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小坂 哲生; 冨永 節夫
サイクル機構技報, (28), p.35 - 39, 2005/09
ガラス固化技術開発施設(TVF)において、2002年から実施していた改良型溶融炉の更新工事を2004年9月に完了し、10月から改良型溶融炉による運転を開始し2005年5月までに60本のガラス固化体を製造した。この運転を通して、溶融炉の安定した溶融能力を確認するとともに、設定した運転条件で目標通りの運転が実施できることを確認した。
川口 浩一; 瀬川 智臣; 鈴木 政浩; 冨永 節夫; 北澤 敏秀*
no journal, ,
マイクロ波脱硝における再処理溶液に対する加熱の均一性を評価するため、イオン伝導性を持ちながら流動性のない塩化カリウム入り寒天を被加熱物として、短時間のマイクロ波加熱を行い、サーモグラフィによる被加熱部位の温度分布の観察を行った。また、再処理溶液の熱分解反応を模擬するため、再処理溶液と同様に脱硝反応に伴う発泡性が認められる硝酸塩水溶液である硝酸コバルト(II)水溶液を模擬物質としてマイクロ波加熱脱硝を行い、得られた脱硝体の外観とKCl寒天のサーモグラフィによる可視化の結果とを比較した。塩化カリウム入り寒天で観察された被加熱部位の分布は、硝酸コバルト(II)水溶液から得た脱硝体の外観から推定される強熱部位とおおよそ一致した。これらのことから導電性物質のマイクロ波加熱による被加熱部位の分布を実験的に評価する手法として、寒天を用いる手法が有効であることを確認した。