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宮部 昌文; 大場 正規; 加藤 政明; 若井田 育夫; 渡部 和男
Journal of Nuclear Science and Technology, 43(4), p.305 - 310, 2006/04
被引用回数:13 パーセンタイル:64.80(Nuclear Science & Technology)放射性廃棄物中の長寿命難分析核種であるCaを共鳴イオン化法で分析するために、光源装置の開発を行った。ルビジウム同位体のドップラーフリー吸収線に波長を固定した周波数基準レーザーと、干渉縞の相対位置からコンピューターで複数のレーザーの相対周波数を制御する機構を用いて、共鳴イオン化用レーザーの周波数制御を行う装置を開発した。ヘテロダイン分光法やカルシウムの共鳴蛍光分光法を用いて装置の周波数安定度や周波数同調精度を評価し、開発した光源が共鳴イオン化分析に十分な性能を有することを確認した。
田川 雅人*; 十河 千恵*; 横田 久美子*; 鉢上 隼介; 吉越 章隆; 寺岡 有殿
Japanese Journal of Applied Physics, 44(12), p.8300 - 8304, 2005/12
被引用回数:5 パーセンタイル:21.46(Physics, Applied)神戸大学が持つ酸素原子ビーム装置を用いてSi(001)基板上に室温で作製したシリコン酸化膜をSPring-8の原研軟X線ビームラインで光電子分光解析した。酸素原子ビームで作製したシリコン酸化膜では通常の熱酸化膜に比べてサブオキサイドが少ないことが明らかになった。
Wei, P.; Xu, Y.; 永田 晋二*; 鳴海 一雅; 楢本 洋
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 206(1-4), p.233 - 236, 2003/05
被引用回数:6 パーセンタイル:42.70(Instruments & Instrumentation)互いに固溶しない組合せとして、炭素イオンを注入により非晶質化したGe単結晶((100)と(110))について、その熱処理による結晶化過程を、イオンビーム解析法(ラザフォード後方散乱分光法、イオンチャネリング法、及び核反応法)、ラマン分後法及び原子間力顕微鏡法により調べた。いずれの注入条件でも非晶質になるものの、その回復挙動は、イオン注入時の入射角に敏感であることを見出した。すなわち、斜入射の条件でCイオン注入したGeでは、450度までの熱処理により結晶化するとともに、注入された炭素原子は表面に拡散・析出してナノ黒鉛を形成した。一方垂直入射の場合には熱回復の挙動は異なり、注入された炭素と照射欠陥の分布変化及び回復は観測されなかった。これらの結果は、イオン注入時に生ずる欠陥密度と拡散に影響する歪勾配が関係している。
河内 哲哉
Physical Review E, 67(1), p.016409_1 - 016409_8, 2003/01
被引用回数:3 パーセンタイル:18.62(Physics, Fluids & Plasmas)低温高密度の再結合プラズマは、多価イオンと中性原子との間の荷電交換反応などを組み合わせることにより、効率の良い新方式X線レーザーの媒質になる可能性がある。この方法の発生利得機構及び予測される利得係数の定量評価を行うためには、まず最初に、急速に再結合しつつある多価イオンの励起状態占有密度(ポピュレーション)の時間発展についての知見を持つ必要がある。具体的には励起状態ポピュレーションが準定常状態近似で記述できるようになる時定数や、再結合によって生じた励起状態間の衝突輻射脱励起過程によるポピュレーションの流れなどを明らかにすることが重要である。そこで、本論文では、リチウム様イオンの一電子励起状態とベリリウム様イオンの一電子及び二電子励起状態を取り扱った、時間依存の衝突輻射モデルを構築した。このモデルを用いて、実際に与えられたプラズマ条件下での準定常近似の成立までに要する時間及びポピュレーションの流れの定量評価を行った。計算結果から、二電子励起状態を含んだ系の準定常近似が成立するまでの時定数は、リチウム様イオンのみの系の場合に比べて4桁遅くなることを明らかにした。これは、各励起状態が二電子励起状態を通じて一価低いイオンと密接に結びつくために、励起状態ポピュレーション生成の時定数がイオン生成の時定数に影響を受けることによる。また、励起状態間のポピュレーションの流れを明らかにすることで、ヘリウム様イオンからリチウム様イオンへの実効的な再結合速度係数を明らかにした。
大場 正規; 若井田 育夫; 宮部 昌文
Japanese Journal of Applied Physics, Part 1, 40(1), p.357 - 358, 2001/01
被引用回数:1 パーセンタイル:5.98(Physics, Applied)外部共振器型半導体レーザーを用いて、2段階励起による原子の高励起準位の同位体シフトや、超微細構造の測定法を提案した。半導体レーザーの波長を高速で掃引し、原子の1段目のスペクトル全体にわたって励起し、2段目をリングレーザーを用いて測定する。この測定法によってリチウム原子の3D遷移の同位体シフトや、微細構造を測定することができた。