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論文

Elastic and inelastic neutron scattering studies on the martensitic phase transformation in Cu-39at.%Zn alloy

黒岩 芳弘*; 小西 明夫*; 菖蒲 敬久*; 野田 幸男*; 淵崎 員弘*; 森井 幸生; 山田 安定*; H.R.Child*; H.Chou*; S.C.Moss*

Journal of the Physical Society of Japan, 66(4), p.1033 - 1043, 1997/04

 被引用回数:1 パーセンタイル:80.22(Physics, Multidisciplinary)

Cu$$_{61}$$Zn$$_{39}$$合金のマルテンサイト相転移機構を解明するために、中性子散乱研究を行った。母相においてマルテンサイト相転移点に温度が近づくにつれて、q=1/6[110]や1/3[110]点近傍の擬弾性散漫散乱強度が増加したが、TA$$_{1}$$[110]フォノンには全q領域でエネルギーの低下が若干見られただけで特に異常は見い出されなかった。$$beta$$$$_{1//}$$マルテンサイト相の結晶構造は、これまで報じられてきたものではなく、斜方晶と単斜晶の混合構造であると考える。

論文

Neutron scattering studies of the effects of uniaxial stress and ageing on the $$beta$$$$_{1}$$-Cu-Al-Zn alloy

永澤 耿*; 山田 美代子*; 森井 幸生

Journal of the Physical Society of Japan, 65(3), p.778 - 781, 1996/03

 被引用回数:0 パーセンタイル:100(Physics, Multidisciplinary)

Cu-17.0Al-14.3Zn合金の$$beta$$$$_{1}$$相で、フォノン分散関係や弾性散乱異常が一軸応力や熱処理によってどのような影響を受けるかを調べた。[110]TA$$_{1}$$フォノンの測定から、[001]応力が$$beta$$$$_{1}$$相からマルテンサイト相への転移に関連する格子振動不安定性を増巾することが判明した。一方、2/3q$$_{0}$$に現われる弾性散乱異常は、この転移とは関連していない。また373Kで7日間の熱処理を加えても、[110]TA$$_{1}$$、[111]LA、[112]TAフォノンや2/3q$$_{0}$$弾性散乱、$$omega$$的弾性散乱への影響は見出せなかった。これらの弾性散乱は$$beta$$$$_{1}$$相における空孔の規則性からもたらされていると推測される。

論文

[110]TA$$_{1}$$ phonon branch and anomalous 2/3[110] elastic peak in Heusler and B2 phases of a AuCuZn$$_{2}$$ alloy

永澤 耿*; 山内 理恵*; 喜多 和枝*; 牧田 知子*; 森井 幸生

Journal of the Physical Society of Japan, 63(3), p.995 - 1000, 1994/03

 被引用回数:1 パーセンタイル:79.81(Physics, Multidisciplinary)

AuCuZn$$_{2}$$合金の[110]TA$$_{1}$$フォノンをbcc相、B2相、ホイスラー相において詳細に測定した結果、18R型マルテンサイト相へと関連して行く格子振動不安定性はホイスラー相のみが有する特徴であることが判明した。またホイスラー相における2/3[110]弾性散乱ピークの温度変化の測定から、このピークが[110]TA$$_{1}$$フォノンの2/3Q$$_{max}$$にあらわれる異常と関連しているのではなく、B2相に特徴的に存在する空孔に起因していることが明らかになった。

論文

Recent neutron scattering studies on the premartensitic state of BCC-based metals and alloys

永澤 耿*; 森井 幸生

Mater. Trans. JIM, 34(10), p.855 - 873, 1993/00

 被引用回数:13 パーセンタイル:37.5(Materials Science, Multidisciplinary)

アルカリ金属、第六群金属、$$beta$$相合金、ニッケル合金、タリウムや第三群金属などの金属や合金におけるマルテンサイト前駆状態に関する最近の中性子散乱研究を概観する。これらの物質に観測される[110]TA$$_{1}$$フォノンや[111]LAフォノンの格子振動異常について、マルテンサイト相変態との関連において議論する。$$omega$$相形成に関連した弾性散乱の異常についても述べる。これらの異常から空孔や非調和振動や電子構造の重要性を指摘する。

論文

Diffuse neutron scattering in $$beta$$$$_{1}$$-phase Cu-Al-Ni alloy

森井 幸生; 飯泉 仁; 舩橋 達; H.R.Child*

Proceedings of International Conference on Martensitic Transformations, p.150 - 153, 1986/00

日米協力によりオークリッジ国立研HFIRに据えつけられた広角中性子散乱装置(WAND)を使用し、CuAlNi合金の散漫散乱実験を行なったのでその結果を報告する。 単結晶試料を用い(001)逆格子面(l=0,1,2およびその近辺)での弾性散乱を広範囲にわたって測定したところ、主なブラッグ散乱を含む〔110〕軸に沿って散漫散乱がほぼ棒状に表れていることがわかった。この結果は、以前報告したようにこの合金における〔110〕TA$$_{1}$$音波が非常に低いエネルギーを持つこと、つまりこの合金のマルテンサイト相変態の異常な前駆現象と密接に関係していると考えられる。 得られた散漫散乱強度は2次元的な濃淡図法や等高図法、3次元的な鳥かん図法を用いて情報密度の高い表示を行う。

論文

Lattice instability in cubic Cu$$_{6}$$$$_{9}$$$$_{.}$$$$_{2}$$Al$$_{2}$$$$_{5}$$$$_{.}$$$$_{4}$$Ni$$_{5}$$$$_{.}$$$$_{4}$$ related to martensitic phase transition

森井 幸生; 飯泉 仁

Journal of the Physical Society of Japan, 54(8), p.2948 - 2954, 1985/00

 被引用回数:41 パーセンタイル:11.4(Physics, Multidisciplinary)

$$beta$$$$_{1}$$相Cu$$_{6}$$$$_{9}$$$$_{.}$$$$_{2}$$Al$$_{2}$$$$_{5}$$$$_{.}$$$$_{4}$$Ni$$_{5}$$$$_{.}$$$$_{4}$$の[110]横波(е$$|$$[110])フォノン分散関係を261,295,372Kで中性子散乱実験により測定した。このフォノン分枝は他に比べてエネルギーが極端に小さく、かつq=(2/3)qmaxの位置に「くぼみ」を持つという異常性を有している。この異常性を反映して(110)面間力のうち第2,第3近接面間力の効果が大きくなってきていることが明らかになった。さらに[110]軸に沿って存在する弾性散乱ピークには、温度依存性の異なる2種類のものが存在する事も判明した。こうした事実より、$$beta$$$$_{1}$$相では2H型と18R型のマルテンサイトへ転移しようとする格子不安定性が2種類同時に存在して、それらが互いに競争して発展消滅を行っていると解釈できる。

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