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町田 晃彦; 本田 充紀*; 服部 高典; 佐野 亜沙美; 綿貫 徹; 片山 芳則; 青木 勝敏; 小松 一生*; 有馬 寛*; 大下 英敏*; et al.
Physical Review Letters, 108(20), p.205501_1 - 205501_5, 2012/05
被引用回数:18 パーセンタイル:68.44(Physics, Multidisciplinary)希土類金属水素化物ではH/M=2及び3の化学量論比組成が存在する。2水素化物は金属格子がfcc構造でその四面体(T)サイトを水素が占有している。八面体(O)サイトも水素が占有すると3水素化物となる。これまでにLaHが高圧下、約11GPaで水素の高濃度相と低濃度相へ相分離することを放射光X線回折によって示した。今回実施したLaDの高圧下中性子回折実験から、相分離の生成物としてNaCl型構造の一重水素化物LaDが形成されることを初めて観測した。第一原理計算及び格子ダイナミクス計算からも高圧下でLaDが形成されることが示された。このNaCl型構造のLaHの発見は水素-金属間相互作用の水素占有サイト依存性の研究の足がかりとなる。
鎌倉 望; 竹田 幸治; 斎藤 祐児; 山上 浩志; 坪田 雅己*; Paik, B.*; 市川 貴之*; 小島 由継*; 室 隆桂之*; 加藤 有香子*; et al.
Physical Review B, 83(3), p.033103_1 - 033103_4, 2011/01
被引用回数:5 パーセンタイル:25.21(Materials Science, Multidisciplinary)高容量水素貯蔵材料として期待されている軽元素系水素化物であるリチウムアミドの電子構造についてN 1軟X線発光,吸収分光により研究を行った。発光スペクトルの価電子帯上端と吸収スペクトルの伝導帯下端との間には絶縁体であるリチウムアミドのバンドギャップが観測されている。発光スペクトルによって得られた価電子帯は鋭い3ピークが価電子帯上端から約8eVまでのエネルギー範囲に分布している。バンド計算との比較から発光スペクトルの高結合エネルギー側のピークは水素との混成状態によるものであることがわかる。この状態についてはバンド計算よりも高結合エネルギー側に位置しているが、軟X線発光,吸収分光により得られたリチウムアミドの電子構造はバンド計算とほぼ一致することが明らかとなった。
青 寛幸; 浅野 博之; 大内 伸夫; 坪田 直明; 長谷川 和男; 平野 耕一郎; 森下 卓俊; 高田 耕治*; 内藤 富士雄*; 山崎 良成
Proceedings of 7th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (DVD-ROM), p.552 - 554, 2010/08
平成20年3月よりJ-PARC LINACのエネルギー増強が始まり、本計画ではAnnular Coupled Structure(ACS)空洞20台を製作する。ACS空洞では組立前に機械加工により共振周波数を調整する。この調整のためのデータ取得を目的として、試作セル(寸法決定用セル)を製作した。この結果をもとに量産寸法の決定,周波数調整を行い、完了した5台分については目標値(971.930.05MHz)の範囲内に調整することができた。現在、ロウ付け、全体組立を進めており、平成22年秋には量産の1号機が完成する予定である。
青 寛幸; 浅野 博之; 大内 伸夫; 坪田 直明; 長谷川 和男; 平野 耕一郎; 森下 卓俊; 高田 耕治*; 内藤 富士雄*; 山崎 良成
Proceedings of 1st International Particle Accelerator Conference (IPAC '10) (Internet), p.618 - 620, 2010/05
2009年3月より181MeVから400MeVへのリニアックエネルギー増強に向け、ACS加速空洞の量産が開始された。本計画ではACS形加速モジュール18台、ACS形デバンチャー空洞2台を3年間で製作する必要がある。本工程には時間的な余裕が少ないため、製作過程の最適化が必要となる。そこで初期設計と周波数調整手順を事前に確認するため、それぞれのエネルギーに対応した加速モジュールごとにテストセルを製作することにした。本論文では、これら量産に向けた取り組みの現状について報告する。
石松 直樹*; 笹田 良平*; 圓山 裕*; 市川 貴之*; 宮岡 裕樹*; 木村 通*; 坪田 雅己*; 小島 由継*; 圓谷 貴夫*; 小口 多美夫*; et al.
Journal of Physics; Conference Series, 190, p.012070_1 - 012070_4, 2009/11
被引用回数:5 パーセンタイル:79.02(Physics, Condensed Matter)金属ランタン水素化物LaHのランタン吸収端のXANES測定を実施し、水素化に伴うランタンとの電子状態変化を調べた。水素量の増加によって、2でランタン吸収端のホワイトラインの強度の増加が観測された。これは八面体サイトに水素が侵入したことによってランタン5のホールが増加したことに起因すると考えられる。一方で、ランタン吸収端の肩構造は水素量が0から2へ増加すると消失する。これは四面体サイトに侵入した水素によって-混成が弱められたためであると考えられる。
葛下 かおり*; 石井 賢司; Wilkins, S. B.*; Janousova, B.*; 稲見 俊哉; 大和田 謙二; 坪田 雅己; 村上 洋一; 金子 耕士; 目時 直人; et al.
Physical Review B, 73(10), p.104431_1 - 104431_5, 2006/03
被引用回数:8 パーセンタイル:38.33(Materials Science, Multidisciplinary)反強磁性ウラン化合物UGa(=Ni, Pd, and Pt)について、Gaの吸収端で行った共鳴X線散乱について報告する。ネール温度以下で大きな共鳴シグナルが観測された。-及び-偏光に対するアジマス依存性から共鳴シグナルは磁気双極子の対称性を持っていることがわかった。このバンド電子の共鳴はUの電子との強い混成によりGaの状態の軌道偏極が誘起されたとする半局在モデルで解釈できる。以上の結果は、陰イオンでの共鳴磁気X線散乱は、対称性の議論からUのモーメントの配置を決定でき、混成に関する情報を与えることを示している。
濱 克宏; 吉田 英一; 坪田 浩二
JNC TN7450 99-001, 287 Pages, 1999/03
平成10年8月24日に開催された「釜石原位置試験研究国際ワークショップ」における各セッションの討論内容を、議事録・OHP集としてとりまとめた。なお、組織名については、当時のままの名称とした。
坪田 浩二
JNC TN7410 99-001, 348 Pages, 1999/03
釜石原位置試験研究は、地層処分研究開発の基盤研究である地層科学研究の一環として、「わが国の地質環境を理解し、地下深部の実測データを取得すること」を目的に昭和63年度より10年間(平成10年3月末まで)、岩手県釜石市西部に位置する釜石鉱山の既存坑道において実施してきた(図1)。本報告書では、第1フェーズの研究成果(動力炉・核燃料開発事業団、1994)をふまえつつ、10年間の成果として,第I章で栗橋花崗閃緑岩体の特性を、第II章では地下深部の坑道周辺の地質環境特性についての原位置試験研究の成果を示した。そして第III章では試験研究において活用あるいは開発・改良した調査技術について、その有用性を示した。また、主な結果を表として添付した。
吉田 英一; 坪田 浩二; 江角 則子; 濱 克宏; Metcalf
ナチュラルアナログ専門家会議(EC-NAWG), 0 Pages, 1999/00
約1千万年前に形成された東濃ウラン鉱床のウランはその後の断層運動、隆起・沈降運動、浸食作用や気候海水準変動にも大きな影響は受けず、地層中に保持され続けていることが明らかになっている。また、このウラン鉱床を分断する月吉断層の物質移動に関する研究によっても断層破砕帯中のウラン系列核種が移行した形跡はこれまでのところ認められていない。 本報告では、これまでの東濃ウラン鉱床および月吉断層中のウラン系核種や希土類元素の移行に関する研究成果と、今後の研究の方向について紹介する。
尾方 伸久; 太田 久仁雄; 濱 克宏; 坪田 浩二
サイクル機構技報, (1), p.41 - 50, 1998/12
広域地下水流動研究は、岐阜県東濃地域において平成4年度から地層科学研究の一環として実施している。本研究は、広域的な地下水流動の把握を目的としており、そのために必要な地質構造、地下水の地球化学などの研究を統合した包括的な研究である。本研究で実施する調査内容は1.地表から地下水深部までの地質構造、地下水流動と地下水の地球化学的特性の把握、2.地質構造モデル、水理地質構造モデル、地下水の地球化学モデルの構築、3.地質構造、地下水流動および、地下水の地球化学的特性を調査・解析・評価する技術の開発である。本報告では、広域地下水流動研究の概要と東濃鉱山周辺で、これまでに得られた地質学的、水理学的、地球化学的研究の成果の概要について延べる。
原 啓二; 武田 精悦; 石川 博久; 湯佐 泰久; 坪田 浩二; 安藤 康正
動燃技報, (100), p.235 - 253, 1996/12
高レベル放射性廃棄物の地層処分の研究開発については,原子力委員会の方針に従い,2000年前までに研究成果の第2次とりまとめを行い地層処分の技術的信頼性を示すことを当面の目標として,現在,性能評価研究,処分技術の研究開発地質環境条件の調査研究ならびにそれらの基盤となる地層科学研究を推進している。また,TRU廃棄物の処分研究については,1990年代末までに処分概念の見通しを示すため,高レベル廃棄物処分研究開発の成果を活用しつつ,TRU廃棄物の処分に特有な課題について研究開発を進めている。
坪田 浩二*; 落合 洋治*; 長谷川 健*; 永崎 靖志*; 山岸 明子*; 中野 勝志*; 宗藤 勝*
JNC TN7400 2005-021, 166 Pages, 1995/04
本報告書は,東濃地科学センター・技術開発課が,平成6年度に実施した研究開発業務の内容をとりまとめたものである。成果については,探鉱や採鉱に関連する技術開発と,地層科学研究に関連する技術開発および,共通的な業務,の三つに分類して報告した。平成6年度において技術開発課では,30件の技術資料登録と11件の外部発表を実施した他,工業所有権では特許3件と実用新案1件が公開され,各1件ずつ広告された。
坪田 浩二*; 落合 洋治*; 花木 達美*; 長谷川 健*; 沖田 正俊*; 小出 馨*; 永崎 靖志*
JNC TN7400 2005-019, 114 Pages, 1993/04
本報告書は、中部事業所・技術開発課が平成4年度に実施した研究開発の業務成果を取りまとめたものである。成果については、地層科学研究に係る技術開発と、探鉱や採鉱に関する技術開発の二つに分類して掲載した。
坪田 浩二
PNC TJ7374 90-001, 81 Pages, 1990/01
レーダー法を実用化し調査に応用する場合、岩盤の特性は大きな構成因子となる。しかしながら、必要な岩盤の諸物性(誘電率イプシロン、導電率シグマ、透磁率ミュー、及びパラメータとしての周波数)の測定例が少なく、これらについて対象岩盤の物性データを取得しておく必要がある。昨年度「レーダー法に関する岩石物性試験」と題してレーダー法開発の共同研究を実施し、いろいろな種類の岩石の乾燥資料についての比誘雷率、導電率透磁率の測定を行ったが、実際の探査においては地下の岩石は地下水位以下に分布する。従って、岩石は水に飽和した状態となっているので、本年度は自然状態を仮定して、岩石の含水率の差による物性への影響に対する実験を実施し、実際の探査における解析に役立てることを目的とする。
坪田 浩二
PNC TJ7374 89-001, 61 Pages, 1989/01
レーダー法を実用し、そして調査に使用する上で岩盤の物性は大きな構成因子である。しかしながら、必要な岩盤の諸物性(誘電率イプシロン、導電率シグマが、透磁率ミュー、及びパラメータとしての周波数)の測定例が少なく、これらについて対象岩盤の物性データを取得しておく必要がある。昨年度「試錐孔内電磁波探査法に関する基礎的物性」と題してレーダー法開発の共同研究を実施し、岩盤の諸特性(亀裂、含水、圧力〉による影響の評価を行ったが、岩盤の特性データはまだ十分ではなく、データを追加取得するとともに、再評価を行う。
青木 勝敏; 町田 晃彦; 本田 充紀; 服部 高典; 佐野 亜沙美; 綿貫 徹; 片山 芳則; 小松 一生*; 有馬 寛; 大友 季哉*; et al.
no journal, ,
LaDがLa金属格子中の重水素原子の再配置を伴って相分離することを放射光X線回折と中性子回折実験により見いだした。放射光実験はSPring-8、ビームライン22XUを中性子実験はJ-PARCの全散乱装置NOVAを用いて実施した。重水素原子はLaDではfcc金属格子の四面体サイトを占めているが、11GPaの圧力下で八面体サイトに移動してLaDとLaDが形成される。NaCl-型一水素化物は遷移金属では観測されているが、希土類金属で形成が確認されたのは初めてである。第一原理計算はLaHがLaHとLaHに10GPaで相分離することが示された。生成エンタルピー計算からLaHの体積減少が相分離を駆動していることがわかった。