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山本 隆一*
PNC TN8410 90-030, 143 Pages, 1990/03
高速炉使用済燃料の溶解性、不溶解性残渣の性状及び抽出等に関する基礎データを取得する。本報告書は、高レベル放射能性物質研究施設(CPF)において平均燃焼度54,100MWd/t冷却日数約2.0年のC型特殊燃料棒4本を用いた第13回ホット試験の結果を取りまとめたものである。主な成果を以下に示す。(1)せん断 せん断工程におけるSUP85/Krガスの放出割合はORIGEN計算値に対し約60%であった。特にプレナムせん断時の最初のせん断で、ほぼ全量が放出され放出率が高くなっている。(2)溶解 溶解は初期硝酸濃度4.7M、溶解温度B.P(約103度C)、加熱時間12時間でほぼ全量溶解した。燃料中からSUP85/KrガスはORIGEN計算値に対し40%が放出された。(4)小型溶解 小型溶解試験で各パラメータをふった試験を実施した。1.硝酸濃度が高い程、溶解温度が高い程溶解速度が早くなり溶解時間が短くなる。また、硝酸濃度の違いによる溶解速度は初期硝酸濃度の1.3乗に比例する。2.C型特殊燃料棒では高燃焼度(63200MWd/t)の方が低燃焼度(41000MWd/t)の1.2倍の速度で溶解した。(4)清澄(不溶解性残渣の回収)不溶解性残渣の回収重量は1.1gであり、燃料総重量の0.28%であった。また、残さ粉末の量はこれまでの試験結果に比べ少なかった。(5)抽出 抽出工程の共除染・分配試験ではRETF基本フロー確証を主目的とした試験を実施した。1.タブルスクラブを行うことにより、Ruの除染係数が3xl0/SUP4から4x10/SUP5に改善された。2.HAN単独(ヒドラジンを併用しない)とHAN-HDZ(ヒドラジン添加)を比較してみると、HAN単独でのDF/SUBpu(Uプロダクト液中のPu)は2.7x10/SUP5、HAN-HDZでは4.0x10/SUP4であった。このことからHAN単独、HAN-HDZの分配性能は大きく変わらなかった。
山本 隆一*
PNC TN8410 90-032, 139 Pages, 1990/02
高速炉使用済燃料の高Pu富化度の溶解に関する基礎データを取得する事を主目的に行うものであり、抽出に関してはRETFの基本フローの確証をするために行うものである。本報告書は、高レベル放射性物質研究施設(CPF)のA系列において、燃焼度、Pu富化度燃料の溶解を主として実施した第12回ホット試験の結果を取りまとめたものである。試験には、平均燃焼度94,000Mwd/t冷却日数1,488日(昭和63年4月1日現在)Phenix照射済燃料棒3本を用いて実施した。(1)剪断工程におけるSUP85/Krの放出はORIGEN値に対し47.05%であった。(2)バスケット充填での溶解試験では初期硝酸濃度5.1M温度100107度C、加熱時間25時間(濃縮モード1時間を含む)の条件下で約7時間でほぼ全量溶解終了した。(3)小型溶解試験の連続溶解を模擬し各パラメータをふり行った結果として、1.硝酸濃度5Mでの溶解速度は8.6g/cm/SUP3・h、7Mでは13.5g/cm/SUP3・hであった。2.燃焼度80000Mwd/tでの溶解速度は7.5g/cm/SUP3・h、94,000MWd/tでは7.6g/cm/SUP3・h、108,000MWd/tでは8.8g/cm/SUP3・hであった。3.溶解温度を93度Cでの溶解速度は4.0/cm/SUP3・h、95度Cでは、7.4g/cm/SUP3・h、108度Cでは、7.6g/cm/SUP3・hであった。又、アレニウスの式により活性化エネルギーを求めると14Kcal/molであった。(4)不溶解性残渣の回収では、回収残渣として4.2g燃料総重量に対し0.78%であった。(5)抽出工程の共除染及び分配試験では、RETFの基本フローの確証を主目的に行った結果として、1.溶媒の飽和度を59.2%から68.5%にあげるとTotal()のDFは、1.7x10/SUP6から2.1x10/SUP6になった。2.溶媒の飽和度を59.2%から68.5%へあげるとフィード液より水相廃液へのロス率はウランで0.35%から0.49%になった。又、プルトニウムでは、0.01%から0.02%へなった。3.HAN単独による分配試験でのプルトニウムプロダクト中のウラン濃度は12.3g/lであり、ウランの除染係数は6.0ウランプロダクト中のプルトニウム濃度は0.05x10
石黒 秀治*
PNC TN8410 88-049, 75 Pages, 1988/09
安全管理部の研究開発に係わる業務は,必要に応じ日本保健物理学会や日本原子力学会の研究発表会及びその他の機会をとらえて随時発表している。 本報告書は,昭和63年度の安全管理部内の研究開発推進委員会の企画として,昭和63年度上期に外部発表した16編の発表要旨をまとめたものである。今回の発表の場としては,第3回放射線検出器とドシメトリィ研究会,第7回IRPA会議,第4回PNC/kfk再処理技術会合,第2回アクチニド長半減期核種の低レベル測定に関する国際会議及び第23回日本保健物理学会研究発表会である。 本報告書は,発表の記録としてだけではなく,発表テ-マに従事している関係職員の教育資料としても有効利用されることを期待するものである。
北原 義久*; 成田 脩; 浅野 智宏; 岸本 洋一郎; 龍口 清*
PNC TN841 81-44, 73 Pages, 1981/08
計算プログラムKR85G-A Computer Programfor Calculating Cloud Gamma Doses by Kryp-ton-85 Routinely Released from Tokai FuelReprocessing Plantは再処理工場の平常運転に伴い,主排気筒から放出される85Krの放射性雲からのガンマ線に起因する被ばく線量を計算するプログラムである。放出源情報及び気象情報は,環境監視テレメータ・システムにより自動収集しているデータを,計算コードCONTEにより年間統計処理したものを用いる。クラウド・ガンマ被ばく線量は,独自に開発した照射線量率テーブルEXDOSEを用いて計算し,計算時間の短縮化とプログラムの簡潔化をはかった。KR85Gは,FORTRAN IVで書かれており,IBM370システムにより実行可能となっている。
平山 昭生*; 黒須 五郎; 藤岡 章*; 篠原 邦彦*; 郷田 正; 大内 一正*; 岸本 洋一郎; 須藤 雅之*
PNC TN841 78-49, 49 Pages, 1978/08
昭和53年5月におこなわれた再処理工場のPWR燃料処理試験時にKrの大気放出時における周辺地域の空気中85Kr濃度を測定した。測定方法は,10-9Ci/cm3程度のKrを,比較的簡易,迅速,かつ精度よく測定するために考案したチャコール吸着法である。空気試料の採取は日中,風向の変動が比較的少ないときに,あらかじめ定めた採取地点網のうちから風下方向の適切な地点を複数点選び,本実験用に製作したエアサンプラーを用いて,約1.5l/minの流量で1時間吸引し採取した。実験は7回おこない,約30個の試料の採取および分析に成功した。この実験の結果,採取方法および85Kr濃度測定法について,改良すべき点がいくつか明らかとなったが,概して良好な方法であることが判明した。大気拡散調査用のエアトレーサーとしては,これまでSF6ガスを用いており,10-3ppb程度までの濃度分析技術が確立しているため,本実験においてもKrの放出と同時にSF6ガスを放出し,採取試料中のSF6濃度を分析することにより,85Krの分析結果と比較したが,両者の間には極めて良い相関がみられた。
平山 昭生*; 岸本 洋一郎; 成田 脩
PNC TN841 77-65, 119 Pages, 1977/12
東海再処理工場の主排気筒から大気中に放出される放射性物質の大気拡散と、それに起因する周辺地域における被ばく線量の算出方法ならびにこれにもとづき作成した計算コードについて述べた。計算コードについては、一般的な使用方法およびテレメータ収集資料(気象条件、放出条件)を用いた場合の所定期間における被ばく線量の算出手順と使用方法の説明を述べた。