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論文

「神馬」へのイオンビーム照射による新規キク品種の突然変異育種

渡邊 英城*; 豊田 朋美*; 衛本 圭史*; 吉松 修治*; 長谷 純宏; 上曽山 茂*

JAEA-Review 2008-055, JAEA Takasaki Annual Report 2007, P. 81, 2008/11

秋輪ギク「神馬」は大分県南部で多く栽培されている。しかし、「神馬」の栽培特性に類似した高品質の黄色品種がなく、生産・販売戦略上大きな障害となっている。以前大分県で選抜した「神馬」黄色系統は、開花時に退色する欠点がある。そこで、「神馬」黄色系統に対して花色変異に有効なイオンビーム照射を行い、花色変異の誘導を試みた。葉片又は花弁に照射後、再生した植物体4,000個体を調査した。この中から、黄色の濃い7個体を選抜し、蕾,開花時の色彩値を測定した。今回選抜した7個体は、開花時に退色する欠点を改善できなかった。しかし、この中の1個体は開花時の退色程度が軽いため、今後、栽培特性調査を行い、品種化について検討するとともに、今回選抜した個体の再照射も実施していきたい。

論文

Induction of new color variation by irradiation of ion beams to light yellow "Jinba"

豊田 朋美*; 渡邊 英城*; 衛本 圭史*; 吉松 修治*; 長谷 純宏; 上曽山 茂*

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 81, 2008/03

秋輪ギク「神馬」は大分県南部で多く栽培されている。しかし、「神馬」の栽培特性に類似した高品質の黄色品種がなく、生産・販売戦略上大きな障害となっている。以前大分県で選抜した「神馬」黄色系統は、開花時に退色する欠点がある。そこで、「神馬」黄色系統に対して花色変異に有効なイオンビーム照射を行い、花色変異の誘導を試みた。葉片又は花弁に照射後、再生した植物体を、発根,順化,鉢上げを行い、開花させて花色を調査した。花弁から伸長したシュートは、照射線量に関係なくビトリフィケーションが多く発生したが、発根培地にフロリアライトを利用することにより、約1か月後には、症状がほぼ改善され、鉢上げが可能となった。葉片照射試料から濃黄色変異体が5個体選抜できたが、開花時に外弁が退色した。今後も、再生個体の開花処理と調査を継続するとともに、選抜した濃黄色変異体への再照射を検討する予定である。

口頭

「神馬」淡黄色系統へのイオンビーム照射による花色変異誘発

豊田 朋美*; 上曽山 茂*; 衛本 圭史*; 渡邊 英城*; 吉松 修治*; 長谷 純宏

no journal, , 

大分県内の秋輪ギク生産は、県南の佐伯市を中心に「神馬」(白色)が多く栽培されている。一方で、「神馬」の栽培特性に類似した高品質の黄色品種がないため、黄色品種を多く生産できないことが生産・販売戦略上大きな障害となっている。そのため、これまで、平成14年度に佐伯市蒲江町で発見された「神馬」淡黄色系統を用い、より黄色の濃い個体を選抜してきたが、開花時に退色する欠点があり、利用できていない。そこで本研究では、「神馬」淡黄色系統に対して花色変異に有効なイオンビーム照射を行い、花色変異の誘発を行った。

口頭

"神馬"の花色変異におけるカロテノイド酸化開裂酵素(${it CmCCD4a}$)の関与

大宮 あけみ*; 豊田 朋美*; 渡邉 英城*; 衛本 圭史*; 長谷 純宏; 能岡 智*

no journal, , 

"神馬"はキクの中で最も生産量が多い白花輪ギク品種である。"神馬"は栽培ギクのなかでも特に花色変異が起こりにくい品種で、これまでに黄花系統は得られていなかった。近年、大分県の圃場において枝変わりにより花弁が淡黄色に変異した"神馬"が発見された。演者らはこれにイオンビームを照射し、さらに黄色みが増した花色変異体を獲得した。花色変異体の花弁ではカロテノイド量の増加が見られた。キクではカロテノイド酸化開裂酵素遺伝子(${it CmCCD4a}$)の発現を抑制すると花弁が白色から黄色に変異することが報告されている。${it CmCCD4a}$のホモログである${it CmCCD4a-1}$及び${it CmCCD4a-2}$に特異的なプライマーを用いたゲノミックPCRの結果、花色変異体(IB-2系統)では${it CmCCD4a-1}$のみ増幅したことから、イオンビームの再照射により${it CmCCD4a-2}$遺伝子が欠失したことが明らかになった。発現している${it CmCCD4a}$の配列を解析した結果、原品種では少なくとも5種類の${it CmCCD4a}$ホモログが発現していたが、IB-2系統では1種類のみが発現していた。これらの結果から、"神馬"の花色変異体におけるカロテノイド量の増加は、${it CmCCD4a}$の活性の低下によってもたらされていることが示された。

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