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渡辺 宏
原子力eye, 44(8), p.22 - 23, 1998/08
植物に対するイオンビーム照射の影響に関する研究は原研が中心となって大学や国立研究機関や民間などとの協力のもとに進められてきた。過去5年間の研究から、植物で起こる突然変異の特徴が明らかになりつつあり、新規の変異原としての有効性があきらかになるとともに、キクの花色変異体やオオムギの耐病性変異体などが実用的に使用される方向で研究開発が進んでいる。突然変異の利用以外にも花粉を照射することによって交雑不親和性を打破する技術の開発や花粉に直接外来遺伝子を導入する技術の開発が進んでおり、実用的な利用が期待される段階になりつつある。イオンビーム育種という新しい分野の現状と将来の可能性を紹介する。
渡辺 宏
Radioisotopes, 44(11), p.824 - 828, 1995/11
イオンビーム照射で交雑不親和性を打破し、通常の交雑では作ることのできない種間雑種を作り出す研究、イオン照射によって起る突然変異の特徴を調べるためのスペクトル解析研究、イオン照射したイネから耐病性の有用突然変異体を選抜する実用的研究など、現在TIARAを用いて進められている植物に対するイオン照射効果の研究の成果を中心に、今後のイオンビーム利用の可能性なども含めて紹介した。