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渡辺 宏; 田中 淳
原子力eye, 49(5), p.22 - 25, 2003/05
昨年、イオンビーム育種技術で作出されたカーネーション(原研とキリンビール)とキク(原研と農業生物資源研究所)の新花色品種が実用化され、またバーベナ(理研とサントリー)の新品種も商品化された。カーネーションについては、イオンビームによる新しい品種改良技術を用いて実用化を達成した業績に対して、日本工業新聞の先端技術大賞が授与された。実用化に踏み出したこのイオンビーム育種技術の特徴について解析するとともに、遺伝子組換え技術に代わる我が国独自の育種技術として注目されてきている本技術をとりまく最近の動向について紹介した。
松嶋 卯月*; 大下 誠一*; 中西 友子*; 松林 政仁; 瀬尾 康久*; 川越 義則*
農業機械学会誌, 62(5), p.70 - 78, 2000/09
無極性ガスを利用した保存法のカーネーション切り花に対する適用性を検討するために、切り花の品質に関係深い内容の水に対して無極性ガスが与える影響を調べた。水の状態は、JRR-3熱中性子ラジオグラフィ装置を用いた中性子イメージングによる水分量の分析と、H-NMRによる縦緩和時間T1測定による水の動的状態から評価した。それらの結果から、無極性ガスであるキセノンによる処理は、切り花の吸水能力を維持することと同時に、切り花内部の水移動を妨げ、脱水を防ぐことが示唆された。特に、0.7MPaでのキセノン処理を行った切り花の子房の縦緩和時間は、処理後約24時間にわたり、実験初期とほぼ同じレベルにあり、水の動的状態が保持された。