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幕内 恵三
ポリマーダイジェスト, 51(4), p.44 - 62, 1999/04
エラストマーの放射線加硫は、研究開発の歴史が長い割りに実用化が遅れている。放射線加硫したエラストマーは使い物にならないというのは迷信であって、放射線加硫でも硫黄加硫と同等の性能は得られ、配合によっては硫黄加硫よりも優れた耐熱性も認められる。放射線加硫の単純な配合と早い加硫は製造コスト削減に寄与する。10MeVの高エネルギー電子加速器を用いれば、比重1.5のゴムで厚さ6cm程度までに均一に照射でき、タイヤの完全放射線加硫も可能である。また、傾斜加硫も容易であり、その物性は興味深い。エラストマーの用途は、タイヤ以外にベルト、ホース、パッキング、引布などさまざまである。それぞれの分野に適した放射線加硫配合の検討が望まれる。
伊藤 政幸
マテリアルライフ, 7(4), p.195 - 200, 1995/10
ゴムの応力-歪曲線の面積をTensile Energy (T.E)と定義し、T.Eをゴムの劣化の指標とすることを提案する。劣化に伴うT.Eの変化を検討するために、試料として生ゴムの種類と配合を変えた11種類のエチレン-プロピレンゴムを用いた。試料に70Cの空気中でCo-60線を線量率3.0kGy/hで線量を変えて照射し、室温で機械的に性質を測定した。破断伸び、引張り強さは必ずしも環境曝露時間(線量)の増加と共には低下せず、劣化の指標として適当ではない場合が認められた。一方、T.Eは環境曝露時間(線量)の対数に対して一本の直線、あるいは途中で一つの折れ曲がりを持つ直線にそって低下するので、劣化の指標として適切であることが明らかになった。
伊藤 政幸
DEI-92-113, p.57 - 62, 1992/12
放射線の照射によるゴムの劣化は、ゴム分子鎖の切断と架橋、極性基とハイドロパーオキサイドの蓄積によって引き起こされるので、線量と各々の反応量との関係を求める事は重要である。本報では以下の3点について最近のデータを含めてまとめた。1.化学応力緩和を用いた切断と架橋のG値を求める方法の検討。2.照射に伴うC=0基の生成量を赤外吸収スペクトルによって求め、その濃度と体積固有抵抗値との関係の検討。3.照射による化学発光量の増加の様子を測定し、発光量に及ぼす酸化防止剤の影響を、照射に伴うハイドロパーオキサイドの蓄積を仮定しての検討。
伊藤 政幸
高分子加工, 41(2), p.81 - 85, 1992/02
本報はゴムに対する放射線の照射効果を主に筆者の報告を中心にまとめた解説である。まず、ゴムに放射線が照射された場合に起きる反応を説明し、それらの反応と照射に伴う機械的、電気的物性の変化との関わりを検討した。次ぎに、以下の諸問題について研究の現状を紹介した。(1)ゴムの劣化に対する熱と放射線の相乗効果、(2)時間短縮放射線照射方法の検討、(3)耐熱ゴムと耐放射線ゴムとの相関性、(4)照射による耐熱性の低下。
伊藤 政幸; 岡田 漱平
Journal of Applied Polymer Science, 50, p.233 - 243, 1992/00
テトラフルオロエチレン-プロピレン共重合体を試料として、放射線の照射に伴なって附加した極性基の量と架橋密度の変化とが、誘電特性に及ぼす効果を以下の三つの場合に分けて検討した。1)照射に伴って極性基の濃度が増加し、架橋密度が低下する場合。2)極性基の濃度が同じで架橋密度が異なる場合。3)架橋密度が同じで、極性基の濃度が異なる場合。得られた実験結果から次の結論を得た。分散強度はカルボキシル基と考えられる極性基の濃度と共に大きくなる。誘電緩和時間は架橋密度を直接反映するのではなく、末端にカルボキシル基が附加しているFree end分子鎖が短くなるにしたがって、長くなる。
M.T.Razzak*; 吉井 文男; 幕内 恵三; 石垣 功
Journal of Applied Polymer Science, 43, p.883 - 890, 1991/00
被引用回数:6 パーセンタイル:37.84(Polymer Science)放射線加硫した後の天然ゴムラテックス(RVNRL)にメチルメタクリレート(MMA)を放射線グラフト重合した天然ゴム(RVNRL-g-PMMA)の熱可塑性エラストマー(TPE)としての加工性を評価した。乾燥したRVNRL-g-PMMAを素練りし、80Cのユーダーで混練すると熱可塑的になるが、この場合は、20rpmと比較的遅い回転速度で混練時間1時間を要した。混練時間は、未加硫天然ゴムラテックスにMMAをグラフト重合したもの(NRL-g-PMMA)を15%程RVNRL-g-PMMAに添加すると物性値を低下させることなく20分に短縮でき、ブレンドにより加工性が改善できた。得られたTPEは強度については市販のオレフィン系およびスチレン系TPEとほぼ同じで、伸びおよび硬度はMMA含有量によりそれらより広い範囲で変えることができた。したがって、放射線グラフト重合により新しいTPEが調製できた。
伊藤 政幸; 岡田 漱平
日本ゴム協会誌, 63(12), p.753 - 759, 1990/00
テトラフルオルエチレン-プロピレン共重合体を試料として放射線の照射に伴う極性基の量と架橋密度の変化とが誘電特性におよぼす効果を以下の三つの場合にわけて検討した。1)照射に伴い極性基の量が増加し、架橋密度が低下する場合。2)極性基の量が同じで、架橋密度が異なる場合。3)架橋密度が同じで、極性基の量が異なる場合。実験結果から次の結論を得た。(1)分散強度はカルボニル、カルボキシル基と考えられる極性基の量と共に大きくなる。(2)緩和時間は架橋密度を反映するのではなく、極性基が附加している分子鎖のfree endの長さに依存し、free endが短いほど緩和時間が長くなる。
依田 真一; 衛藤 基邦
Journal of Nuclear Materials, 125, p.113 - 116, 1984/00
被引用回数:2 パーセンタイル:74.05(Materials Science, Multidisciplinary)現在までに、静水圧下における黒鉛材料の変形挙動に関する研究は例を見ない。本報は、静水圧応力付加中の黒鉛材料の変形挙動を明らかとした。試料は、微粒等方性と超微粒等方性黒鉛(IG-11、Iso-20)の2種類を用いた。IG-11の静水圧下における変形挙動には、3つの領域が存在した。一方Iso-20には、2つの領域しか認められなかった。このことは、両者の気孔率、圧縮強度の相違に起因するものと思われる。両者の圧力一歪曲線の特徴は、下に凸形の特異なもので、いわゆるエラストマー的な曲線を呈していた。これは、黒鉛内部の気孔の変形と、これに伴う変形能の増加として説明された。さらに圧力一歪曲線より求めた体積弾性率は、計算より求めた値と良い一致をみた。また高圧力側での体積弾性率は、気孔を含まない仮想黒鉛材料の計算値と良い一致を見た。これより、黒鉛材料の静水圧下における変形挙動を明らかとし、黒鉛材料の基礎的知見を得ることができた。
松田 修; 岡本 次郎; 田畑 米穂*; 町 末男
Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 14(9), p.2307 - 2318, 1976/09
テトラフルオルエチレンとプロピレンの放射線乳化共重合反応に対する圧力と温度の効果を0~40kg/cmの圧力範囲,7~53Cの温度範囲について乳化剤濃度0.5および2.0%で検討した。重合速度と分子量は圧力の上昇に伴い、また温度の下降に伴い増大する。これは主にポリマー粒子中のモノマー濃度の増加による。ポリマー鎖の生成速度は温度と圧力に無関係である。開始反応は主に水相で生成したラジカルのポリマー粒子への侵入によるものである。0.5%の乳化剤濃度では重合の見掛けの活性化エネルギーは-2.0~-3.8kcal/moleである。一方、2.0%の乳化剤濃度ではほとんどゼロである。このような乳化剤濃度による見掛けの活性化エネルギーの違いは停止機構によって説明することができる。
森田 洋右; 石垣 功; 西村 浩一; 渡辺 祐平; 伊藤 彰彦
JAERI-M 6357, 19 Pages, 1975/12
トリオキサン及びテトラオキサンの放射線固相重合、または共重合によるポリオキシメチレン製造プロセスの開発を当開発室で長年にわたり研究してきた。本報は、その一環として、トリオキサンの固相重合物を有効に利用することを目的とした応用研究に関するものである。すなわち、トリオキサン固相重合物を有効に利用することを目的とした応用研究に関するものである。すなわち、トリオキサンの結晶軸にそって固相反応が進行し、非常に配向性の良いポリオキシメチレン結晶が容易に得られる。このポリマー結晶の繊維軸方向の引張強度は非常に大きいことが知られているが、複合材の強化材として、この潜在的な強度的特徴を有するポリマー結晶を利用することを試みた。マトリックス材として市販の不飽和ポリエステル樹脂、ウレタンエラストマー、スチレン等を用い、強化材としてトリオキサン固相重合物の繊維状のもの、及び軸方向の揃った繊維束、また比較例としてガラス繊維を用いた複合材を作成し、その物性値を評価した。さらに、クロロプレン系、ウレタン系接着剤を用いて、マトリックス樹脂と強化材の接着性の向上も試みた。
鈴木 伸武; 岡本 次郎
J.Macromol.Sci.,Part A, 9(2), p.285 - 297, 1975/02
テトラフルオルエチレンとプロピレン混合物(CF : 50mole%)がガス状で存在する場合の放射線乳化重合を室温で行なった。その際、HFの生成が観察された。HFの生成量は乳化剤濃度1wt%以上でいちじるしく減少し、酸素が存在すると増加した。一方、重合収率は乳化剤濃度とともに増加し、酸素が存在すると減少した。このような高乳化剤濃度でのHF生成量の減少は主にミセルへの水素素イオンの化学的な吸着または電気的な捕捉によるものである。HFの生成速度は線量率の一次に比例し、HFは主に水の放射線分解の一次生成物と乳化剤あるいはモノマーとの反応で生成する。HF生成のG値は 乳化剤 - 水素 懸濁重合 乳化重合 の順であった。
鈴木 伸武; 岡本 次郎
Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 12(11), p.2693 - 2696, 1974/11
テトラフルオルエチレンとプロピレン混合物(CF:50mole%)がガス状で存在する場合の放射線乳化重合を、DPPH,P-ベンゾキノン,アルコールの存在下で行った。重合は310M-DPPH,P-ベンゾキノンの添加で完全に禁止された。アルコールの場合、イソプロピルアルコールを例にとると添加量が十分であるにもかかわらず重合収率の低下部分は全体の約1/3であった。これらの事から、この程度のアルコール濃度では捕捉されない開始種(H,e)が存在することを仮定し、(Conversion)isopropyl alcohol/(Conversion)。,(G(H)+G(e))/(G(OH)+G(H)+G(e))を求めるとそれぞれ0.67,0.60となりよい一致を示した。その結果、本乳化重合の開始種は主に水の放射線分解の一次生成ラジカルであるOH,Hラジカルおよび水和電子がPrecursorになって生成するラジカル(例えば、水和電子とHの反応で生成するHラジカルなど)であるとした。
鈴木 伸武; 松田 修; 岡本 次郎
Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 12(9), p.2045 - 2052, 1974/09
テトラフルオルエチレンとプロピレン混合物(CF:50mole%)がガス状で存在する場合の放射線乳化重合を室温で行ない、線量率依存性、乳化剤濃度の影響およびモノマー組成の影響について調べた。重合速度は線量率の0.9乗、乳化剤濃度の0.26乗に比例し、重合度は線量率および乳化剤濃度には無関係であった。また、重合速度および重合度はモノマー混合物中のテトラフルオルエチレン濃度が増加するに従って増大し、得られた共重合体はモノマー組成の広範囲にわたって交互性に優れていた。これらの諸結果を総合し、本乳化重合の重合機構を提案し、停止反応として主に生長ラジカルのプロピレンへの退化性連鎖移動が起っていることを結論した。
鈴木 伸武; 松田 修; 岡本 次郎
J.Appl.Polym.Sci., 18(8), p.2457 - 2464, 1974/08
被引用回数:6テトラフルオルエチレンとプロピレン混合物(CF:50mole%)がガス状で存在する場合の放射線乳化共重合を室温で行なった。その際、酸(HF)が生成することを見出した。酸の生成量は照射線量に対して直線的に増加し、生成速度は乳化剤濃度が0.3wt%付近で最大になり、テトラフルオルエチレン濃度が増加するに従って増大した。重合収率と酸の生成量との間には乳化剤濃度が一定であれば、照射線量、線量率およびテトラフルオルエチレン濃度に無関係に直線関係が成立った。一方、重合収率および分子量は0.1MHF添加でいちじるしく減少し、その効果は乳化剤濃度が低くなるに従って増大した。また、生成ポリマー粒子の粒径はHFを添加した場合は無添加の場合に比べ大きく、粒子数は逆に減少した。このような酸の効果は重合中の酸の生成あるいは酸の添加によって乳化剤であるammonium perfluorooctanoateが一部分perfluorooctanoic acidに転換して、乳化剤としての働きが弱くなったためであると結論した。
鈴木 伸武; 松田 修; 岡本 次郎
J.Macromol.Sci.,Part A, 8(4), p.793 - 804, 1974/04
テトラフルオルエチレンとプロピレン混合物(CF:50mole%)がガス状で存在する場合の放射線乳化重合を室温で行なった。その結果、安定なラテックスが得られ、重合体はゴム状であった。乳化剤として用いたパーフルオルオクタン酸アンモニウムの濃度は水に対して1~3wt%が適当であった。重合収率および分子量は400rpm以上では撹拌速度に無関係であり、この領域では反応律速であった。また、重合収率および分子量は高温になるに従って低下する傾向を示し、酸素が存在すると誘導期が観察された。水の純度、反応容器の材質(ガラス製、ステンレス製)の影響はほとんど無視しうる程度であるが、ステンレス製反応容器使用の場合、前もって希酸処理をしておくことが望ましい。
松田 修; 岡本 次郎; 鈴木 伸武; 伊藤 政幸; 田畑 米穂*
J.Macromol.Sci.,Part A, 8(4), p.775 - 791, 1974/04
テトラフルオルエチレン・プロピレン共重合体が架橋処理によりエラストマーとして高性能を発揮するには高分子量のものが必要である。従来の塊状、あるいは溶液重合法によってはこのような高分子量の共重合体を得ることができないので乳化重合の研究に着手した。本報告ではまず乳化剤の選択を行ない、適切であると判定したパーフルオルオクタン酸アンモニウムを用いて高分子量の共重合体を得る反応条件の検討を行なった。その結果、テトラフルオルエチレンリッチの組成で反応を行なえば所期の目標を達し得ることを明らかにしたほか、温度効果が小さいこと、過剰のモノマーの存在はその液滴内での塊状重合(低分子量の共重合体を生成する)を無視し得ないことなど、この系のみならず放射線乳化重合プロセスの特徴で明らかにした。
鈴木 伸武; 岡本 次郎
Journal of Polymer Science; Polymer Letters Edition, 12(2), p.95 - 99, 1974/02
HO水溶液の光分解で生成するOHラジカルを開始剤とし、テトラフルオルエチレンとプロピレン混合物(CF:50mole%)がガス状で存在する場合の乳化重合を試みた。その結果。本乳化重合はOHラジカルによって開始されることを確認した。Time conversion curveは放射線法で得られた結果と同様で、重合収率は光照射時間とともに直線的に増加した。しかし、重合初期にわずかな誘導期が認められた。一方、分子量は放射線法によって得られたポリマーの分子量に比べ一般的に高い。この事実から、放射線法における停止反応の一部分はモノマー、乳化剤および生成ポリマーの放射線分解生成物によって起っていると考えられる。
松田 修; 鈴木 伸武; 伊藤 政幸; 岡本 次郎
JAERI-M 5501, 27 Pages, 1974/01
重合プロセスの設計に必要な重合機構に関する基本的データを得るために、テトラフルオルエチレンとプロピレンの放射線乳化共重合を回分方式で行ない、重合方法と重合条件を詳細に検討した。特に、重合速度および重合度に対する乳化剤濃度および線量率の影響こついてSmith-Ewartの理論と対比して考察した。重合速度は乳化剤濃度の0.26乗に比列し、線量率の0.7乗に比例する。重合度は乳化剤濃度および線量率のいずれにも無関係に一定である。このような結果はSmith-Ewartの理論に表わされる反応と一致しない。その原因はポリマー粒子内における生長ラジカルのプロピレンへの退化性連鎖移動による1分子停止反応が起るためであると説明した。これらの結果をもとに半回分方式の重合プロセスの一例を提案した。高分子量の共重合体を高重合速度で得るには、モノマーをガス状で供給し、テトラフルオルエチレンの濃度を高くし、高線量率で照射するのがよいと結論した。
岡本 次郎; 伊藤 政幸; 松田 修; 鈴木 伸武; 団野 晧文
JAERI-M 5476, 40 Pages, 1973/01
テトラフルオルエチレン-プロピレンとからなる共重合体の基礎的な性質、熱的性質、構造などについて検討しそれぞれ相互関係を明らかにした。また、エラストマーとしての二、三の性質、および本エラストマーの特殊性についても言及した。本共重合体は非晶性で交互性に富んだ共重合体であり、熱的性質はその分子量と各モノマ一の共重体中での配列に依存すること、分解温度は約360Cで非常に優れているが、ガラス転移温度が0~-10Cと多少難点があること、Fを含む高分子の特徴としての耐薬品性にも優れ、特にBrFに対しては他エラストマーと比較して優れた性質を示すことなどの結果を得た。
松田 修; 伊藤 政幸; 鈴木 伸武; 岡本 次郎; 団野 晧文; 田畑 米穂*
JAERI-M 5071, 19 Pages, 1972/12
これまでに、放射線重合法によるテトラフルオルエチレン・プロピレンエラストマーの合成プロセスの確立のために、塊状、溶液重合など均一反応系について検討し、その反応反応機構を明らかにしてきたが、溶媒などへの連鎖移動のために分子量6万以上のポリマーを得ることができなかった。そこで、本報では含フッ素乳化剤を使用して振盪撹拌方式による乳化重合の検討に着手し、その結果、分子量5~9.5万の高分子量のポリマーを室温、約30atmという穏かな反応条件で合成することに成功した。この重合反応の特徴は重合速度の線量率依存性が大きいのに対し、分子量が線量率に依存しないことである。重合のメカニズムとして、停止機構が1分子停止的な要素が強く、乳化重合のSmith-Ewart理論に従わない特異な系であることが明らかにされた。その結果、合成プロセスの確立に非常に有益な知見が得られる。