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今井 剛; 永島 孝; 山本 巧; 上原 和也; 木島 滋; 竹内 浩; 吉田 英俊; 藤沢 登
Physical Review Letters, 43(8), p.586 - 589, 1979/00
被引用回数:38ローワー・ハイブリッド周波数帯の高周波加熱実験をJFT-2トカマク装置で行い、そのときに、観測された崩壊スペクトルについて詳細に検討した。この崩壊型スペクトルは、印加したローワー・ハイブリッド波が、イオンサイクロトロン波と、ローワー・ハイブリッド波へ崩壊して行くパラメトリック不安定性であることがわかり、しかも、それがプラズマ表面において励起され、プラズマ中心のイオン加熱に影響を与えている。しかしながら、この表面でのパラメトリック不安定性による吸収は、中心のイオン加熱を著しく阻害するものでないことがわかった。
今井 剛; 永島 孝; 安積 正史
JAERI-M 6902, 39 Pages, 1977/02
JFT-2プラズマのローワー・ハイブリッド共鳴による高周波加熱の観点から、ローワー・ハイブリッド波の伝搬について、数値計算した結果について示した。まず最初に、流体モデルから出発して準静電波の分散式を導き、これらの波の伝搬について検討した。線形モード変換が起こり、イオンによって高周波エネルギーが吸収される転移点について詳しく調べ、その位置が、不純物の量や、磁場に平行方向の屈折率によって影響を受ける事がわかった。また、ランダウ減衰による電子加熱についても議論し、最後に、JFT-2に用いる多導波管型アンテナの特性について計算した結果を示した。