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岡根 哲夫; 藤森 伸一; 間宮 一敏; 岡本 淳; 藤森 淳; 辻井 直人*; 吉村 一良*
Acta Physica Polonica B, 34(2), p.1019 - 1022, 2003/02
YbCuM化合物(M=Ag, Au, Pd, etc.)はAuBe型結晶構造を持ち、M元素の違いにより多様な物性を示すことから興味が持たれている物質である。この内YbCuAgは典型的な高密度近藤系の性質を示すが、その固溶体YbCuAgはxが0.125から1の範囲でAuBe型構造を持つ結晶が生成され、全て高密度近藤系の性質を示す。組成比xが減少するにしたがって近藤効果の特性温度は系統的に減少していく。本研究は高分解能光電子分光実験により組成比xの変化に応じた電子状態の変化を調べたものである。実験の結果、フェルミ準位近傍にこの物質の重い電子系的ふるまいと対応する近藤ピークを観察し、これが組成比xの減少とともに強度が減少し、かつピーク位置がフェルミ準位に近づいていくことを明らかにした。
加倉井 和久; 松田 雅昌; 長谷 正司*; 小澤 清*; 北澤 英明*; 辻井 直人*; Doenni, A.*; Hu, X.*; 黒江 晴彦*
no journal, ,
粉末試料の中性子非弾性散乱によるスピンギャップ系の研究に関して報告する。近年量子スピン系に見られる磁化プラトー現象が理論及び実験により注目を浴びている。磁気交換作用の大きさは磁化率測定からおおよそ見積もれるが、実際のプラトー現象を起こす幾何学的相互作用スキームの検証には微視的中性子磁気散乱が不可欠である。この成果報告ではスピン1/2反強磁性ボンド交代鎖-AgCuPO及びトライマー鎖物質Cu(POOD)の粉末試料中性子磁気非弾性散乱の実験結果を紹介する。またこのような研究がJ-PARCパルス中性子源施設に建設予定の低エネルギーチョッパー分光器で効率よく展開できることを強調する。
北澤 英明*; 河村 幸彦*; 間宮 広明*; 寺田 典樹*; 鈴木 博之*; 辻井 直人*; Doenni, A.*; 金子 耕士; 目時 直人; 井川 直樹; et al.
no journal, ,
冷凍機の高性能蓄冷材としての用途が期待されるHoPdと希薄スピネルフェライトについて、JRR-3における粉末中性子回折実験の結果を報告する。100K以下で、k=(0.18, 0.18, 0.18)の秩序ベクトルを伴う磁気ピークを観察した。ピーク線幅は最低温度5Kでも非常に広く、この物質は低温で長波長のモジュレーションを伴った短距離秩序が生じることが明らかとなった。