Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
岡本 稔; 丸山 敏毅; 矢花 一浩*; 巽 敏隆*
Proceedings of Science (Internet), 146, p.218_1 - 218_6, 2013/04
中性子星クラストや超新星爆発の前段階の低密度原子核物質において、「原子核パスタ」と呼ばれる非一様構造が現れると示唆されている。多くの先行研究において、一様背景電子と「原子核パスタ」の結晶構造が仮定され、Wigner-Seitz(WS) cell近似も使われてきた。球状の「原子核パスタ」(droplet)において、体心立方(bcc)格子が、面心立方(fcc)格子や単純立方格子よりエネルギー的に安定であるとされてきた。これは同等のサイズのdropletをそれぞれの結晶格子に配置した場合のクーロンエネルギーを比較することによって決定された。より正確には、電子の非一様性とdropletの結晶格子に応じたサイズを考慮しなければならない。われわれは相対論的平均場理論とThomas-Fermi模型に基づいてベータ平衡下の低密度原子核物質に対して空間3次元の計算を行った。発表では、エネルギー的に最も安定な構造、WS cell近似を用いた場合との比較、dropletのfccとbccにおける差異などについて述べる。また、中性子星クラスト物質の弾性率に対するdropletの有限サイズ効果や結晶構造の影響についても言及する。
丸山 敏毅; 安武 伸俊*; 巽 敏隆*
Proceedings of Science (Internet), 146, p.125_1 - 125_6, 2013/04
ニュートリノがトラップされた原子核物質の非一様構造と物質の性質を調べた。理論的枠組みとしては相対論的平均場とトーマス-フェルミ近似を用いた。ニュートリノを含まないわれわれの以前の研究では、電子含有率を固定した場合、いわゆるパスタ構造が現れたが、ベータ平衡物質では、球形核のみが見られた。今回の研究では、レプトン含有率を固定した計算を行ったところ、ニュートリノの圧力を下げるように陽子密度が上昇し、陽子-中性子の強い引力がもたらすクラスター生成により非一様パスタ構造の出現が促進されることがわかった。また、ニュートリノの存在が状態方程式に与える影響についても報告する。
太田 周也; 牧井 宏之; 石井 哲朗; 西尾 勝久; 光岡 真一; 西中 一朗; 千葉 敏
no journal, ,
大質量星中のHe燃焼過程に起こるとされるNe(
,n)
Mg反応はs-過程元素合成のための重要な中性子源であると考えられている。一方で、
Ne(
,
)
Mg反応も競合過程として考えられるので、この二つの反応の分岐比を低エネルギー共鳴において決定する必要がある。しかし、E
(830keV)共鳴エネルギーと強度が不確かである等の問題がある。本研究では、この共鳴の情報を得るための実験を進めている。原子力機構のタンデム加速器で
Neビームを用い、
Li(
Ne,
Mg) dによる
粒子移行反応で
Mgを励起し、共鳴状態からの中性子と
放出の分岐比の測定を試みることにした。今回の国際会議では、実験装置の開発状況について発表する予定である。