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国枝 賢
no journal, ,
評価済み核反応断面積およびその誤差・共分散は原子力・放射線工学における基礎データである。共鳴領域において、我が国ではJ-PARC等の施設を用いてLLFPやMA等に対する断面積測定のアクティビティが高まりつつある。一方、測定データの理論解析においては欧米諸国の計算コードに頼っているのが現状である。しかし理論計算オプションや計算可能な物理量、あるいは解析条件に制約がある等の適用限界があり、諸国のコードは一長一短の性格を有している。そこで、本研究ではこれまで軽核断面積評価用に開発した計算コードAMURを改良し、測定データを解析する上で汎用的かつ拡張性の高い共鳴解析コード開発することを目的とした。本発表では、中重核に対する中性子捕獲断面積の計算手法や計算の高速化、および測定データに対する補正オプション等の概要を報告する。さらにF-19等に対する中性子断面積の解析例を示し、核データ評価への適用性を議論する。
岡野 靖; 山野 秀将
no journal, ,
森林火災のハザード評価手法及び事象進展評価手法の開発を行ってきた。森林火災と雷の重畳事象では、雷起因の森林火災発生頻度に加え、雷発生時の気象条件の森林火災強度への反映が重要となる。本報では、ロジックツリーにこれらの効果を取入れることで重畳事象のハザード曲線定量化が可能なことを示した。
永石 隆二; 近藤 孝文*; 神戸 正雄*; 吉田 陽一*; 井上 将男
no journal, ,
福島第一原子力発電所事故では冷却水に海水が使われ、その塩分に含まれるハロゲン化物が水の放射線分解に重大な影響を及ぼすため、純水及び無限希釈水を対象とした従来の均一反応計算では、海水等の塩水溶液中の溶存種や生成物の挙動解析が極めて困難である。したがって、分解生成物(ラジカル・分子)の収量や放射線誘起反応に対する塩濃度依存性(塩効果)の解明・評価が急務である。そこで本研究では、低LET(線エネルギー付与)放射線を用いた定常・パルス照射実験の結果をもとに、上記計算での入力データとして不可欠な水の分解のプライマリ(1次)収量の評価を、海水及びその濃厚系に対して試みた。
大図 章; 前田 亮; 米田 政夫; 飛田 浩; 呉田 昌俊
no journal, ,
原子力機構では、従来測定技術では測定が困難なMA核変換用MA-Pu燃料などの高線量核燃料や共存物質が多数含まれる核物質を対象とする中性子源を用いた次世代の非破壊測定装置(Active-N)を開発している。その中で、核分裂性核種の総質量を計測するダイアウェイ時間差分析(DDA)部では、高速中性子直接問いかけ(FNDI)法を基盤技術とする。FNDI法では、高速中性子を測定サンプル容器の周囲に設置したモデレータに直接照射して熱化させる。測定サンプル容器内の核分裂性核種の量は、その熱化した中性子との核分裂反応により発生する核分裂中性子を計数して測定する。本報では、その測定性能を決定するモデレータの厚みを最適化するために実施したMCNPを用いたシミュレーションの結果に関して報告する。
横山 賢治; 神 智之
no journal, ,
汎用炉心解析システムMARBLEの燃焼計算ソルバーにチェビシェフ有理関数近似法を導入し、最新の核データライブラリを利用した総和計算法による崩壊熱の計算が可能であることを確認した。
Garca-Lodeiro, I.*; Gao, Y.*; Chavda, M.*; 入澤 啓太; 目黒 義弘; 木下 肇*
no journal, ,
The present study investigates the effect of phosphates on hydrothermal treatment of CAC system at 60C, 105
C and 180
C. The treatment of conventional CAC resulted in formation of stable C
AH
and
-AlOOH. Modification by mono-phosphate appeared to have delayed the hydration and overall reaction of CAC, whereas poly-phosphate appeared to significantly stabilise the amorphous binding phase up to 180
C. No crystalline phase was observed except hydroxyapatite when poly-phosphate was used.
谷口 拓海; 入澤 啓太; 伊藤 譲; 並木 仁宏; 大杉 武史; 阿部 智久; 佐藤 淳也; 榊原 哲朗; 中澤 修; 目黒 義弘; et al.
no journal, ,
原子力機構は、英国シェフィールド大学と協力して、文部科学省廃炉加速化共同プログラムを実施している。本研究では、それら廃棄物の水素ガス燃焼・漏えいリスク低減を目的に、低含水リン酸セメントによる閉じ込めを目指す。本発表では、日英共同プロジェクトの概要と合成した模擬廃棄物を紹介する。
深野 義隆
no journal, ,
本研究では、ナトリウム冷却高速炉(SFR)において、シビアアクシデント(SA)に至る可能性のある事象としてその開発当初から歴史的に研究されて来た炉心局所事故のうち、最も厳しい結果となる仮想的集合体入口瞬時完全閉塞(TIB)事象について、原型炉を対象とした評価を行った。その結果、万一TIB事象が発生したとしても、炉心の損傷は限定的であり、安全に炉停止されること、また、その結果の影響はSFRの代表的なSAである炉心流量喪失時原子炉停止機能喪失事象に十分包絡されることを明らかにした。なお、本研究では、出力制御系の影響を考慮したが、損傷の拡大速度等に若干の影響が見られるものの、炉停止までに損傷する集合体数は同等となることを確認した。
北村 暁; 赤堀 邦晃*
no journal, ,
二酸化ウランおよび使用済燃料の水溶液に対する溶解速度(燃料溶解速度)に及ぼす炭酸濃度の影響について、炭酸の存在が二酸化ウランマトリクスの酸化的溶解に寄与することが考えられることから、文献調査によりレビューした。溶解速度の炭酸濃度依存性は不活性雰囲気と還元雰囲気で異なっており、直接処分環境である還元雰囲気のデータが不足していることが明らかになった。
遠藤 貴志; 天野 由記; 根本 一昭; 伊藤 剛志; 舘 幸男
no journal, ,
地下環境における微生物コロイドの核種移行影響評価技術開発を目的として、北海道幌延町において地下水を採取し、地下水中の全コロイドおよび微生物コロイド密度に関するデータを取得した。また、嫌気的条件下にて希土類元素の収着試験を行い、全コロイドに対する元素の収着特性を評価するとともに、微生物と元素の相互作用について考察した。
西田 明美; 太田 良巳*; 坪田 張二
no journal, ,
飛翔体の衝突に伴う構造物の局部破壊については、その破壊様式に応じて多くの評価式が提案されている。既往の評価式は、構造物に対して垂直に衝突する実験から導かれた実験式が主であり、斜め衝突に関する研究はほとんど行われていないのが現状である。そこで本研究では、実験結果およびシミュレーション結果に基づき斜め衝突に対する評価式を提案することを目的とする。本稿では、まず、柔飛翔体による既往局部損傷実験結果の再現解析およびその検証結果について述べる。次に、検証された解析手法を用いて、柔飛翔体の斜め衝突による貫通現象のシミュレーション解析を実施した結果について述べる。得られた結果より、垂直衝突よりも斜め衝突のほうが衝突によるエネルギーがRC版内で多く消費されるなど、有用な知見が得られることがわかった。
三輪 周平; 品田 雅則; 逢坂 正彦; 杉山 智之; 丸山 結
no journal, ,
シビアアクシデント時の原子炉冷却系内の温度条件を模擬した装置によりCs及びIから成る沈着物とBO
の蒸気種/エアロゾルの化学反応実験を実施した。沈着物とB
O
蒸気種/エアロゾルの反応により揮発性I化合物が生成し、有意量のIが再蒸発することがわかった。
星野 貴紀; 岡村 信生; 渡部 雅之; 小泉 健治
no journal, ,
過酷事故時の炉内には、(U,Zr)Oに代表される酸化物相のデブリのみならず、ジルカロイ中に酸素が固溶した
-Zr(O)などの金属相のデブリも存在すると考えられる。様々な条件で作製したZr(O)の機械的性質を測定した結果、Zr中にOが固溶することで金属の機械的性質から酸化物に近い性質を示すことを確認した。
原島 丈朗; 山下 照雄; 松村 忠幸; 大山 孝一; 菖蒲 康夫; 小高 亮
no journal, ,
ガラス固化技術開発施設(TVF)のガラス固化処理期間の短縮に向けた方策の一つであるTVF3号ガラス溶融炉に対して、ガラス固化技術開発施設(TVF)の現状のガラス溶融炉の課題と対策を基に、次期ガラス溶融炉への要求機能の対策案、施設側の前提条件や制約条件を整理し、候補炉形式の検討を行うとともに適用技術を具体化しガラス固化処理技術開発施設(TVF)における成立性を確認した。
寺島 元基; 斉藤 拓巳*; 石井 智子*; 伊藤 美貴*; 赤木 洋介*; 舘 幸男
no journal, ,
放射性Euと溶媒抽出法を用いて、幌延の地下研究施設の深度250mの深部地下水に溶存するフミン酸と低濃度のEuとの錯生成データを取得し、市販のフミン酸の錯形成挙動との比較およびモデル解析から、深部地下水中の溶存フミン酸の低濃度Euとの錯生成特性を明らかにした。
松本 俊慶; 川部 隆平; 杉山 智之; 丸山 結
no journal, ,
シビアアクシデント時の溶融炉心放出への対策として、格納容器下部への先行注水が検討されている。ジェット状に水中に落下する溶融炉心の冷却性評価手法の高度化のため、JASMINEコードの改良を行った。また、実験の解析を行い、高度化に必要な課題の検討を行った。
高野 雅人; 伊藤 義之; 鈴木 達也*; 滝本 真佑美*; 松倉 実*; 三村 均*; 森 浩一*; 岩崎 守*
no journal, ,
東海・再処理施設から発生する低放射性廃液は、低放射性廃棄物処理技術開発施設(LWTF)で処理される計画であり、LWTFのCs及びSr吸着塔で使用する吸着材の検討を行っている。Cs及びSr吸着材は、処理対象廃液のpHの影響を受け吸着性能が低下する等の特徴を有するため、実機(LWTF)への適用にあたっては、吸着性能を十分発揮させる吸着プロセスを検討する必要がある。このため、実機を模擬した連結カラム試験を行い、Cs及びSr吸着材の通液順序による各吸着材の破過特性を調査し、最適な吸着プロセスを検討した。その結果、各吸着材の使用順序として、1Sr吸着材2Cs吸着材の順に通液することで、Cs及びSr吸着材の破過特性は向上することが分かった。
鈴木 美寿; 西田 誠志*
no journal, ,
サボタージュ防護強度の高い原子力発電所を考えるために、IAEA技術文書(NSS No.16)を参考に悪意を持った敵対者による初期事象を考慮して、サボタージュET/FTを使ってターゲットセット、重大サボタージュシナリオ及び枢要区域の特定と防護セットの具体的策定方法を、例題を用いて提案する。また、施設設計における安全とセキュリティのインターフェースについて、妨害破壊行為リスクの低減及び深層防護の観点からその重要性を示す。
木部 智; 藤咲 和彦*; 坂本 淳志; 佐野 雄一; 竹内 正行; 鈴木 英哉; 津幡 靖宏; 松村 達郎
no journal, ,
PUREXプロセスの抽出ラフィネートからMAを回収するプロセス開発の一環として、抽出剤にTDdDGAを用いたフローシートの開発を進めている。本試験では、油水間の相分離性に優れる遠心抽出器を用いて、模擬ラフィネートを対象とした向流多段抽出/逆抽出試験を実施し、各元素の抽出・逆抽出挙動を評価するとともに、ミキサセトラを用いた際の同挙動との違いについて、比較・検討した。試験を通して、エントレイメントやオーバーフロー等の異常は認められなかった。MAと同様の挙動を示す希土類元素については、ミキサセトラを用いた試験と比較して、同等の抽出挙動が得られるとともに、逆抽出効率の向上が確認された。逆抽出効率の向上は、遠心抽出器の高い相分離性に起因するものと推定され、本系における遠心抽出器の適用の有効性が示された。
山野 秀将; 西野 裕之; 栗坂 健一; 岡野 靖; 高田 孝; 堺 公明; 山元 孝広*; 石塚 吉浩*; 古川 竜太*; 下司 信夫*; et al.
no journal, ,
代表的な外部ハザードを対象にナトリウム冷却高速炉のPRA手法及びマージン評価手法を開発してきた。ここでは、最終年度(平成27年度)の成果概要、並びに強風と降雨の重畳ハザードに対する事象シーケンス評価手法の開発について報告する。