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飯久保 智*; 樹神 克明; 竹中 康司*; 高木 英典*; 社本 真一
Journal of Physics; Conference Series, 251, p.012014_1 - 012014_4, 2010/12
被引用回数:3 パーセンタイル:76.08Magnetic and local structures in an antiperovskite system, MnCu
Ge
N, with a giant negative thermal expansion have been studied by neutron powder diffraction measurement. We discuss (1) an importance of an averaged cubic crystal structure and a
antiferromagnetic spin structure for the large magneto-volume effect (MVE) in this itinerant electron system, (2) an unique role of a local lattice distortion well described by the low temperature tetragonal structure of Mn
GeN for the broadening of MVE.
伊藤 崇芳; Harjo, S.; 有馬 寛; 阿部 淳; 盛合 敦; 相澤 一也; 新井 正敏; 中谷 健; 稲村 泰弘; 細谷 孝明*; et al.
no journal, ,
工学材料回折装置「匠」は工学材料の残留応力,ひずみ特性を得るためにJ-PARAC/MLFに建設され、2008年12月より供用課題での利用が開始された。この発表では主として「匠」におけるデバイス制御,データ収集,データ処理を行うソフトウェアの開発状況について報告する。MLFではイベントモードでのデータ収集システムを採用しており、これにあわせてMLFの計算環境グループは、デバイス制御,データ収集,データ処理を行う共通のフレームワーク,ミドルウェア,ライブラリを開発している。「匠」の装置グループでは、これらの共通プログラムをベースとして、二種類のソフトウェアを開発している。一方はコマンドラインでの操作で、熟練したユーザーが複雑な制御を構成できるように作られている。他方はマウス操作によるソフトウェアで誰しもが簡便に一連の測定を行えるように作られている。2008年9月からのコミッショニング、12月からの供用課題ではおもにコマンドライン操作のソフトウェアを用いた。このソフトウェアによるマッピング測定や、種々のデータ処理などについて、これまでに得られた典型的な結果を例としてあげながら報告する。
有馬 寛; 服部 高典; 小松 一生*; 阿部 淳; 内海 渉; 鍵 裕之*; 鈴木 昭夫*; 鈴谷 賢太郎; 神山 崇*; 新井 正敏; et al.
no journal, ,
近年の大強度パルス中性子実験施設の稼働に伴い、高温高圧領域をターゲットとした研究に注目が集まっている。本発表ではJ-PARC/MLFのNo.11ビームラインに建設中の超高圧中性子回折装置の装置設計について述べる。本装置は15GPa, 2000Kまでの温度圧力領域における結晶及びガラス,液体の構造解析を目的としている。ビームラインの特徴は次の2点である。(1)中性子実験用に新規開発するマルチアンビル高圧発生装置とナノ多結晶ダイヤモンドセルを導入する。(2)1mm10mm
程度の微小な試料での効率的な測定を行うためにスーパーミラーによる集光を行う。設計の現状とMcStas, PHITSを用いたモンテカルロシミュレーションによるビームライン性能評価の結果について述べる。
脇本 秀一
no journal, ,
We review magnetic excitation in the strongly underdoped and strongly overdoped regions of LaSr
CuO
studied by inelastic neutron scattering. The magnetic excitation of the diagonal incommensurate state in the underdoped regime shows the "hour-glass" type dispersion that is qualitatively similar to that of superconducting samples. Thus, the change of the incommensurate modulation vector from the diagonal to the parallel direction is important for the superconductivity. On the other hand, the low-energy spin fluctuations decrease linearly with doping in the heavily overdoped region with
0.25 and then disappear concomitantly with the disappearance of the superconductivity at
=0.30. These facts demonstrate that the spin fluctuations of the parallel stripe state play crucial role in the high-Tc supercondcutivity.
脇本 秀一; 石角 元志; 樹神 克明; 社本 真一; 松田 雅昌; 梶本 亮一; 伊豫 彰*; 鬼頭 聖*; 永崎 洋*; 新井 正敏; et al.
no journal, ,
Neutron scattering experiments were done using polycrystalline samples of LaFeAsOF
with
=0.05 and 0.075. For both samples, magnetic inelastic scattering intensities have been observed at
1.15
and the inelastic magnetic signal at
12 meV increases with decreasing temperature below 30 K, while that at
8 meV decreases. These facts suggest that the magnetic fluctuation indeed survives in the superconducting region of the 1111 compounds. Furthermore, there is a shift of magnetic spectrum across this temperature, which might be characterized by a spin gap opening in the superconducting state.
阿部 淳; 服部 高典; 小松 一生*; 有馬 寛; 荒川 雅*; 奥地 拓生*; 鍵 裕之; 八木 健彦*; 上床 美也*; 松林 和幸*; et al.
no journal, ,
2009年の1月2月にJ-PARC/MLFの工学材料回折装置「匠」に2種類の高圧装置、パリ-エジンバラプレスとパームキュービックアンビルセルを持ち込んで、高圧中性子回折実験を行った。試料には鉛を用い、鉛の中性子回折線を観察することで、「匠」において高圧実験が可能であるか検討した。どちらの高圧装置を用いても鉛のピークが観測され、パームキュービックアンビルセルを用いた高圧の測定では、圧力増加に伴い鉛のピークがd値の低くなる方へシフトした。このことから、J-PARCの「匠」において高圧中性子回折実験が可能になったと言える。
田中 浩道; 吉田 登; 伊藤 幸弘; 神原 理; 岩橋 孝明; 帷子 朝彦*; 五島 毅*; 室屋 孝司*; 佐々木 泰三*; 町田 浩一*; et al.
no journal, ,
MLF供用運転時に実験データの確実な取得のため、中性子実験機器の電気ノイズに対する耐性を見積もっておく必要がある。そのためにクレーン,チョッパー等の機器の運転に同期した電源ライン及びグランドラインのノイズ評価を行った。これらの評価を行った結果、シャッターの誤操作の復旧など、非常に重要な成果が得られた。
岩橋 孝明; 神原 理; 伊藤 幸弘; 吉田 登; 曽山 和彦; 丸山 龍治; 梶本 亮一; 新井 正敏
no journal, ,
四季分光器はおもに超伝導現象などの物性物理の研究を目的に設置された高輝度のチョッパー型分光器である。必要な高輝度を実現するためにスーパーミラーガイド管の設置が必要であるが、このガイド管を必要な精度で設置することが重要な技術となる。そこで、必要なガイド管システムを構築し、実際に四季分光器のビーム輸送部に設置した。c-TOF法でその輝度を測定し、計算結果と比較したところ、想定したものに匹敵する十分な輝度が得られたことが確認できた。
大原 高志; 日下 勝弘*; 細谷 孝明*; 栗原 和男; 新村 信雄*; 田中 伊知朗*; 鈴木 次郎*; 中谷 健; 大友 季哉*; 関 暁之; et al.
no journal, ,
単結晶回折計にとって、生データから各ブラッグ反射の強度データを抽出し、HKLFリストを出力するためのデータ処理ソフトウェアは必要不可欠である。われわれはJ-PARCのMLFに建設中の生体分子用TOF単結晶中性子回折計iBIXで用いるためのデータ処理ソフトウェア群の開発を行った。このソフトウェア群は検出器DAQから出力されるイベント型の生データをヒストグラムデータに変換するソフトウェア,得られたヒストグラムデータを処理してデータ中に含まれるブラッグ反射のHKLFリストを出力するソフトウェア,ヒストグラムデータをブラッグ反射の理論位置と重ねて可視化するソフトウェアから構成されている。
藤原 悟; Plazanet, M.*; 松本 富美子; 小田 俊郎*
no journal, ,
F-アクチンは、アクチン単量体(G-アクチン)の繊維状重合体であり、細胞運動に関係する実に多様な機能を持つ。どのようにして、このような多様な機能が可能となるかを理解するためには、アクチン分子の内部運動から分子間の相対的運動、そしてF-アクチン全体の運動までのさまざまなレベルでの運動特性を明らかにすることが重要である。われわれは、そのためにF-アクチン及びG-アクチンの中性子非干渉性弾性散乱実験を行い、F-アクチン及びG-アクチンの運動特性の違いを明らかにした。さらにアクチン分子内部の運動特性を詳しく特徴付けるため、中性子準弾性散乱実験を行った。第1水和層まで含む水和粉末試料及び「バルク」水まで含む試料についての測定を行った結果、F-アクチン及びG-アクチンのいずれも、少なくとも2種類の異なった振幅と速度を持つ運動が存在すること、そして含水量の増大は、これらの動きを速くさせること、そしてG-アクチンはF-アクチンよりも、より大きな振幅及び速い速度の運動を示す傾向があることを明らかにした。