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金子 耕士; 目時 直人; Bernhoeft, N.*; 松田 達磨; 芳賀 芳範; 安田 敬*; 竹内 徹也*; 摂待 力生*; 大貫 惇睦
Journal of the Physical Society of Japan, 75(Suppl.), p.177 - 179, 2006/08
反転対称性のない重い電子系超伝導体の反強磁性構造と、磁場温度相図,結晶場励起、さらに単結晶試料を用いた超伝導及び常伝導状態における磁気励起の測定結果について報告する。測定された温度磁場領域において、反強磁性構造に変化はないが、磁場によって磁気モーメントが増加し、その偏曲点の位置が相図と一致することを明らかにした。また、反強磁性が超伝導状態で共存する初めてのCe4f電子系であることを明らかにした。反強磁性ベクトルごく近傍の狭い領域で重い電子状態に由来する準弾性散乱を観察し、スピン波と結合して分散を示すことを明らかにした。これはUPdAlなどとも共通の現象であるが、磁気励起に超伝導温度で明瞭な変化は観察されなかったことが決定的に異なる。
目時 直人; 金子 耕士; 松田 達磨; Galatanu, A.; 竹内 徹也*; 橋本 信*; 植田 泰輝*; 摂待 力生*; 大貫 惇睦*; Bernhoeft, N.*
Physica B; Condensed Matter, 359-361, p.383 - 385, 2005/06
被引用回数:1 パーセンタイル:5.93(Physics, Condensed Matter)反強磁性と超伝導の共存が期待される重い電子系超伝導体CePtSiの中性子散乱による研究を行った。c面に平行かつ強磁性的に配列したCeの磁気モーメントがc軸方向に反強磁性的に積層した磁気構造を示すことを明らかにした。磁気モーメントは0.3と近藤効果のためかなり縮んでいる。この磁気構造はスピン一重項及び三重項状態が共存しているとする主張と矛盾しない。1.4meV及び24meVに明確な結晶場励起を観察し、この物質が4f電子の局存的性格と重い電子系超伝導が共存する非常に興味深い系であることを明らかにした。帯磁率の異方性と合わせて考えると、結晶場順位は基底状態,, が第一及び第二励起状態であると決定された。このうち基底状態を第一励起状態は立方晶四重項が弱い正方晶対称性によって1.4meVとわずかに分裂したと理解される。
目時 直人; 金子 耕士; 松田 達磨; Galatanu, A.; 竹内 徹也*; 橋本 信*; 植田 泰輝*; 摂待 力生*; 大貫 惇睦; Bernhoeft, N.*
Journal of Physics; Condensed Matter, 16(15), p.L207 - L212, 2004/04
被引用回数:92 パーセンタイル:93.38(Physics, Condensed Matter)反強磁性と超伝導の共存が期待される重い電子系超伝導体CePtSiの中性子散乱による研究を行った。面に平行かつ強磁性的に配列したCeの磁気モーメントが軸方向に反強磁性的に積層した磁気構造を示すことを明らかにした。磁気モーメントは0.3と近藤効果のためかなり縮んでいる。この磁気構造はスピン一重項及び三重項状態が共存しているとする主張と矛盾しない。1.4meV及び24meVに明確な結晶場励起を観察し、この物質が4f電子の局存的性格と、重い電子系超伝導が共存する非常に興味深い系であることを明らかにした。帯磁率の異方性と合わせて考えると、結晶場準位は基底状態,, が第一及び第二励起状態であると決定された。このうち基底状態と第一励起状態は立方晶四重項が弱い正方晶対称性によって1.4meVとわずかに分裂したと理解される。