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田中 隆一; R.M.Uribe*; A.dela.Piedad*; E.Adem*
JAERI-M 83-239, 43 Pages, 1984/02
とうもろこし貯蔵中に繁殖する害虫を駆除する放射線殺虫プロセスを開発するため、電子線照射技術の基礎的検討を行った。照射モデルは穀粒を連続的に自由落下させる方式を仮定した。吸収線量および線量率は流れていく吸収体が均一に分布すると仮定し、2.5MeV電子線照射場における電子流密度の計算をもとに概算した。穀粒間の線量分散に寄与する核種の要因が線量均一度および照射利用効率との関連において検討され、線量均一を維持するための線量の測定および照射パラメータの監視のための技術的手法も検討された。この研究はメキシコにおけるIAEAによる技術協力プロジェクトの一部として実施された。
橘 宏行; 渡辺 宏; 青木 章平
食品照射, 13, p.30 - 35, 1978/00
原研大阪研2号加速器棟照射室内に、ミカン照射処理用コンベア装置が完成した。本照射装置を用いて実際のミカンを照射するに先立ち、ポリエチレン製球形モデルを用いて行った線量測定結果、および線量の評価と線量均一度について検討した。加速器は500keV,3mAに設定し、加速器スキャンナー窓面より照射用パレットまでの距離30cm、コンベア速度1m-min、照射パレットの両端部の角度を0°~20°と変えて両面照射を行うと表面線量均一度は0°、10°、15°、18°、20°で、それぞれ5.2,4.1,3.2,2.4,2.8となった。この結果18°における2.4が最良値となり、設計値の2.3とほぼよい一致が得られた。深部線量分布の測定結果では、スキャンナーに面した最頂部を0°、赤道部を90°とした場合、0°、22.5°では深部に最大値を持つ減衰曲線を示し、飛程は約160mg-cmであり、90°では約110mg-cmの飛程を示した。この結果から線量の評価の厚さを変えると、表面線量、分布および線量均一度が変化する。したがって線量測定方法を規定する必要がある。
久米 民和; 橘 宏行; 青木 章平; 佐藤 友太郎*
日本食品工業学会誌, 24(2), p.72 - 76, 1977/02
貯蔵期間の延長を目的としたかまぼこの線照射処理に関する研究が進められている。本実験では、かまぼこのパッケージ照射実用化のための照射条件を明らかにするため、パッケージ内かまぼこ中の吸収線量分布と線量均一度について検討した。パッケージとしては市場流通に用いられている142738cmのダンボール箱を用い、線量計としては鉄線量計を用いた。かまぼこによる吸収線量減衰率は210、510、110rad/hrの各線量率でほぼ一致した結果が得られた。厚さ14cmのパッケージを用い、310rad/hrの線量率で反転照射したときのパッケージ内の奥行方向の線量均一度は1.16であった。高さ方向の空間の線量均一度は1.11であり、全体の線量均一度はこれらの値から近似的に1.29と求められた。包装紙・板付のままかまぼこを照射した場合には、線量均一度は1.12と小さい値が得られた。安全性試験用のかまぼこを用いて、かまぼこによる吸収線量減衰率から求めた線量均一度の計算値は実測値とよく一致した。
久米 民和; 青木 章平; 伊藤 均; 渡辺 宏; 佐藤 友太郎*
日本食品工業学会誌, 22(12), p.577 - 581, 1975/12
203030cmのpackageにウィンナーソーセージを詰めて(平均密度0.27g/cm)、線を照射したときのpackage内の吸収線量分布を鉄線量計およびPMMAを用いて測定し、package irradiationにより大量の試料を均一に照射するための諸条件の検討を行なった。線源と平行方向における吸収線量は線源の中心線付近ではほぼ均一であった。線量率510R/hrの位置における高さ方向のDmax/Dminは1.10であり、空間のDmax/Dmin1.11とほぼ一致した。この結果から高さ方向の線量不均一性には空間の線量分布がそのまま影響していると考えられるので、線源の比放射能分布や高さをかえるあるいはpackageの高さを低くすることにより高さ方向の線量不均一性を小さくすることができると考えられた。深さ方向に関しては大線源を用いて低線量率で照射することにより均一性をよくすることができ、140,000Ciの線源を用いて1.710R/hrの位置で反転照射した場合、Dmax/Dmin1.13すなわち6%程度の線量均一度で照射可能であった。
亀山 研二; 高野 博幸*; 梅田 圭司*; 青木 章平
日本食品工業学会誌, 22(9), p.454 - 457, 1975/09
放射線によるタマネギの発芽防止研究が進められており、近い将来馬鈴薯についで許可となり、実用プラントの設計が行なわれると期待される。そこで士幌馬鈴薯照射施設により、実用化のための参考データを得るため、大型コンテナでタマネギを照射した場合について線量分布を測定し、線量均一度,必要線源量,照射処理能力等について検討した。両面照射した場合の線量均一度は線源とコンテナとの距離3.5mで2.70,4.5mで2.34,5.5mで2.19であった。タマネギの許可最高線量を10krad,最低必要線量を3kradとすれば線量均一度は3.3となるので上記いずれの場合でもこの範囲内での照射ができることとなる。また、線源とコンテナとの距離5.5mという現在のコンベアを用いた場合について計算した結果、月1万トンのタマネギを処理するにはCo 174kCiを必要とすることがわかった。