Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
林 浩孝; 鳴海 一成; 和田 成一; 菊地 正博; 古田 雅一*; 上原 赫*; 渡辺 宏*
Journal of Plant Physiology, 161(10), p.1101 - 1106, 2004/10
被引用回数:11 パーセンタイル:24.54(Plant Sciences)ミドリムシの野生株及びクロロプラスト欠損変異株の電離放射線に対する耐性を調査した。線照射後のコロニー形成能は、クロロプラスト欠損変異株に比べて野生株の方が高かった。また、両株において、光培養した細胞の方が、暗培養した細胞よりも放射線に耐性であった。このことは、ミドリムシの放射線耐性に培養時の光照射条件が大きく寄与していることを示唆している。暗培養した細胞に比べて、光培養した細胞の方が、より高いDNA2本鎖切断修復能を有していることがコメットアッセイによって明らかになった。これらの結果は、ミドリムシがDNA2本鎖切断を克服するため、光に誘導される修復機構を持っていることを示唆している。
和田 成一; 夏堀 雅宏*; 伊藤 伸彦*; 舟山 知夫; 小林 泰彦
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 206, p.553 - 556, 2003/05
被引用回数:3 パーセンタイル:27.32(Instruments & Instrumentation)宇宙環境における高LET重粒子線被曝の生物影響を解明するためには、低線量・低フルエンスの重イオン照射によって細胞に誘導されるDNA損傷を正しく解析する必要がある。しかし、低フルエンスの重イオンはランダムにヒットするため、細胞に対する重粒子1個の生物学的効果を直接に検出することはこれまで困難だった。そこで、個々の細胞ごとのDNA損傷を評価することが可能なコメットアッセイ法を用いるとともに、同時に各細胞での重イオンのヒット位置を飛跡検出器CR-39を用いて直接に検出することが可能な方法を開発し、動物培養細胞の核にヒットしたイオン粒子数と、その細胞に生じたDNA損傷の程度を同時に検出する方法を確立した。そして、異なるLET値を有するいくつかの重粒子線照射によって細胞に誘導されたDNA損傷を定量的に解析し、照射したイオンのLET値との関連を解析した。
岡 努; 谷川 勉*; 戸室 和子*
JNC TN8200 2001-001, 42 Pages, 2001/01
平成12年12月14日、核燃料施設、環境放射能及び廃棄物処分を対象とした平成12年度安全研究成果発表会を核燃料サイクル開発機構(以下「サイクル機構」という。)アトムワールド(東海事業所)で開催した。本発表会は従来、職員相互の意見交換の場として、社内の発表会として開催されたが、平成8年より公開の発表会とし、社外(科技庁、大学、原研、電力、メーカ)からも多数の方々の参加をいただき、学識経験者等のご意見、ご要望を広く拝聴する方式で開催することとした。本発表会の発表課題は、サイクル機構が「安全研究基本計画」に基づいて実施している核燃料施設、環境放射能、廃棄物処分及び確率論的安全評価(核燃料施設に係るもの)分野の安全研究課題(全41課題)の中から、選定された13課題である。平成11年度の成果について各課題の発表を行った。本資料は、今後の安全研究の推進・評価に資するため、各発表における質疑応答、総括コメント等についてとりまとめたものである。なお、発表会で使用したOHP等はJNCTW1409 2000-004「平成12年度安全研究成果発表会資料(核燃料サイクル分野)」で取りまとめている。また、サイクル機構が実施している核燃料サイクル分野の安全研究の成果をJNCTN1400 2000-013「安全研究成果の概要(平成11年度-核燃料サイクル分野-)」でとりまとめている。
中川 庸雄
JAERI-M 84-103, 377 Pages, 1984/06
日本の評価ずみデータライブラリー第2版(JENDL-2)のGeneral Purposeファイルは1982年12月に公開された。最近JENDL-2に、データの様子を示すコメント情報を追加すると同時に第1回目の数値データの修正を行った。このJENDL-2(Rev1)は89核種のデータを含み、ENDF/B-IVフォーマットで約211,000レコードから成っている。本報告では、JENDL-2 General Purposeファイルの概要を示すため、今回加えられたコメント情報が示される。2200m/secおよび14MeV断面積、共鳴積分値、マックスェルおよび核分裂スペクトルでの平均断面積が表に与えられる。さらに適当なエネルギー区間を用いた平均断面積も計算された。
太田 雅和; 永井 晴康; 堅田 元喜; 寺田 宏明
no journal, ,
六ヶ所再処理工場(RRP)から放出された炭素14の植生(稲)への移行の詳細な評価を目的として、RRPから大気放出された炭素14の大気中濃度の時空間分布の計算値と炭素14の植生への移行を厳密に計算する鉛直1次元陸面モデルSOLVEG-IIを用いたシミュレーションを実施した。2007年のRRPの試験運転に伴う炭素14の実放出を設定した計算結果から、計算値がRRP周辺の5地点で2007年に収穫されたコメの炭素14の比放射能の観測値を同じオーダーで再現できることが確認された。炭素14が年間を通して単位放出されたと仮定した数値実験の結果から、収穫時の稲およびコメの炭素14の比放射能の分布と、年間平均の地表大気中の炭素14の比放射能の分布が異なることが示された。光合成が起こる昼間にRRPからの炭素14の放出を限定した数値実験では、夜間に放出を限定した場合に比べて、稲の炭素14取り込み量が約1オーダー大きくなることが示された。これらの結果から、光合成速度の季節および日変化が放出された炭素14の稲への移行に顕著に影響することが明らかとなった。