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向井 雅之; 上田 正人; 稲田 大介; 湯川 和彦; 前田 敏克; 飯田 芳久
Proceedings of International Symposium NUCEF 2005, p.219 - 224, 2005/08
地層処分の安全評価における、より定量的な放射性核種移行の理解のため、原研では、地質媒体中のTRUの収着・拡散挙動に及ぼす腐植物質,高アルカリ環境,コロイドの影響について、実験及びモデル両面で研究を進めている。腐食物質の一成分であるフルボ酸が共存しない場合、凝灰岩試料を透過したAmの拡散は検出されなかった。フルボ酸を共存させた場合、凝灰岩を透過拡散したことを示すAmが下流側セル中に認められた。セメント材に起因する高アルカリ環境は、地質媒体を化学的・物理的に変質させながら広がる可能性がある。花崗岩中のアルカリ成分透過拡散試験から、セメント平衡水のCa及びOH
の有効拡散係数は、NaOH溶液のNa
及びOH
と比較してほぼ2桁高いことがわかった。コロイドは放射性核種の移行を促進するとされ、放射性核種移行へのコロイドの影響を評価できる計算コードが求められている。
佐藤 治夫
Proceedings of International Symposium NUCEF 2005, P. 62, 2005/02
圧縮スメクタイト中のI-とCs+イオンの拡散及び活性化エネルギーの異方性と塩濃度の影響について研究した。実験には精製したNaスメクタイトを使用し、乾燥密度、塩濃度、温度、スメクタイト粒子の配向方向に対する拡散方向をパラメータに、見掛けの拡散係数(Da)と活性化エネルギー(Ea)を測定した。両イオンのDaと
Eaの乾燥密度、塩濃度、拡散方向に対する変化より、I-イオンは、主として外部間隙を拡散移行し、Cs+イオンは、層間と外部間隙の両方を拡散移行すると考えられた。また、両イオンの
Eaの乾燥密度の変化から、I-イオンは、表面からの静電的影響を受けると考えられ、Cs+イオンは、Na+イオンとのイオン交換エンタルピーの影響に加えて、間隙水の活量の低下の影響も考えられた。