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山崎 信哉*; 井元 純平*; 古木 元気*; 落合 朝須美*; 大貫 敏彦; 末木 啓介*; 難波 謙二*; Ewing, R. C.*; 宇都宮 聡*
Science of the Total Environment, 551-552, p.155 - 162, 2016/05
被引用回数:32 パーセンタイル:70.56(Environmental Sciences)福島第一原子力発電所付近の河口堆積物中の放射性Csの濃度を調べたところ、地表表面から深いところほど濃度が高かった。さらに、90%以上のCsが粘土鉱物に収着していた。この結果は、上流の水田土壌が堆積したことを示唆している。
藤原 健壮; 飯島 和毅; 寺島 元基; 舘 幸男
no journal, ,
福島原子力発電所の事故に伴い、現在福島県内を中心とした広範なエリアで放射性核種のセシウム(Cs)が残存している。そのため、今後、未除染区域において、Csは長期にわたり、環境中に滞在し、生活圏・海への移行が懸念される。よって、環境中における放射性物質の存在形態や移動に関するデータを取得し、放射性セシウムの分布状況を予測するシステムを構築する必要がある。Csのほとんどは土壌に収着して川等の水流を媒体として環境中を移行していると考えられるが、河口域においてはCsが収着している土壌(粘土)粒子と海水が接触することになる。海水にはCsと同族の元素であるNaやKといったイオンが多く含まれており、イオン交換によるCsの脱離現象及び、土壌粒子間の反発が少なくなることによる団粒化の現象が起こると考えられる。本報告では、福島沿岸部における河口域の海水及び、河川敷の土壌を用い、脱離及び、団粒化の現象について評価した。
鶴田 忠彦; 原田 久也; 御園生 敏治; 松岡 稔幸
no journal, ,
河口域において海底地形調査, 底質分布調査, 柱状試料採取等を実施し、河口域における放射性セシウムの堆積挙動を推定した。その結果、波や沿岸流の影響による粒子の移動・混交により、放射性セシウム濃度の希釈の影響が大きく、放射性セシウム濃度が比較的高い範囲は限られている可能性が高いことが明らかになった。
藤原 健壮; 飯島 和毅; 舘 幸男; 寺島 元基
no journal, ,
河口域においてはCsが収着している土壌(粘土)粒子と海水が接触し、Csの脱離現象および粘土粒子の団粒化現象が起こると考えられる。前回の試験では、実海水を用いて人工的に調製した汽水環境下において、Csの脱離現象と団粒化現象について確認した。今回の試験では、平衡に到達するまでの試験を行い、定量的に評価を行った。
藤原 健壮; 飯島 和毅; 寺島 元基; 舘 幸男
no journal, ,
福島原子力発電所の事故に伴い、現在福島県内を中心とした広範なエリアで放射性セシウム(Cs)が残存している。よって、環境中における放射性物質の存在形態や移動に関するデータを取得し、その分布状況を予測するシステムを構築する必要がある。Csのほとんどは土壌に収着して河川等の水流を媒体として環境中を移行していると考えられるが、河口域においてはCsが収着している土壌(粘土)粒子と海水が接触することになる。海水にはCsと同族のイオン(Na, K)が多く含まれており、イオン交換性のサイトがある場合に起こるCsの脱離現象および、土壌粒子間の静電的反発が少なくなることによる団粒化現象が起こると考えられる。本報告では、福島沿岸部における河口域の海水と河川敷の土壌を用い、脱離と団粒化の現象について評価した。
鶴田 忠彦; 原田 久也*; 御園生 敏治
no journal, ,
東京電力福島第一原子力発電所の事故により環境中に放出された放射性セシウムについて、河川から運搬される土砂の河口・沿岸域における移動の特徴を把握を目的として、河口・沿岸域で採取した底質試料の粒子の特徴に基づき、河川からの土砂運搬に関する検討を行った。その結果、各河口・沿岸域の底質は河川流域に分布する地質の相違が反映されており、岸と平行方向(南北方向)の底質の移動の影響は小さい可能性が示唆された。