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立花 光夫; 伊藤 博邦; 島田 太郎; 柳原 敏
Proceeding of International Waste Management Symposium 2002 (WM '02) (CD-ROM), 8 Pages, 2002/00
廃止措置の最終段階では、建屋構造物の確認測定が必要であるが、精度良い放射能測定には多くの費用が生じると言われている。そこで、建屋表面の低レベル放射能汚染を自動測定するために、2層型検出器とその駆動機構(RAPID)を開発した。RAPIDは,予め設定した測定計画に従って移動し、コンクリート表面の放射能測定を自動で実施できる。RAPIDを用いて特性評価試験を行った結果、Coに対する検出限界値は測定時間30秒で0.14Bq/cmであった。また、RAPIDを実際の測定作業に適用した結果、測定効率は5m/hであり、作業員による直接測定のおよそ2倍であることがわかった。
古川 政美; 清水 和明; 蛭田 敏仁; 千田 徹; 水書 利雄; 大井 義弘
JAERI-Tech 94-023, 106 Pages, 1994/10
新モニタ規格を適用した放管モニタモジュールの保守点検に使用する試験検査装置の開発と、導入したモニタモジュールの検証試験結果について報告している。試験検査装置は、パソコンを利用した自動計測システムを構成してモジュールの単体試験、線エリアモニタの線源校正及び検査報告書作成ができる。ハードウェアでは検査対象モジュール毎に専用のテスタモジュールを製作し、ソフトウェアでは操作ガイドとヘルプ機能を充実させ、検査結果を自動判定できるようにした。本開発により高機能化したモニタモジュールの定期点検や保守点検作業を効率的に実施できるようになった。モニタモジュールの検証試験では、新モニタ規格との適合性の確認試験、機能試験及び性能に関する特性測定を行い、何れも規格と基本的技術仕様を満足していた。
間辺 巖; 岩田 幸生; 押野 昌夫
EPA-520/1-90-013, p.82 - 89, 1990/00
放射性物質を取扱った建屋や土地の再利用や機器を再生利用する場合に、汚染検査や放射能測定は利用に至るまでの作業を円滑に進め、放射線生物学的な保証を得るのに不可欠である。本報告は再利用や再生利用する物の汚染状況を把握する放射能測定手順と技術の検討結果である。手順は計画、汚染そして再生、再利用の3段階に整理でき、放射能測定は各段階に応じた目的がある。即ち計画段階では汚染場所や機器の事前調査、汚染段階では汚染レベルの確認と機器の区分、再利用段階では汚染レベルと安全性の最終的な確認である。この測定に適する測定法と、測定器の特徴や検出下限値を示すと共に、日本原子力研究所で開発された低レベル廃棄物の自動測定装置類を紹介する。次に、日本原子力研究所で実施された研究1棟の改修、JRR-3の改造、JPDRの解体工事における汚染部、廃材等の測定経験を示し、低レベル放射能測定法の評価を述べる。
加藤 久; 佐藤 彰; 木暮 広人; 石川 勇
JAERI-M 85-124, 14 Pages, 1985/08
日本原子力研究所では、工業用ガンマ線ラジオグラフィに使用するIr-192線源の製造のための自動測定仕分装置を開発した。本装置は、機械系及びコンビュータ系から構成される。コンピュータ系に接続して制御される機械系は、微小なIr-192線源を装填した照射用コアの供給からIr-192線源の放射能測定、測定値に応じた分類までの全ての工程を自動的に処理することができる。測定で得られたデータはコンピュータによって集計され、解析される。本装置の導入により、Ir-192線源の製造の能率及び測定精度は著しく向上した。
吉田 廣*; 阪井 英次
JAERI-M 82-191, 72 Pages, 1982/12
本報告は半導体検出器により得られた、環境ガンマ線スペクトル・データを解析するためのプログラムについて述べたものである。これらはマルチチャネル波高分析器(MCA)とミニコンピュータより成るシステムにより、ガンマ線スペクトルのデータを自動的に収集し解析するために作製したプログラムを更に拡張して本目的のために開発したものである。拡張したプログラムの主なものは(1)MCAメモリ内のデータを直接解析して光電ピークの面積を算出し、ディスク上のライブラリ・データ中の、光電ピーク・エネルギーと核種により定まるそれぞれの係数をそれぞれのピ-ク面積の値に乗じ、存在する核種の放射能強度およひ空間線量率を算出する。(2)ディスクに記入されたMCAのデータに対して同様の解析を行い、結果をディスクに記入する。(3)これらのデータの積算と解析を平行して自動的に行うもの、等である。