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Battulga, B.; 安藤 麻里子; 中西 貴宏; 小嵐 淳
Science of the Total Environment, 849, p.157758_1 - 157758_11, 2022/11
被引用回数:1 パーセンタイル:21.77(Environmental Sciences)本研究では、マイクロプラスチックの表面に形成されるバイオフィルム(有機付着物)の特性を明らかにするための第一ステップとして、バイオフィルムを分離回収する手法を開発した。茨城県内の河川において、大きさ,色,組成の異なる様々なマイクロプラスチック試料を採取した。それらの試料に超音波処理を行った後、シリンジを用いた方法により有機付着物を溶液として分離回収した。バイオフィルム由来の有機物から放射性セシウムが検出され、マイクロプラスチックが河川生態系における放射性核種の輸送媒体としての役割を果たすことが示唆された。また、有機物の安定炭素・窒素同位体の分析にも成功した。本手法は、マイクロプラスチックの状態や環境中における物質循環への寄与を解明するために有効である。
Goppelt-Langer, P.*; 山本 春也; 青木 康; 竹下 英文; 楢本 洋
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 118(1), p.7 - 10, 1996/09
被引用回数:7 パーセンタイル:55.3(Instruments & Instrumentation)Nイオンと
Hとの共鳴核反応を利用した水素のプロファイリングの研究で重要になる6MeV領域の
Nイオンの阻止能とストラグリングの効果を実験的に測定し、今までの測定値に大きな誤差が存在することを、計算値(実験式)と対比することによって明らかにした。これらのデータは、当該分野の標準的なデータベースであるZieglerらのシステムに採用されることとなった。
金子 一彦*; 廣木 成治; 阿部 哲也; 村上 義夫
Vacuum, 47(11), p.1313 - 1316, 1996/00
被引用回数:2 パーセンタイル:16.45(Materials Science, Multidisciplinary)核融合研究用に原研で開発された高分解能四極子質量分析計を用いた、大気中のその場メタン濃度測定の可能性を検討した。メタン(CH)は近年、いわゆる温室効果ガスとしてその排出抑制策が各国で検討されており、地球規模での観測網が構築されようとしている。大気中のCH
濃度測定において測定精度を高めるには、屋外でのその場測定が必須であり、簡便で高性能のCH
分析計が求められている。通常の四極子質量分析計を使ったCH
濃度測定では、質量15と質量14のピーク強度比から求められるが、質量15にはCH
の他に
N
がわずかに含まれており、
N
がCH
と干渉する場合がある。そこで、高分解能四極子質量分析計を用いたCH
(15.0001u)と
N
(15.0235u)が分離可能であることを実験的に示し、CH
と
N
のピーク強度比から大気中の極微量のCH
濃度測定が行える可能性があることを示した。