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渡辺 博正; 町 末男; 栗原 寛人; 和田 武*; 山口 康市; 渡辺 光崇; 武久 正昭
J.Appl.Polym.Sci., 25(2), p.277 - 285, 1980/00
被引用回数:3 パーセンタイル:25.86(Polymer Science)圧力300kg/cm,温度30C,エチレンモル分率0.4,線量率4.510~1.710rad/hr,平均滞留時間0.36~1.19hrの条件下で、50lの中心線源型の濡壁反応器を有するパイロットプラントを用いて、第3ブタノールを媒体としたエチレンの放射線重合を流通法で行なった。ポリマーの残余濃度の測定結果から、反応器内の混合状態はほぼ完全混合であることが判明した。一分子停止と二分子停止の両方の停止反応を含む反応機構に基づき、流通法の重合結果を速度論的に解析した結果、二分子停止反応の速度定数(k)を除く他の素反応のみかけの速度定数は、小規模の回分法で得られた定数と一致した。流通法でのkは回分法で得られた値の20~40倍で、この値は平均滞留時間の減少および撹拌により増大する傾向を示した。このkの変化は、生長鎖ラジカルのモビリティの違いによるものと考察した。
桜井 勉; 高橋 昭
J.Phys.Chem., 82(7), p.780 - 784, 1978/07
四フッ化酸化ルテニウム(RuOF)は不安定な物質で、室温でもその酸素を放出して分解する。この熱分解は70C付近でもっとも起こりやすく、このため蒸気圧は70Cを超えると減少する。これらの性質は文献に記載されている性質と異なる。測定した赤外吸収スペクトルをもとに、このものの不安定な原因を論じた。
武久 正昭; 大田黒 寛治*; 柿崎 利勝*; 元田 庸*; 高橋 清一*; 山本 康夫*; 三井 光; 上野 隆志*; 町 末男; 土屋 良二*; et al.
第8回日本アイソトープ会議報文集, A-RC-6, 3 Pages, 1968/00
放射線化学の開発研究の一環として行なってきたエチレンの放射線重合の第1段階として気相重合で粉末ポリエチレンを製造することを目的とした反応器容積1l、および10lの流通法重合装置を建設し、約2年間にわたって本プロセスに対する工学的知見ならびに放射線重合ポリエチレンの実用物性測定に必要な試料を提供することを目的として運転を行なってきた。本報告は装置の構成,運転結果,スケールアップ効果,長時間運転時の問題点を要約したものである。
川上 和市郎; 町 末男
ケミカルエンジニアリング, 12(6), p.1 - 9, 1967/00
本報は、ミゼット装置により得られた結果の反応工学的解析に関するものであるが、これとの関連において基礎研究の結果にもふれた。なお、これらの研究は民間11社の協力と京都大学石油化学教室鍵谷前教授の指導によって行なわれたものである。