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酒井 健二; 二川 正敏; 高田 弘; 坂元 眞一; 前川 藤夫; 木下 秀孝; 関 正和; 羽賀 勝洋; 粉川 広行; 涌井 隆; et al.
Proceedings of 20th Meeting of the International Collaboration on Advanced Neutron Sources (ICANS-20) (USB Flash Drive), 6 Pages, 2012/03
本報告では、東日本大震災の発生時におけるJ-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)の中性子源ステーションの挙動、被害状況を調査する。大震災発生時、MLFでは幾つかの機器で大きな揺れを検知した後、外部電源が喪失し、全循環システムが自動停止した。水素は設計通り屋外に放出され、機器異常による水銀, 水素, 放射性ガスの漏えいも生じなかった。一方、激しい揺れは遮蔽体ブロックのずれ、建屋周辺の地盤沈下による外部供給配管の破断を引き起こした。この配管破断による圧縮空気の喪失は、圧空シリンダーを用いた固定装置や空気操作弁などに影響を及ぼしたが、主要機器の大きな破損までは至らなかった。これらの結果は、本ステーションの緊急事態に対する安全設計の妥当性を実証した。
羽賀 勝洋; 粉川 広行; 涌井 隆; 直江 崇; 二川 正敏
Proceedings of 20th Meeting of the International Collaboration on Advanced Neutron Sources (ICANS-20) (USB Flash Drive), 6 Pages, 2012/03
高出力のパルス陽子ビーム入射により、水銀ターゲット中に誘起される圧力波によって引き起こされるキャビテーション損傷は高出力ターゲット容器の開発にとって極めて重要な課題である。水銀中への微小気泡注入は圧力波を緩和するための有望な技術の一つであり、半径数十100
m程度の微小気泡を水銀流れ中に生成し、ビーム窓近傍に適切な微小気泡分布を実現するための技術開発を行ってきた。われわれは理想的なサイズの気泡を生成可能な旋回流型の気泡生成器を開発し、J-PARCの実機サイズのターゲット中における気泡流動現象を調べた。その結果、ビーム窓近傍に適度なサイズの微小気泡を分布させうることを確認した。しかし、水銀に対する気泡体積割合であるボイド率はターゲット底部で10
以下と期待した値より低かった。ビーム窓部でのボイド率を増やすためにターゲット容器中の水銀流路設計を見直し、気泡生成器をビーム窓近くへ配置した。気泡生成器で発生する旋回流れの効果も加わり、ビーム窓部の微小気泡分布は均一化され、底部のボイド率も改善することがわかった。本講演では、水銀中の微小気泡分布評価と高出力ターゲット容器の設計について報告する。
中島 健次; 河村 聖子; 菊地 龍弥; 中村 充孝; 梶本 亮一*; 稲村 泰弘; 高橋 伸明; 相澤 一也; 鈴谷 賢太郎; 柴田 薫*; et al.
no journal, ,
アマテラスは、J-PARCの物質・生命科学実験施設のBL14に設置されたディスクチョッパー型分光器である。アマテラスはパルス整形チョッパーを持ち、結合型減速材の大強度と相まって、大強度と高分解能を両立することのできる分光器である。分光器は、2009年に設置され、同年12月より供用を開始し、その性能は、試験測定やユーザーの実験を通して確認されてきた。今回の発表では、アマテラスの現状について報告する。