thermal Reactor Pu富化度約2%)に由来するスラッジとATR-UO燃料に由来するスラッジの性状の相違についての調査結果を報告する。本調査では、スラッジ溶融後のICP-AESによる組成分析及びスラッジのXRDによる結晶構造解析等を実施し、主要成分がモリブデン酸ジルコニウムであることと、元素の含有率等がUO燃料と相違のないことを確認した。また、より詳細なスラッジ性状の把握のために、EPMAによるPu等の微量元素の分布状態を確認した。TRPでは今後のより一層の高燃焼度化及びMOX利用に向けて、工学規模でスラッジ性状の調査を進める計画である。
諏訪 登志雄
サイクル機構技報, (24), p.81 - 82, 2004/00
サイクル機構技報№ 24に下記の標題で、平成16年度第1四半期の業務概況を報告する。「軽水炉燃料再処理技術の研究開発」
諏訪 登志雄
サイクル機構技報, (22), 113- Pages, 2004/00
サイクル機構技報№22に下記の標題で平成15年度第3四半期の業務概況を報告する。「軽水炉燃料再処理技術の研究開発」
諏訪 登志雄
サイクル機構技報, (23), 129- Pages, 2004/00
サイクル機構技報№23に下記の標題で平成15年度第4四半期の業務概況を報告する。「軽水炉燃料再処理技術の研究開発」
諏訪 登志雄
サイクル機構技報, (18), 120- Pages, 2003/03
サイクル機構技報No.18に下記の標題で平成14年第3四半期の業務概況を報告する。「軽水炉燃料再処理技術の研究開発」
諏訪 登志雄
サイクル機構技報, (19), 93 Pages, 2003/00
サイクル機構技報No.19に下記の標題でに下記の標題で第4四半期の 業務概況を報告する。「軽水炉燃料再処理技術の研究報告」
諏訪 登志雄
サイクル機構技報, (20), p.133 - 135, 2003/00
サイクル機構技報No.20に下記の標題で平成15年度第一四半期の業務概況を報告する。「軽水炉燃料再処理技術の研究開発」
諏訪 登志雄
サイクル機構技報, (21), 136- Pages, 2003/00
サイクル機構技報№21に下記の標題で平成15年度第2四半期の業務概況を報告する。「軽水炉燃料再処理技術の研究開発」
諏訪 登志雄; 岡野 正紀; 實方 秀*; 根本 弘和*; 久野 剛彦; 黒沢 明
no journal, ,
東京電力福島第一原子力発電所での事故に伴い、原子炉の冷却に用いられ原子炉のタービン建屋等に滞留した高放射性の汚染水(以下、「滞留水」)については、除染処理システムによりセシウム等を除去し、浄化したうえで冷却水として循環,再利用を行っている。滞留水中の放射能のさらなる低減化を図るため、微量核種除去設備が開発され、除去性能を把握するための微量核種の一つであるテクネチウム-99(Tc)の分析が求められた。滞留水中のTc濃度が微量であり、共存元素を多く含んでいることから、本研究では、Tcの単離,回収に優れた固相抽出と高感度にTcを測定可能な高周波誘導プラズマ質量分析計(ICP-MS)を組合せた滞留水処理液中のTc定量を試みた。
横須賀 圭佑*; 諏訪 登志雄; 北尾 貴彦; 山田 敬二; 酒井 敏雄
no journal, ,
再処理施設では、運転状態確認のための分析が不可欠であり、迅速性が要求されている。したがって、種々のサンプリングポイントより試料が採取されるため、多種多様の分析を行うこととなるが、既存の分析法では、前処理操作や器具の洗浄操作に多量の分析廃液が発生する。そこで、分析頻度の高いウランの分析について、分析作業の迅速化と分析廃液の低減化を目的とし、フローインジェクション分析法(FIA: Flow Injection Analysis)の適用を試みた。本研究では、再処理工程から採取した硝酸ウラニル試料を用い、ウラン定量方法としてリン酸直接吸光光度法による試験を実施した。
柳橋 太; 西田 直樹; 諏訪 登志雄; 藤本 郁夫; 大部 智行; 鹿志村 卓男
no journal, ,
東海再処理施設の抽出工程におけるNp挙動調査のために、硝酸濃度を調整したときのNp原子価の変化にかかわる試験・調査を行った。その結果、Pu共存系においても硝酸溶液中のNpに関する酸化還元反応は、杤山らの反応速度式におおむね従うことを確認した。
諏訪 登志雄; 久野 剛彦; 佐藤 宗一; 小沼 一弘*; 木幡 正人*; 川崎 諭
no journal, ,
福島第一原子力発電所の敷地内には建屋内滞留水を処理した汚染水の保管のためのタンクが設置されており、それを囲うように堰が設けられている。その堰内にたまった堰内水を放出する際には、事前にSrが放出基準値以下であることを迅速に測定する必要がある。タンク内のSrはYと放射平衡となっていることから、Yを測定することで分析時間を短縮することが可能となる、そこで低濃度のYを分離・測定するという観点で数種類の分析の前処理方法の検討を行った。その結果、最終的にキレート樹脂にYを回収し少量の溶離液で溶離することで、低濃度のYを単離し濃縮する方法が適していることが分かった。さらに測定に際しては、高エネルギーのYの線をチェレンコフ光の測定により行うことで、他の核種からの線の影響を下げて濃度の分析を行うことが可能と考えられる。本件では、前処理法についての試験結果を報告する。