検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 5 件中 1件目~5件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

口頭

非一様相における低エネルギー有効理論

Lee, T.; 仲野 英司*; 津江 保彦*; 巽 敏隆*; 丸山 敏毅

no journal, , 

近年QCD相図の中間密度領域において、カイラル凝縮が空間異方性を持つ周期的構造を取った場合、従来の一様凝縮する場合と比べ、系の自由エネルギーが下がるという結果が示された。そのため、非一様カイラル凝縮相の発現可能性が注目されている。カイラル非一様相が実際に存在する場合、実験で観測にかかる自由度はその上の励起なので、そこでの励起モードを調べることは、QCD臨界点や相境界を定めるアプローチの一つとして、また非一様相の観測可能性を吟味するうえで大変重要である。われわれはこの非一様相に注目し、その基底状態(真空)の上の低エネルギー集団励起についてギンツブルグ・ランダウ展開でアプローチし、リフシッツ点近傍で有効な3+1次元のGLラグランジアンを構成した。そして、非一様相の基底状態として有力なFF型のAnsatzを与え、そこでの対称性の破れのパターンと南部・ゴールドストーン励起の性質について調べた結果、U(1)モデルにおいて、U(1)-並進ロッキング状態が実現することやゴールドストーンモードと振幅モードの混ざった固有モードが現れること、また、分散関係に方向依存性が出ることなどがわかった。

口頭

非一様相における低エネルギー有効理論

Lee, T.; 仲野 英司*; 津江 保彦*; 巽 敏隆*; 丸山 敏毅

no journal, , 

近年、QCDの有限密度領域におけるカイラル相転移に伴う非一様相の発現が話題となっている。これはカイラル凝縮が一次元的周期構造を取った場合、これまで前提となっていた一様凝縮する場合と比べて、系の熱力学的エネルギーを下げる結果がモデル計算により示されたからである。実際、このような非一様相が存在する場合、将来的に重イオン衝突実験などより観測される物理的な自由度はその上の励起である。そこで、われわれはこの非一様相に着目し、基底状態上での低エネルギー集団励起を計算することにした。ここでは、model-independentな議論をするためにGinzburg-Landau展開でアプローチし、臨界点近傍で有効な3+1次元のラグランジアンを構成する。基底状態としてはFFタイプとLOタイプの2種類のAnzatsを与え、それぞれについての長波長モード(南部-Goldstoneモード)を見つけ、その分散関係について調べる。

口頭

非一様相における南部ゴールドストーン励起

Lee, T.; 仲野 英司*; 津江 保彦*; 巽 敏隆*; 丸山 敏毅

no journal, , 

クォーク・ハドロン多体系の有限密度相において、近年非一様カイラル凝縮相の発現可能性が盛んに議論されている。実際QCDの議論やモデル計算において、カイラル凝縮が空間的非一様構造を有する場合、一様凝縮する場合と比べて系の自由エネルギーを下げる結果が示されている。そこで、我々はこの非一様カイラル凝縮相に注目し、その基底状態の上の南部-ゴールドストーン励起(低エネルギー集団励起)について考察する。QCD相図上で実際にカイラル非一様相が存在する場合、実験(重イオン衝突反応)で観測にかかる物理的な自由度はその真空の上の励起であるため、非一様相での低エネルギー励起モードを明らかにすることはQCD相図の解明(臨界点や相境界の同定)や中性子星物理への寄与(非一様クォーク物質の状態方程式からの寄与)につながる。本講演では、非一様相の基底状態として2種類の候補を用い、対称性の議論から得られた南部-ゴールドストーンモードとその分散関係について考察した結果を報告する。さらに、非一様相における低エネルギー有効理論の構築に向けた課題・展望についても言及する。

口頭

Nambu-Goldstone excitations on chiral spiral phases and its effective theory

Lee, T.; 仲野 英司*; 津江 保彦*; 巽 敏隆*; 丸山 敏毅

no journal, , 

有限温度・密度におけるQCD相図でのカイラル非一様相の存在可能性とその性質を調べた。モデルに依存しない取扱いとして、Lifshitz点近傍においてGinzburg-Landau展開によるアプローチを行った。非一様凝縮体としては、1次元的周期変調を持つ2種類(FF型とLO型)の基底状態を採用した。今回、複素スカラー場(U(1)モデル)を用いて下で解析を行った結果、FF型基底状態では並進とU(1)回転変換が結合した対称性が実現し、結果としてNGボソンの数が単純に対称性の破れた数だけ出てくるわけではないことがわかった。また、その分散関係については、方向によって分散関係に違いが出ることも明らかにした。最終的に有効理論構築に向けた現状の課題と現象論との関連性を指摘した。

口頭

二重カイラル密度波上でのNGモード

Lee, T.; 仲野 英司*; 津江 保彦*; 巽 敏隆*; 丸山 敏毅

no journal, , 

クォーク・ハドロン多体系の相図において、リフシッツ点(臨界点)の発現可能性とそれによる非一様カイラル凝縮相の物性を調べた。(Wilson-)Ginzburg-Landau理論と呼ばれる模型非依存の理論的枠組みを用い、カイラル非一様相の基底状態として、秩序変数が1次元方向に変調する解の一つであるニ重カイラル密度波を採用した。解析の結果、この真空ではフォノン(フェーゾン)とパイオンの自由度が一次結合し、カイラル対称性の役割により、パイオン凝縮とは異なった特徴を持つことがわかった。また、対称性の破れによる素励起(粒子)の数については、独立な自由度の運動方程式が同じになることから、実際に出てくる南部・ゴールドストーン(NG)モードの数が減ることが確認された。これは媒質中でのNG定理の特徴と考えられる。分散関係についてはx-y方向の冪が大きいことから、NGモードから構築される有効理論としては、3+1次元の中のx-y方向の2+1次元的な理論になると考えられる。

5 件中 1件目~5件目を表示
  • 1