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PNC TJ1615 98-001, 58 Pages, 1998/02
現在市販されている平衡等価ラドン濃度測定器においては、その濃度計算過程はほとんどの場合がブラック・ボックスであり、それによって得られたデータの質や測定環境中のラドン娘核種濃度の変動に対する測定器の応答等、重要な情報や特性を、使用者が自ら実験によって推定・確認することが必要となる。本研究では、市販の平衡等価ラドン濃度測定器の実用的な校正手法とその際に留意すべき事項について、理論的な説明に基づいた提案を行った。また、それに関して、実験的な検証を行った結果、ラドン娘核種濃度の変動と測定器の応答に関して、理論的な推定と良い一致を見ることができた。
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PNC TJ1621 94-001, 111 Pages, 1994/03
核燃料サイクル施設から一般環境に漏洩する可能性のある長寿命人工放射性核種の長期動態を評価・予測するための基礎研究として、すでに環境中で定常状態となっていると考えられる天然放射性核種の海洋における挙動研究を実施する(平成3年から平成5年度までの3年間)。このため海水中に存在するウラン、トリウム、ラジウムあるいはポロニウムを構成する諸核種について、沿岸海洋の濃度レベル、海洋生物への濃縮、海底堆積物への移行・蓄積などについて調査・検討を行う。平成3年度は、以下の項目についてレビューを行った。(1)海洋試料中に含まれる放射性核種の定量法(2)海洋における238U(234U)、232Th(228Th)、226Ra(228Ra)、222Rn、210Pb、210Po、の分布と挙動(3)LLRLのこれまでの研究成果
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PNC TJ1621 93-001, 76 Pages, 1993/03
核燃料サイクル施設から一般環境に漏洩する可能性のある長寿命人工放射性核種の長期動態を評価・予測するための基礎研究として、すでに環境中で定常状態となっていると考えられる天然放射性核種の海洋における挙動研究を実施する。このため海水中に存在するウラン、トリウム、ラジウムあるいはポロニウムを構成する諸核種について、海洋での存在状態、海洋生物への濃縮、海底堆積物への移行・蓄積などについて調査・検討を行う。この報告書には、東海近辺(日立市久慈浜を含む)および比較対象として大洗の沿岸で採取した海産生物について40K、U同位体、Th同位体、226Ra、210Pb、210Poおよび137Csの分析を実施した結果を記した。海産生物は、東海事業所安全管理部環境安全課(事業団)で定期的に採取して測定を行っているシラス、カレイ(ヒラメ)、平貝(コタマ貝)およびアラメ(ヒジキ、カジメ)を対象とした。今回すべての海産物試料において、上記の核種を測定することができ、これら核種の生物の濃縮程度および生物間の種差の違いによるレベル差などを考察した。
亀本 雄一郎; 谷藤 隆昭
分析化学, 15(1), p.62 - 64, 1966/00
ビスマスを原子炉中で中性子照射を行なうと、Bi(n,)Bi /5d Poの核反応によりポロニウムを生成することはよく知られており、本反応はポロニウムの裂造に使用されている。照射したビスマス中のポロニウムの分離定量法としては多数の研究がなされており、蒸発法、共沈法、溶媒抽出法、電着法など種々の方法が報告されている。いずれも最終的には測定により定量が行なわれている。
田ノ岡 宏
Radioisotopes, 14(4), p.309 - 314, 1965/00
職業被曝歴をもたない米国人の歯と骨に含まれるRaおよびPo(したがってFb)の量を測定し、さらにカルシウムを定量することによって測定値をcurie/gCaで表現し、おのおのの値を比較した。Raはdaughterであるラドンガスをシンチレーション・カウンターにとり入れて測定、Poは銀板上への沈着により回収しgas-flowカウソターで測定、Caはflame photometerで測定した。両核種とも歯よりも骨のほうにやや多く見出され、また歯、骨両方においてPoはRaより多く見出された。