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J-N.G.Leboeuf*; 栗田 源一
JAERI-Research 98-010, 15 Pages, 1998/03
米国オーク・リッジ国立研究所で開発されたトロイダルMHDコードFARと日本原子力研究所で開発されたAEOLUSコードを使って、注意深く作られたベンチマーク用の分布とパラメータの平衡に対して計算された線形の抵抗性MHD安定性の結果を比較した。これらの分布は、トロイダル・モード数n=1のチアリング・モードに対して不安定な分布である。双方のコードによって計算された固有値と固有関数は、非常に良く一致し、これらのモードに対して圧縮性の効果は弱いことが示された。FARコードとAEOLUSコードで計算された有限のプラズマ圧力の場合のテアリング・モードの成長率も良い一致を示した。有限ベータは、トロイダル・テアリング・モードに対して安定化の効果を持つこと、また圧縮性の効果は、有限ベータのテアリング・モードに対しても弱いことが示された。
栗田 源一; 安積 正史; 津田 孝
Journal of the Physical Society of Japan, 62(2), p.524 - 535, 1993/02
被引用回数:4 パーセンタイル:43.62(Physics, Multidisciplinary)トカマクの鋸歯状崩壊現象に於ける、磁力線の乱雑化によって引越された異常電子粘性及び異常イオン粘性の効果が、径方向の単純増加関数である安全係数をもつ平衡に対して、簡約化された抵抗性MHD方程式を解くことによって調べられた。摂動がある振幅を越えて成長すると、最も不安定なモードは、純粋な抵抗性モードから、異常電子粘性によって引越されるモードにかわり、いくつかの実験で観測され、「磁気トリガー」として知られているように急激な成長率の増加を示す。その後成長率は、異常イオン粘性によって減少させられる。鋸歯状崩壊の時間は、異常電子粘性による暴発的成長にも拘らず、引延ばされる。しかしながら、それは、異常イオン粘性の効果によって、完全に安定化されることはない。