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二川 正敏; 粉川 広行; 石倉 修一*; 工藤 久明*; 祖山 均*
Journal de Physique, IV, 110, p.583 - 588, 2003/09
高出力核破砕中性子源として開発が進められている液体水銀ターゲットには、陽子線入射時に生じる圧力波の伝播過程でキャビテーションが発生する。キャビテーションが壁面近傍で発生すれば、容器壁面はマイクロ衝撃による壊食損傷を受ける。損傷低減には、容器壁面の表面硬化処理が期待される。そこで、SHPB衝撃負荷装置により、ターゲット内で生じると予測される圧縮波相当を水銀中に入射し、CrN,TiN被覆処理材及び浸炭処理Kol材について損傷評価実験を行った。その結果、損傷の程度は、局所衝撃荷重に対応した硬度と良い相関を示した。
河内 哲哉; 加道 雅孝; 田中 桃子; 長谷川 登; 長島 章; 加藤 義章
Journal de Physique, IV, 11(Pr2), p.Pr2_225 - Pr2_258, 2001/07
荷電交換再結合は、(1)再結合断面積が10cm
と大変大きいこと、(2)再結合する先が選択的であることなどの理由で、X線レーザーの高効率化のうえで有用な方法であると考えられている。今回、われわれは、炭素プラズマと中性子のヘリウム原子の衝突を考えて、その際に荷電交換再結合によって生じる水素様炭素n=3の励起状態と同イオンの基底状態間の反転分布量を数値シミュレーションによって評価した。さらにこの方法による予備実験を行ったので、その結果についても報告を行う。
田中 桃子; 河内 哲哉; 加道 雅孝; 長谷川 登; 助川 鋼太*; 長島 章; 加藤 義章; 竹中 久貴*
Journal de Physique, IV, 11(Pr.2), p.55 - 57, 2001/07
X線レーザー研究グループではX線顕微鏡や微細加工に利用できる小型X線レーザーの研究を行っている。これらの利用を行うには、X線レーザーの強度や利得の分布の情報が不可欠である。当グループでは、プリパルスの発生機構を備えたピコ秒CPAガラスレーザーを用いて、ネオン様チタン、ニッケル様銀、ニッケル様スズなどのX線レーザー発振に成功した。本会議では、ニッケル様銀(13.9nm)を中心として、X線レーザー光のキャラクタリゼーションを行った結果を報告する。X線レーザー光の強度分布の観察には多層膜ミラーを用いた10倍の結像光学系を使用した。
佐々木 明; 内海 隆行*; 森林 健悟; Zhidkov, A. G.; 加道 雅孝; 田中 桃子; 長谷川 登; 河内 哲哉
Journal de Physique, IV, 11(Pr2), p.Pr2_75 - Pr2_78, 2001/07
現在70~350Åの波長域でレーザー発振が得られている過渡利得型電子衝突励起X線レーザーの理論的・実験的解析を行っている。われわれはプラズマ流体コードと組み合わせて媒質プラズマの特性、イオン比やX線レーザー利得を求めるため、HULLACコードの原子データを用いた原子過程コードを開発した。そして、プリ・メインパルスの強度、パルス幅の種々の励起条件の検討を行った。メインパルスは強度が大きい程電離や励起に有利であるが、パルス幅の下限は電離に要する時間で制限される。高強度のプリパルスを用いあらかじめNi様イオンを生成することは利得の生成に有利であり、特に薄膜ターゲットを用いると電離が効率的に起こることと膨張がより速く再結合が抑制される利点をもつ可能性がある。これらをもとに最適な励起条件について議論する。
二川 正敏; 粉川 広行; 日野 竜太郎
Journal de Physique, IV, 10, p.Pr9_237 - Pr9_242, 2000/00
核破砕用ターゲット・冷却材として、液体金属の使用が検討されている。陽子ビームが液体金属ターゲット材に入射されると、急激な熱膨張により圧力波が発生する。この圧力波は液体金属中を伝播し、ビーム窓部など固体構造部材に動的な応力を生じさせる。したがって、固/液体金属界面における圧力波の伝播挙動を把握することは、ターゲット構造材の健全性を評価するうえで重要である。そこで、衝撃入/出力棒及び液体金属封入用チャンバーから構成されるホプキンソン棒衝撃負荷試験装置を新たに製作し、液体金属における圧力波に対する液/固体金属界面の連成挙動について調べた。さらに、液体金属を介して入/出力棒に伝播した歪波について陽解法有限要素法コードDYNAによる解析を行い、実験結果と比較し、動的応答に関する液体金属モデルについて検討した。これより、水銀の体積歪み値が0.5%までは、体積弾性率を考慮した水銀モデルで動的挙動が再現できることを確認した。また、液体水銀によるImpact Erosionについて、実験後の固/液体界面の観察及び微小硬度計測結果から考案し、その可能性について検討した。
白鳥 紀一*; 石井 慶信; 森井 幸生; 舩橋 達; 柳瀬 章*
Journal de Physique, IV, 7(1), p.585 - 586, 1997/00
マグネタイト(FeO
)の相転移モデルは70年前に初めてフェルベイにより提案されて以来、数多くの研究が進められて来たものの、この相転移メカニズムについては未だ決着を見ていない。本論文は、良質なFe
O
単結晶を製作し、中性子散乱によりFe
O
の相転移温度より数度C高い、いわゆる高温相での散漫散乱強度を広い逆格子空間にわたって測定し、Fe
O
の相転移は電子と格子の相互作用、即ち、ポーラロンと密接に関係していることを示した。
関口 哲弘; Selriguehi, T.; 関口 哲弘; 関口 広美*; 小尾 欣一*; 田中 健一郎*
Journal de Physique, IV, 7(C2), p.505 - 506, 1997/00
ギ酸メチル吸着系の炭素(C)および酸素(O)K殻励起により起こる光刺激イオン脱離反応をパルス放射光を利用した飛行時間質量分析(TOF)法により調べた。CおよびO 1s内殻電子励起によりH,D
,CH
,O
,OCH
(n=0~3)などの脱離イオン種がTOFスペクトル上で帰属された。また、これらのイオン収量の励起波長依存性を定量的に測定した結果、いくつかの共鳴内殻励起で励起状態における電子構造を顕著に反映して脱離収量が増加することがわかった。脱離機構を更に調べるため、脱離イオン同士での光イオン-光イオン-コインシデンス(PIPICO)実験を試みた。その結果(H
-CH
),n=0~2コインシデンス・ピークが観測され、またCH
イオン収量の励起スペクトルと一致した。このことから、脱離イオン収量の共鳴励起増強効果のモデルとして表面上での多価イオン生成が関与していることが示された。
関口 広美*; 関口 哲弘; 田中 健一郎*
Journal de Physique, IV, 7, p.499 - 500, 1997/00
X線吸収端近傍微細構造(NEXAFS)スペクトルは分子の局所構造に敏感であることから吸着層、凝集層、ポリマー、及び薄膜など広く研究されている。本研究は特に単分子層表面と凝集層における分子環境の違いがどのようにスペクトルに影響するかをC-KVVオージェ電子収量(AEY)法による光吸収測定と光刺激イオン脱離収量(PSIDY)法により調べたものである。結果としてギ酸分子の炭素内殻吸収端で(C-D)共鳴ピークについて見るとAEY法によるピークエネルギーがD+のイオン収量ピーク値より高エネルギー側にシフトしていること等が明らかにされた。イオン収量法によるピークの方がより気相値に近いことからイオン収量スペクトルはより表面敏感で、電子収量スペクトルはバルク敏感であると解釈された。
O.E.Mogensen*
Journal de Physique, IV, 3(C4), p.1 - 15, 1993/09
陽電子消滅角度相関によって、無極性溶媒中ではCF
は陽電子と反応するが、C
F
は反応しないことを明らかにした。また、Ps(ポジトロニウム)バブルの表面を形成する分子について新しいモデルを提唱した。
O.E.Mogensen*; 平出 哲也
Journal de Physique, IV, 3(C4), p.17 - 27, 1993/09
ポジトロンとSFの反応を消滅
線のドップラー広がりの新しい解析法により研究を行った。この反応に関する定量的な研究は今までSF
の高い蒸気圧のため行うことが出来なかったが、ドップラー広がりに今でま角度相関法で行われていたような定量的解析法を導入することによって初めて明らかになった。