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論文

Large-eddy simulation analysis on the area of influence of local hilly terrains on plume dispersion released from a stack

佐藤 拓人; Goger, B.*; 中山 浩成

SOLA (Scientific Online Letters on the Atmosphere) (Internet), 21, p.17 - 23, 2025/01

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Meteorology & Atmospheric Sciences)

本研究では、2次元的な2つの山脈を様々な間隔で設置し、それらを乗り越える気流のラージエディシミュレーションを行い、平均的な濃度分布の空間パターンを調査した。本研究の目的は、これらの実験結果から、施設近くの丘陵地形の影響によって、従来型のガウスプルームモデルによる濃度分布の推定が難しくなるような範囲を示すことである。シミュレーション結果をみると、山脈間の距離が山の高さ($$H$$)の10倍以下の場合、山脈に挟まれた谷の中は循環が支配的であった。これによって、谷が広い場合より高濃度の領域が形成された。山脈間の距離が10$$H$$より大きい場合は、風下側の山脈の影響が小さくなった。拡散幅でみた山脈の影響は、風上側の山脈から20$$H$$程度まで広がっていることがわかった。

論文

Seasonal variations in radon and thoron exhalation rates from solid concrete interior walls observed using in situ measurements

迫田 晃弘; 石森 有; Hasan, Md. M.*; Jin, Q.*; 飯本 武志*

Atmosphere (Internet), 15(6), p.701_1 - 701_12, 2024/06

 被引用回数:2 パーセンタイル:41.97(Environmental Sciences)

レンガやコンクリートなどの建材は、屋内ラドン($$^{222}$$Rn)とトロン($$^{220}$$Rn)の発生源として知られる。ラドンとトロン散逸研究の多くは、建材試料を用いた実験室での試験に基づいている。本研究では、実験室での知見が実環境に適用できるかどうかを議論するため、日本の集合住宅における2つのコンクリート内壁にて散逸率のその場測定を1年以上にわたり実施した。ラドン散逸率($$J_{rm Rn}$$)とトロン散逸率($$J_{rm Tn}$$)は、主に蓄積容器と専用測定器で構成される測定システムにより測定した。室内温度($$T$$)と絶対湿度($$AH_{rm in}$$)も並行して測定し、壁面温度と含水率も時々測定した。ここで得られたすべてのデータを用いて、コンクリート壁からの散逸に影響する環境・材料関連因子を明らかにした。ひとつの壁では$$J_{rm Rn}$$または$$J_{rm Tn}$$$$T$$または$$AH_{rm in}$$との間には弱い相関があり、別の壁では$$J_{rm Rn}$$は中程度、$$J_{rm Tn}$$は強い相関を示した。本研究の$$J_{rm Rn}$$に関する知見は、コンクリート試料をさまざまな温度に曝した従前の実験室試験の知見と一致したが、$$J_{rm Tn}$$に対応する先行研究は収集できなかった。さらに、$$J_{rm Rn}$$$$J_{rm Tn}$$の間には中程度あるいは強い相関が観察された。実測値と理論計算の比較から、コンクリート間隙内での発散と移動の各過程がラドンとトロンの散逸にどの程度の影響を与えるかという新たな課題が浮かびあがった。また、本研究は、屋内ラドンとトロンの時空間動態をモデル化する際のラドン・トロン発生源の入力パラメータ化への貢献も期待される。

論文

Numerical simulations of convective boundary layers under different stability categories of the Pasquill-Gifford Chart

佐藤 拓人; 中山 浩成

SOLA (Scientific Online Letters on the Atmosphere) (Internet), 20, p.371 - 377, 2024/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Meteorology & Atmospheric Sciences)

Large-eddy simulation(LES)モデルを用いて、Pasquill-Gifford(PG)線図の安定度区分に基づく対流境界層の数値シミュレーションを行った。このとき、各安定度区分の特徴を満たす乱流が模擬できる風速と顕熱フラックスの組み合わせを調査した。さらに、対流境界層厚さが生成乱れに及ぼす影響や、生成した乱れが既存の速度スケール($$w^{*}$$)によってスケールするかを調査した。本研究では、安定度区分B(不安定)、C(弱不安定)、D(中立)の乱れを模擬することができた。しかし、対流境界層厚さを600mに設定し区分Dを仮定して模擬した乱れは$$w^{*}$$によるスケール則に従わなかった。$$w^{*}$$によるスケール則に従う乱れを生成するには、対流境界層厚さを小さくする必要があることがわかった。一方、区分B(不安定)を仮定した場合は、対流境界層厚さが小さいと対流境界層上部の遷移層が崩れてしまうことがわかった。これらの結果から、LESモデルを用いてPG図に基づく安定度区分ごとの乱流を模擬するためには、風速と顕熱フラックスに加えて、対流境界層厚さも適切に設定する必要があることが示唆された。

論文

Large-eddy simulation of plume dispersion in the central district of Oklahoma City by coupling with a mesoscale meteorological simulation model and observation

中山 浩成; 竹見 哲也*; 吉田 敏哉

Atmosphere (Internet), 12(7), p.889_1 - 889_15, 2021/07

 被引用回数:3 パーセンタイル:13.69(Environmental Sciences)

局所域高分解能大気拡散モデルに気象シミュレーションデータ及び気象観測データを入力値として与え、2003年に米国オクラホマシティー市街地で行われた野外拡散実験を対象にした大気拡散計算をそれぞれ行い、入力条件の違いが拡散予測精度に及ぼす影響を調べた。前者では気象シミュレーションの3次元データを与え、後者では鉛直一次元の気象観測データを水平方向に一様性を仮定して、大気拡散モデルの入力条件として与えた。その結果、気象シミュレーションデータを入力条件とした場合、気象観測データを入力条件とした場合よりも再現性が良かった。ただし、後者の入力条件時における計算結果も、拡散予測精度に関する推奨値(実験値と計算値の比が0.5から2.0倍の範囲内にある割合)と同等の値を示した。以上により、気象シミュレーションデータに加え、定点観測された気象観測データをモデル入力条件とした拡散計算手法も有望であることが示された。

論文

Toward development of a framework for prediction system of local-scale atmospheric dispersion based on a coupling of LES-database and on-site meteorological observation

中山 浩成; 吉田 敏哉; 寺田 宏明; 門脇 正尚

Atmosphere (Internet), 12(7), p.899_1 - 899_16, 2021/07

 被引用回数:1 パーセンタイル:3.54(Environmental Sciences)

CLADS補助金事業「ガンマ線画像から大気中3次元核種分布及び放出量を逆解析する手法の開発」において、原子力機構の分担課題として実施する、大気拡散計算と放射線計測を融合して大気放出された放射性核種の濃度分布と放出量を推定する手法開発のために実施するものである。本研究では、福島第一原子力発電所の廃炉工程で発生しうる放射性物質の大気放出を想定した大気拡散予測の精度向上のために、原子力機構内にある建物を原子炉建屋と見なして、その周辺の気流の集中観測と簡易的な拡散実験を実施した。気流の集中観測としては、対象建物よりやや離れた所にドップラーライダーを設置して、上空の風速を3次元的に測定・取得した。また、建物屋根面に超音波風速計を設置して、建屋の影響で生じる非定常性の強い複雑な乱流の情報として、高周波変動風速も測定・取得した。簡易的な拡散実験としては、放射性物質の放出をミスト散布により模擬し、ミストの拡散の様子をビデオカメラで撮影した。次に、建物影響を考慮した詳細乱流計算によるデータベースと気象観測との結合による簡易拡散計算を行った。拡散シミュレーション結果とカメラ撮影したミスト拡散とを比較したところ、各時刻において良好に拡散挙動が再現できていることを確認した。これにより、本研究で提案したフレームワークの有効性を示すことができた。

論文

Inner and outer-layer similarity of the turbulence intensity profile over a realistic urban geometry

稲垣 厚至*; Wangsaputra, Y.*; 神田 学*; Y$"u$cel, M.*; 小野寺 直幸; 青木 尊之*

SOLA (Scientific Online Letters on the Atmosphere) (Internet), 16, p.120 - 124, 2020/00

 被引用回数:1 パーセンタイル:3.06(Meteorology & Atmospheric Sciences)

都市境界層を対象とした風況解析により、内層および外層のスケーリングと乱流強度分布の類似性を検討した。計算条件として、現実的な建物形状の上に発達する中立条件を仮定すると共に、計算領域19.2km$$times$$4.8km$$times$$高さ1kmに対して2m格子を設定した。乱流強度分布は計算領域内で局所的に定義できる。内層と外層に対してスケーリング則を当てはめることで、表面形状に関係なく、内層と外層内の乱流強度予測のばらつきを減らすことが可能となる。スケーリングされたプロファイル間のばらつきは、各層のスケーリングパラメーターの不一致に起因するが、長さまたは速度の比率からなる無次元パラメーターを導入することで、それらの類似性を示した。

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