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論文

外来雑草種子の繁殖防止を目的とした放射線照射効果

高谷 保行*; 伊藤 均*

食品照射, 34(1-2), p.23 - 29, 1999/00

近年、海外より雑草種子が侵入し、農畜産業に被害を与えているとの報道がなされている。これらの雑草は繁殖力が強く、中には家畜の死をもたらす有害なものもある。本研究では、外来雑草種子の侵入を水際で防止することを目的として、放射線による外来雑草種子の成長抑制効果について検討した。7種類すべての種子において、1kGyで根毛の正常な成長が阻止されていた。2種の外来雑草種子において1kGyまでは第一葉の発生まで正常な成長が見られたが、それ以上の線量では、子葉の発生はあったが第一葉の発生は認められなかった。そのほかの外来雑草種子においては、1kGy以下の線量で発芽$$rightarrow$$成長の傾向が認められるが、1kGy以上では枯死する傾向が認められた。以上のことから、本研究で用いた外来雑草種子については、1kGyの線量をしきい値として成長抑制がなされ、それ以上の線量では、正常な成長に障害があると考えられる。

論文

生薬中の微生物分布と放射線殺菌効果

伊藤 均*; 鎌倉 浩之*; 関田 節子*

食品照射, 34(1-2), p.16 - 22, 1999/00

近年、生薬等の衛生基準がきびしくなってきており、なんらかの殺菌処理が必要になってきている。しかし、生薬を酸化エチレン等の薬剤処理すれば毒性物質の残留が問題になり、蒸気殺菌の場合には薬用成分の低減が問題になる。生薬31試料中の好気性細菌数は1g当たり2$$times$$10$$^{2}$$~1$$times$$10$$^{8}$$個あり、大腸菌群は7$$times$$10$$^{2}$$~4$$times$$10$$^{4}$$個検出された。また、生薬中の大腸菌群には腸内由来と思われる菌も検出され、好気性細菌群はBacillus以外に土壌由来の大腸菌の仲間も多く含まれていた。一般糸状菌の汚染菌数は1g当たり6$$times$$10$$^{1}$$~2$$times$$10$$^{5}$$個ありAspergillus niger群やA.Flavus群も多く検出された。微生物汚染の著しい生薬・ショウマでは14kGy照射しても好気性細菌は7$$times$$10$$^{3}$$個生残しており、大腸菌群のKlebsiellaが2$$times$$10$$^{2}$$個生残していた。しかし、多くの生薬は8~10kGyで検出限界以下に殺菌された。なお、14kGy以上の主要生残菌はAcinetobacterである。

論文

照射キトサンの抗糸状菌活性

P.T.Ha*; T.T.Thuy*; Hien, N. Q.*; 長沢 尚胤*; 久米 民和

食品照射, 34(1-2), p.43 - 46, 1999/00

照射キトサンの植物栽培、とくに植物病原性糸状菌に対する効果を検討した。500kGy(乾燥状態)照射したキトサンは、茶やキクの生育促進効果を示す。一方、植物病原正糸状菌に対する抗菌活性は100kGy以下の低線量で効果が得られた。Exobasidium vexans,Septoria charysanthemun, Gibberella furikuroiの3種の糸状菌に対する抗菌活性を調べた結果、最適線量は75kGyであり、また脱アセチル化度の高いキトサン10B(99%)の方が8B(脱アセチル化度80%)より効果が大きかった。また糸状菌の種類によって効果が異なり、G.furikuroiが最も感受性が高かった。これら照射キトサンの抗糸状菌活性の増大やファイトアレキシンの誘導効果などが、植物の生育促進に寄与しているものと考えられた。

論文

各種多糖類の放射線分解と生物活性

長澤 尚胤*; 三友 宏志*; 吉井 文男; 幕内 恵三; 久米 民和

食品照射, 34(1-2), p.37 - 42, 1999/00

各種多糖類の放射線による分解効果と、分解産物における各種生物活性の誘導効果について検討している。本報告ではアルギン酸ナトリウムを用いた結果を中心に、キトサン、カラギーナン、コンニャクマンナンなどほかの多糖類での結果も含めて報告する。アルギン酸のオオムギに対する生長促進効果を調べた結果、水溶液中90kGy照射試料で最も高い活性が得られた。アルギン酸は線量の増加とともに分子量が低下し、最も活性の高い90kGy照射の分子量は約7,000であった。また、植物生育促進のための最適濃度は150ppmであった。ほかの多糖類でも植物生育促進効果が認められるものがあり、分子量や構造の影響を検討中である。

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