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森平 正之; 水迫 文樹*; 永田 章人*; 高安 輝樹*
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高速炉サイクルの実用期には集合体ピーク250GWd/tの高燃焼度化の実現が求められるが、燃焼度とともに被覆管の内面腐食が進むことから、照射中に生じる余剰酸素を除去することにより腐蝕の抑制を図る必要があり、酸素ゲッター法の検討を行っている。酸素ゲッターの概念は古くからあり、近年ではロシアがバイパック燃料に金属ウラン粒子ゲッターを適用することにより内面腐蝕を良好に制御しているが、ペレット燃料への酸素ゲッターの適用についての報告は少ない。このため、ペレット燃料用酸素ゲッターの概念構築とその実現性の評価を進めている。前回までに候補材として金属チタンを選定し、照射時の溶融等を回避しつつ余剰酸素の吸収に必要な適切な温度を確保し、なおかつその酸化時の体積膨張を吸収する方法として、ロール状に巻いたチタン箔を燃料要素内の上部軸方向ブランケット領域の下端に装荷するチタンロールペレット方式を提案した。今回はチタンロールペレットの製作性と酸化挙動について評価するとともに、チタンの酸化挙動にかかわる追加データの取得を行った。
竹内 竜史; 岩月 輝希; 高安 健太郎; 川久保 政洋*; 小林 正人*
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原子力環境整備促進・資金管理センターと日本原子力研究開発機構は、平成25年度から、超深地層研究所計画におけるモニタリング技術の整備の一環として、地中無線計測技術に関する共同研究を実施している。本共同研究では、瑞浪超深地層研究所深度500m研究アクセス北坑道において地中無線水圧計測システムによる冠水坑道の水位・水圧計測を実施し、地中無線モニタリング技術の検証、結晶質岩を対象とした坑道閉鎖時の地質環境条件の変遷に関する解析手法の構築に必要なデータの取得、および、これら結果による地中無線計測技術の適用性の確認を行なうこととしている。本発表は、共同研究の現状を紹介するものである。
尾上 博則; 高安 健太郎; 林田 一貴; 竹内 竜史; 岩月 輝希
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瑞浪超深地層研究所では、大規模地下施設の建設・操業により乱された岩盤中の地質環境の回復能力の確認と関連する技術の開発を目的として、深度500mの坑道の一部を地下水で満たす再冠水試験を実施している。本研究では、坑道内及び周辺岩盤で観測された坑道の冠水に伴う地下水の水圧及び水質の回復挙動に基づき、周辺岩盤の水理学的領域区分と地球化学的領域区分を推定するとともに、それらを重ね合わせることで岩盤中の割れ目の連結性を概念化した。さらに、坑道壁面及び周辺のボーリング調査で観察された割れ目分布との比較を行い、構築した割れ目の連結性の概念の妥当性を確認した。
尾上 博則; 高安 健太郎; 林田 一貴; 竹内 竜史; 岩月 輝希
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瑞浪超深地層研究所では、大規模地下施設の建設・操業により乱された岩盤中の地質環境の回復能力の例示と関連する技術の開発を目的として、深度500mの坑道の一部を地下水で満たす再冠水試験を実施している。本稿では、坑道周辺岩盤における割れ目の不均質性を考慮したモデル構築に資するための基礎情報の整理を目的として、坑道の冠水に伴う地下水の水圧及び水質の回復挙動に基づき実施した坑道周辺岩盤の水理学的領域区分と地球化学的領域区分の推定、ならびに坑道周辺岩盤中の割れ目分布の概念化の結果について報告する。